
退職理由をランキングで紹介|会社を辞める理由の伝え方は「本音と建前」が大切
会社を退職したいと考えている人の中には、他の人がどのような理由で退職しているか知りたいと考える人も多いのではないでしょうか。また、あなたが会社を退職したい理由によっては「上司にどのように伝えれば良いか分からない」「なるべく円満に退社したい」と考える人もいるでしょう。そこで本記事では、Job総研退職に関する実態調査を元に転職経験がある人の前職の退職理由ランキングや、円満退社するために使える退職理由を解説します。また、転職を成功させるために転職活動の面接でどのように退職理由を伝えれば良いかのコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
退職理由本音ランキングTOP10
Job総研 退職に関する実態調査にて転職経験がある20〜50代の男女に前職の退職理由を調査したところ、1〜10位の退職理由は以下のようになっています。
【調査概要】
調査媒体:Job総研
調査対象者:全国/男女/20~69歳
調査条件:1年以内〜10年以上勤務している社会人/20~1000人以上規模の会社に所属/転職経験が1回以上ある社会人
調査期間:2022年11月9日〜2022年11月14日
サンプル数:565名
調査方法:インターネット調査
1位:キャリアアップ(51.2%)
退職理由のランキングで1番多かったのはキャリアアップでした。
現在は同じ会社に居続けるよりも、色んな会社に勤めながら様々な経験を積んでいくキャリアアップの方法が主流となってきています。
そのため、キャリアアップのために退職をする人は多くなっているでしょう。
2位:給料や待遇への不満(47.7%)
退職理由のランキングで2番目に多かったのは報酬への不満からくるものでした。
生活の維持にも関わってくるものであり、子供を育てたりもっといい土地やいい家に住みたいと考えるとお金は働く上での優先度が高くなるでしょう。
また、他の会社の同い年が自分よりも高い年収をもらっていると聞くと転職したくなるものです。
3位:上司への不満(30.5%)
会社に勤める中で、上司との関係性はとても重要なポイントです。
上司とそりが合わなかったり、上司からパワハラを受けていると仕事が進めにくくなります。
上司を理由に会社に居ずらい・満足に仕事ができないと感じるのであれば退職を検討するという方が多いことが分かります。
上司への不満による退職は、以下の関連記事でもご紹介しています。
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4位:労働時間や環境への不満(29.9%)
ライフスタイルの変化により、より子育てや家庭も両立できる職場へ入社したいと考える30代の方は多いのではないでしょうか。
また、過剰な働き方を続けて健康が心配になり、働き方を見直したいと感じて退職したという場合もあるでしょう。
会社の風土や制度によって、働き方が変わるためより自分の状況に適した職場に行きたいと感じている人が多いようです。
5位:会社や自分の将来への不安(27.9%)
時代の流れが早く、何十年前までは流行っていたものや事業がすぐに廃れてしまうということは多々起きます。
自分が働いている業界が、将来性が危ないと言われていると他の業界の会社へ移りたいと感じる人も多いでしょう。
また、会社の決算を見て売り上げが右肩下がりであったり、上司が次々を辞めていく様子を見ると自分も退職したほうがいいのかなという不安に襲われてしまいます。
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6位:会社の方針への不満(21.8%)
会社のビジョンや方向性が、自分の共感できるものでありかつ魅力的なものであれば、辛い仕事でも続けることができます。
しかし、「この事業や仕事が社会の誰の役に立っているのか」「本当にこの事業で売り上げが上がるのか」と疑問を抱いてしまうと、モチベーション高く仕事をし続けられることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そのため、もっと自分が魅力を感じられる会社へ移りたいと考える人もいいのではないでしょうか。
7位:同僚など職場の人間関係の不満(20.9%)
上司はいい人だけれども、一緒に仕事を進める同僚との人間関係への不満により退職をした人も一定数いるようです。
例えば同僚と性格や仕事の進め方が合わないと、仕事の進行を阻まれたり適切にコミュニケーションが取りにくいなどの悪影響が出る場合もあるでしょう。
同僚との関係性を理由に満足に仕事をする環境でないのであれば、退職を考えざるをえないかもしれません。
8位:自身の体調不良(11.0%)
長く生きていると、誰しも1回や2回と病気になることもあります。
また、職場の環境により体調不良になってしまったというケースもあるでしょう。
仕事を続けることが難しく、治療に専念するために退職を余儀なくされる場合もあるそうです。
「体調不良」の退職理由の伝え方についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の関連記事をご参考ください。
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9位:勤務地が遠かった(8.4%)
勤務地が遠いと、職場の人間関係や仕事が充実していたとしても通うことがしんどいと感じる場合もあります。
1時間や2時間電車に乗るのであれば、通勤時間を短くしてその分他の時間に当てたいという人も多いでしょう。
10位:家庭の事情(介護・引っ越し・看病など)(6.4%)
家庭の事情によりやむなく退職する人も多いでしょう。
介護などは会社での休暇制度は整ってきているものの、終わりが見えない事情であるために家庭の事情に合った職場に変更せざるをえない場合もあります。
また結婚などの事情により、パートナーの勤め先に合わせて引っ越しをする人も一定数いるでしょう。
「家庭の事情」や「介護」の退職理由の伝え方についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の関連記事をご参考ください。