塾講師から転職は難しい？おすすめの異業種やエージェントをご紹介

塾講師の経験は未経験分野で転用できることが少なく、転職が難しくなる傾向があります。

特に年齢を重ねて30代になると難しいです。

なぜなら、20代前半であれば、未経験分野でもチャレンジ精神があれば採用してくれることがあります。

しかし、30代になると専門性を求められることが多くなるために未経験分野への転職は厳しくなるのです。

ですが、塾講師としての経験が転用できる職業、企業に就職できれば歓迎されることもあるでしょう。

塾講師は授業以外の事務作業も多く、拘束時間が長いため激務になることがあります。

さらにお金を払って学習の場を提供するということになるため、それなりの成果を出さなければならないのです。

塾講師が考える主な転職理由を3つご紹介します。

塾講師からの転職理由①プレッシャーがかかるから

塾講師にはプレッシャーがかかることが転職理由になることがあります。

なぜなら塾に通わせるということは、保護者から見れば子供にお金や時間を費やすということになり、そのお子さんを預かっているからです。

つまりは結果＝合格や成績アップといった目に見える責任を問われることになります。

保護者からだけではなく、塾長室長からもプレッシャーを与えられることになるため、転職したいという状況に陥るのでしょう。

塾講師からの転職理由②休みが取れないから

塾講師は休みが取れないことがあります。

なぜなら受験シーズンや夏期講習、一般的に言われる祝日や長期休暇の時には、授業があることが多いからです。

週1日しか休みがないという塾もあり、もし休みがあったとしても授業の準備やテストの採点などに当てることも少なくありません。

仕事を家に持ち帰る塾講師も多く、プライベートも削られてしまうため、「休みがない」「辞めたい」ということになるのです。

塾講師からの転職理由③生徒募集の営業活動がきついから

塾によっては、生徒募集の営業活動を塾講師が行うことがあります。

なぜなら学校と違って、塾は授業料を払ってくれる生徒がいなければ経営が成り立たないからです。

よって授業や事務作業に加えて、チラシのポスティングや営業活動を行う塾講師がいるのです。

受験や成績アップのプレッシャーに加えてこれらに割く時間もあるため、「本来の業務を全うしたい」と転職を考えるようになるのです。

厳しいことを言うようですが、塾講師の転職市場評価は高くありません。

もちろん似通った業種であれば歓迎されることもありますが、異業種への転職は難しいと心得ておきましょう。

もちろんその困難を上回るチャレンジ精神があれば、不可能ではありません。

塾講師のスキルが転用しやすい転職先をご紹介します。

塾講師の転職先①教育関係の企画商品開発職

全くの異業種に不安があるならば、教育関係の企画商品開発職がおすすめです。

塾講師として転用できる部分が多く、塾講師よりはホワイトな労働環境を期待できるでしょう。

現場の経験から生徒が求める教材を企画できますし、塾講師よりはプライベートな時間を確保できる可能性があります。

よって教育関係の企画商品開発職は、塾講師の転職先としては最も現実的な職場といえるでしょう。

塾講師からの転職先②一般事務職

塾講師から一般事務職に転職する人もいます。

なぜなら一般事務職は、未経験でも社会人経験と基本的なパソコンスキルがあれば応募できることが多いからです。

一般事務といっても、総務、人事、経理、秘書と細分化されていることがあります。

よって一般事務を希望する方は、転職先で役に立ちそうな簿記やMOS資格、秘書検定といった資格取得をしておくと有利に働くことがあるでしょう。

一般事務は未経験で応募できるからこそ、塾講師からだけではなく転職市場で人気が高い職種です。

塾講師からの転職先③営業職

塾講師の転職先として営業職もおすすめです。

なぜなら未経験でも積極的に採用してくれる企業もあり、専門性を身につけることができるからです。

さらには給与アップを期待できることがあります。

なかでも人材紹介コンサルタントは塾講師の転職先として非常におすすめです。

なぜなら企業と求職者の話を聞き結びつける仕事なので、「生徒を観察する」ことが身についている塾講師としては、スキルを転用できる部分が多くあるからです。

営業職は、塾講師としてのスキルをプレゼン能力として発揮することができるのです。

塾講師からの転職を成功させる方法として以下の方法があります。

・転職先が求める人材をリサーチし、自己PRを作成する。
・しっかり面接の練習をする。
・転職エージェントを利用する。

転職先がどんな人材を求めているかを知ると、自分のどの部分をPRしたら良いかが明確になります。

PRできる部分が明確になったら、それを強みに反復して面接の練習をしましょう。

さらに仕事をしながら転職活動をするなら、転職エージェントを利用するとスムーズに進めることができるでしょう。

転職エージェントは求人紹介をしてくれるだけではなく、企業との面接までの打合せをしてくれたり、条件交渉をしてくれたりするサービスです。

多くの人は塾講師の仕事をしながら転職活動を行うことになるでしょう。

よって限られた時間で効率的に動くためには、専門家の意見を参考にするのです。

塾講師におすすめする転職エージェントをご紹介します。

1.doda

dodaは「どのような分野に転職したいかが決まっている人」におすすめです。

なぜならウェブ・ITエンジニア、メディカル、金融、女性専用などのように業種ごとに取り揃えているからです。

よってこちらに登録することにより、マッチングの可能性を上げることが期待できるのです。

また企業から直接オファーを受け取るサービスもあるため、仕事をしながら転職先を探している人には効率的に時間を使うことができるでしょう。

公式サイトはこちら▶︎doda

塾講師の転職理由はプレッシャーがかかる仕事であり、休みが取れない、営業活動が必要ということがあげられます。

塾講師からの転職は難しくなる傾向がありますが、教育系の職種、一般事務、営業職などがおすすめです。

自己PRをしっかり作成し、繰り返し面接練習をするなどの対策を取りながら、転職エージェントを活用することが転職への近道といえるでしょう。

この記事が塾講師からの転職を考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。