部署およびそのプロジェクトで雲泥の差がある。 毎日定時で上がれるプロジェクトの隣の島では22時帰りが当たり前のようなことが珍しくなく、現場では残業を減らすための意識はまだまだ低いと感じる。
大企業の大規模システムを開発運用する案件が多く、安定的な売り上げを得ている。 一方で現場では常に保守的な働き方が求められる。 確実なリスクマネジメントに関する意識は高いが、新しい技術やITトレンドを用いた現場は殆ど無いため、開発者マネージャーともにレガシーな知見しか持ち合わせていない。 今後多様なナレッジを持つ大手SIや新規参入してくるライバル企業が現れた時に、会社として対抗できる武器がこれといって無いことが課題である。
大手企業の大規模システムに携われると学生目線で漠然とイメージしていた。 実際その通りではあったが、協力会社を含めると数十人単位のプロジェクトになるため属人的な特定業務が多く、プロジェクトへの参加意識が保ちづらかったことが退社の理由である。
大卒入社〜6年目くらいまでは横並びで昇給、昇格する。それ以降は同期の間でも差がついてくる。 全7段階で等級分けされており、真ん中の等級(管理職1歩手前)で年収は550万円程度(手当等があるので、実際はもう少し増える) 管理職になると年収は700万円を超えるが、裁量労働制となるので残業代が出なくなる。
部署次第。 技術的負債を多く抱える部署に配属され、保守要員になると残業まみれになる印象(頻繁に障害が発生するため)。 逆に、ある程度安定したシステムの保守担当になると非常にワークライフバランスは取りやすいように思う。 新規開発のプロジェクトに入ると比較的コントロールしやすいが、山場を迎えると残業は避けられない。 また、管理者の技量がピンキリであり、かつ「長く働いた方が偉い」という全時代的な思想を持つ管理者も残っているため、上長次第であったりもする。
年度始めに目標を設定&上長と面談。 9月ごろに中間フォロー面談を経て1月の中頃には評価が確定する流れ。 きちんと評価をする管理者がいる一方で、定型文のような評価しかしない管理者もいる。 前者の元で働くことが出来れば昇格も早いが、後者の元だとどんなに頑張っても評価されない。 また、人事評価に対して異議を申し立てることも一切できない(確定後に知らされるため。翌年度の5月ごろ。)ため、社内でも満足度に大きな差が開いている。
親会社向け部門は日本の基幹産業としての製鉄業を支える重要な仕事に携わっている実感があると思う。また、実力はともかくとして仕事に対して真摯な人も多く、真面目な人にはいい環境。
社員の採用は総合職や一般職などの別なく一本化されているるため、女性でも実力次第で管理職にまで昇格することは全く難しくない。むしろ、会社としても女性管理職を増やすことを目指しているため、実力以上の評価を得て昇格していると思われるケースもある。 産休育休を取得している人も多いので、女性にとっては非常に働きやすい環境であると思う。
親会社から安定的に案件の受注が見込めるのは大きな強み。一方で、親子関係ゆえに厳しい納期や条件などの制約がある案件も多い。 子会社でなければ「お断り」レベルの金額や納期でも、受けざるを得ないようなことも多い。案の定、プロジェクトが泥沼化して苦労する。
経営層は基本的に親会社出身者で占められる。最近はプロパーの役員も何人か出ているが、プロパーで役員まで昇格できるのは非常に珍しいケース。