給与は、業績に関係なく支給される。賞与は、概ね4.4カ月分。また、成績によらず、どんな部署でどんな仕事をしていようが給料はあまり変わらない。
残業は部署によって、さまざま。しかし、年間360時間を越えることはあまりない。
民間企業で、その企業のために仕事をすることを考えると、市民のために仕事ができるのでやりがいを感じる。市民のために働くこと、みんなのために働くことが好きならば適していると思うが、自分の成績を評価してほしいとか自分が目立ちたいという人には向かない。そういう人は、民間企業でやるべきだし、そのほうが給与ももらえる。
福利厚生は、あまりない。一昔の役所では福利厚生が手厚いとイメージされるかもしれないが、だんだんなくなっている。
女性はとても働きやすい。育休や産休はもちろんのことであるが、復帰後も配慮された配属になる。もちろん女性でキャリアを目指している人は、男性に負けることなく出世できる。
休みが取れるかは部署による。自分の部署は比較的有給は取りやすく、上司に申請を却下されることはない。基本的に本庁勤務者は忙しく、人員が足りていないということで、有給を取る日を制限される可能性はある。逆に出先機関に勤める者の多くは暇を持て余しており、しっかり消化していると聞く。
市民生活を支えているという意味ではやりがいはある。ただ、やりがいに応じた給与体系や評価制度かというと疑問は残る。優秀な人でバリバリ仕事をしてお金を稼ぎたいと考えているならば民間への就職をおすすめしたい。結局は働くということに対して何の対価を求めるのか。私は仕事が人に直結しているということで、人のために何かできていると実感できることが対価になっていると感じている。
年功序列から抜け出せていないため、優秀で成長意欲の溢れた新人からやめていく。公務員の常であるが、能力の高い者には当然不満である。それでも無能な40代が800万以上貰っていることは若手は皆疑問に思っているはず。
自分の所属していた部署では有給を取るのに上司に事前に許可を取る必要もなく、スケジュール表に入れておくだけでよかったので、かなり休みは取りやすかった。
自分にはやりがいは感じられなかった。頑張って仕事をしてもさらに仕事を増やされ、給料は増えない。 自分は定時に帰りたかったし、定時に帰れるように努力をするべきだと思っていたが、ろくに仕事もせず、意味もなく毎日残業をしている同僚や上司とどれだけ給料に差があるのかと考えるとむなしくなり、ストレスが溜まった。