『第一三共ヘルスケア株式会社』について日辻さんに取材!「働きがい」の取り組みについて、気になるポイントをお聞きしました。
JobQではSDGs目標8「働きがいも経済成長も」の視点から、社員に向けたSDGsや「働きがい」に取り組む企業を取材していきます。
今回ご紹介するのは、『第一三共ヘルスケア株式会社』。
生活者自らが選択・購入できるOTC医薬品の事業を展開しています。
それでは『第一三共ヘルスケア株式会社』の「働きがい」の取り組みについて、人事グループ 日辻愛理さんに詳しくインタビューをしていきます!
編集部
貴社ではどのような事業を行っていますか。
日辻さん
当社は、生活者自ら選択し、薬局やドラッグストアなどで購入できるOTC医薬品の事業を展開しています。
これは、第一三共グループの企業理念にある「多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」という考えからきています。
現在は、OTC医薬品にとどまらず、スキンケアやオーラルケアへと事業領域の拡張を通じて、自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」を推進しています。
誰もがより健康で美しくあり続けることのできる社会の実現に貢献することが、当社の使命だと考えています。
編集部
高い水準での子育て支援に取り組む企業として厚生労働省より「プラチナくるみん認定」(※)を取得したと伺いました。
「子育て支援」を始めた背景について教えてください。
日辻さん
現在、共働き家庭の増加や子育て世代の女性の就業率上昇に伴い、女性のキャリア形成意欲が高まっています。
また、男性の家事・育児への参加意識が高まっていることもあり、当社においても育児をしながら仕事をする社員が増えました。
そこで「多様な社員にとって働きやすい職場環境づくりとワーク・ライフ・バランスの推進」の一環として、社員の「仕事と育児の両立支援」を目的に、2009年より子育て支援制度を拡充しました。
また、当社はコーポレートスローガンに「Fit for You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」を掲げています。
人々の健康で豊かな生活に貢献するためには、まず社員の生活で体現されていなければならないと考えています。
そのため社員の状況に即した仕組みをつくり、運用を図ることが大切です。
(※)プラチナくるみん認定とは、子育てサポート企業の認定制度である「くるみん認定」を受けた企業のうち、より高い水準で取り組みを行っている企業が所定の基準を満たし、受けることができる認定です。
編集部
「子育て支援」に関して、具体的な取り組みを教えてください。
日辻さん
まず産休・育休を取得する社員が、円滑に休業・復職するために上長と実施する育児支援面談を行っています。
さらに、仕事と育児の両立支援ホームページ「willie」の開設、男性社員の育児参画を促すための研修や上司との面談。
男女ともに育児休業取得後のスムーズな職場復帰を実現するためのセミナーなど、仕事と育児を両立しながら活躍し続けるための支援策を継続的に行っています。
また、未就学児を持つMR(※)には、営業車両を用いた保育園への送迎を認めているのも取り組みのひとつです。
時間の有効活用による負担軽減や、業務の効率化につなげることでMRの働きやすさの向上を図っています。
その他にも、事情により退職する社員の再雇用制度「re-member制度」を用意するなど、ライフイベントの影響を最小限にとどめ、長期的に活躍してもらえる仕組みを構築しています。
(※)Medical Representatives(医療情報担当者)の略
製薬会社などに所属して、主に医師や薬剤師などの医療関係者に対し自社の医薬品を販売・説明を行う
編集部
「子育て支援」のほかに、「多様な働き方」についても力を入れていると伺いました。
「多様な働き方」に関する取り組みについて教えてください。
日辻さん
子育てや介護による短時間労働や、在宅勤務を中心とするテレワークなど、「多様な働き方」には、より一層多様化する働き方を表すと同時に、その働き方の根幹となる個々の従業員の価値観も表されています。
多様な働き方を互いに尊重することで、社員が安心して自分の持っている力を存分に発揮できる状態を会社としても目指しています。
なお、社員一人ひとりの多様な働き方を尊重する上で、長時間労働の防止に努めるのは当たり前です。
そこでさらに、職務特性に応じた柔軟な勤務体系を構築することで、生産性の向上と社員の自立性を尊重した多様な働き方の推進をしています。
編集部
「子育て支援」や「多様な働き方」に関する取り組みを行って、会社やスタッフに変化はありましたか?
日辻さん
ここ数年で、男女ともに仕事と育児を両立する社員が増えてきています。
特に、男性社員の2021年度の育児休業取得率は60%に達し、これまでで最も高い水準となっています。
先日、社内で子育てをしながら働く男性社員を集めて座談会を実施しました。
土日や有給休暇を活用して育児をしている社員や、テレワークによってできた時間を育児に充てている社員もおり、男性の育児参画に対する意識の高まりを感じました。
また、「効率的な時間活用」ならびに「生産性の高い働き方」に対する意識の高まりから、テレワークを活用する社員も増えています。
今後も引き続き、子育てをはじめとする、社員の多様なライフスタイルや価値観に対応できる制度、および環境づくりに積極的に取り組んでいきたいと思っています。
編集部
最後に、就活生や転職を考えている方に向けてメッセージをお願いします。
日辻さん
『第一三共ヘルスケア』は、人を最重要な資産であると位置づけています。
そして子育て支援をはじめとする社員が働く環境について、環境変化に柔軟に対応しながら継続的な取り組みを実施しています。
生活者のセルフケアパートナーとして、『第一三共ヘルスケア』の一員として。
生活者のQOL向上に欠かせない環境課題・社会課題に取り組み、誰もがより健康で美しくあり続けることのできる社会の実現に貢献したいと感じていただいた方は、ぜひ当社の扉をたたいてみて下さい。
皆様からのエントリーをお待ちしています。
取材を終えて、『第一三共ヘルスケア』は子育てをはじめとする、多様なライフスタイルに寄り添っている環境だと思いました。
子育てをしながら活躍したい方や、興味をもった方は、『第一三共ヘルスケア株式会社』をぜひチェックしてみてください。