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クラウドインフラの普及、オープンソースプロダクトの普及、ソフトウェア開発ツールの普及による開発業務のアウトソーシング等、確かに「技術的には」SIerに不利な条件が揃ってきたように思えます。 しかし、SIerが依然必要とされる理由もあります。 ・クラウドインフラをそのユーザ企業の運用に合わせて組み上げる仕事は誰がするのでしょうか。 ・オープンソースプロダクトを組み合わせてそのユーザ企業に適合したサービスを組み立てる仕事は誰がするのでしょうか。 ・オープンソースプロダクトを使用して、不具合が起こったら誰に責任を問うべきでしょうか。 ・外注のプロダクトの品質管理と責任はどこが追うのでしょうか。 ・海外製の製品は使いにくいからカスタマイズしたい。 ・クラウドなんて信用出来ない。日本製のオンプレミスが一番(そう考える経営者は意外に多いです) ・そもそも、海外の有象無象が作ったプロダクトなんて信用できない。全部フルスクラッチで日本人が作って欲しい。(馬鹿みたいな話ですが、よくある話です) これらは「技術的」なだけの問題ではなく、「政治的」「人間心理的」な側面も孕んでいる問題です。 技術屋がこれから行く先としてのSIerは正直推奨されませんが、日本でSIerが大きく衰退することはないでしょう。
小さな会社を経営しております。 先輩方でSIerにいる方に聞いてみてほしいところですが、今やってることと、3年前5年前にやってたことの違いを聞けば、自慢げに全然違うと教えてくれると思います。 SIerなんてまだ安定してるほうで、インターネットとか、お金とってるサービスよりいいものを、ある日突然Googleが始めてビジネスが消滅します。Appleが勝手にアプリのポリシーを変えて、リジェクトで終了です。 でも、みんな変わり身が早いので、SIerがダメなら別の会社にゆくし、別の仕事をします。別の仕事を次々考える人たちには事欠かないのが、IT業界のいいところです。 派遣で労働力だけ提供してる会社はしんどいかな。 それだけです。
クラウド普及筆頭にSIの需要そのものが少なくなってきているのは事実だと思います。技術発展の結果必要とされる技術が変わっていくのは自然なことなので、これはしかたがないのかなと思います。 ここからは個人的な意見ですが「無くなりはしないが、今後需要は増えることは無い産業に身を置く」というのは就業環境としてはあまりオススメできません。 一般論ですが、需要の量が少なくなっていくということは即ち市場の中で動くお金そのものが少なくなるということで、その市場内で売上が増える会社が少なくなるということです。 会社の売上が増えない環境では当然給与も上がりにくいですし、新しいことにチャレンジできる機会も成長市場の仕事にくらべて減ると思います。 「給与増額」「新しいスキルを身につけること」は個人の成長の実感につながりますが、それが無い環境では仕事に対してモチベーションを維持することがとても難しくなります。(経験上) 当然、ひとくちにSIerといっても幅が広いので一概にネガティブになる必要は無いと思いますが、イチ意見として発言させていただきました。
営業として就職するならオススメでしょう。大手SIerは莫大な商流を握っていますので、中小のSIerやSES業者、零細IT業者なんかに比べたらごくごく楽勝な仕事と思いますよ。将来的に商流の一部分けてもらって独立とかもありえますし。 エンジニアとして就職するのは、私が就職した30年ほど前からそうですが、オススメじゃないですね。