
冬ボーナスの平均額はいくら?産業別・大手企業の支給額を紹介!
冬のボーナスの平均額はいくらなのでしょうか?これから受け取るボーナスの参考になるようチェックしましょう。産業別・大手企業・新卒など勤務先や勤続年数で異なるボーナスの平均額も紹介します。
冬のボーナスの平均額
冬のボーナスは平均でいくらなのでしょうか?全体平均に加えて、産業別や新卒の平均額もチェックし、自分のボーナスと比較していきましょう。
ここではJobQに寄せられた、冬のボーナスの金額に関する質問もチェックしましょう。
Q.皆さんの企業では、冬のボーナスの額はいくらくらいでしょうか?
皆さまのお勤めの企業では、冬のボーナスの額はいくらですか?私が働いている会社は、手取り10万切るくらいです。大手生保会社ですが、少ないでしょうか?同業の方、特に教えて頂きたいです。
大手外資ですが、給料二ヶ月分でる…続きを見る
【全産業計】冬のボーナスの平均額
厚生労働省の「毎月勤労統計調査」をもとに、冬のボーナスの平均額を見ていきましょう。今回チェックするのは、2023年の冬のボーナスです。
2022年の冬のボーナスと比べると、2023年は0.7%増加しています。
参考:厚生労働省|毎月勤労統計調査 令和6年2月分結果速報等|≪特別集計≫令和5年年末賞与(一人平均)
【産業別】冬のボーナスの平均額
冬のボーナスの平均額を産業別に見ていきましょう。厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、2023年の冬のボーナスの産業別平均額は以下の通りです。
ボーナスの平均額は産業によって大きく異なります。勤務先の属する産業の平均額と比較することで、自分のボーナス額が平均と比べてどの程度の金額なのか、把握しやすいでしょう。
【大手企業】冬のボーナスの平均額
日本経済団体連合会の「2023年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)」から、大手企業の冬のボーナスの平均額もチェックしましょう。
「毎月勤労統計調査」に掲載されている冬のボーナスの平均額は39万5,647円です。従業員5人以上の事業所が対象となっている調査の平均額と比べると、大手企業の冬のボーナスの平均額は90万6,413円で、2倍以上の金額であることがわかります。
参考:日本経済団体連合会|2023年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)
【新卒】冬のボーナスの平均額
企業にもよりますが、新卒の冬のボーナスの平均額は月収のおおよそ1〜2ヶ月分と言われています。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、新卒の給与は18万6,800円〜27万6,000円となっています。
新卒のボーナス額を月収の1〜2ヶ月分で計算すると、新卒の冬ボーナスは以下のようになります。
冬のボーナスの平均額|独自調査
Job総研による独自調査「2023年 冬ボーナス実態調査」もチェックしましょう。同調査でわかる2023年の冬のボーナスの金額は以下の通りです。
男女で比較すると、冬のボーナスの平均額は、男性の方が女性より約30万円高いことがわかります。
また同調査の全体平均は66万5,000円であるのに対して、「毎月勤労統計調査」の全産業の平均額は39万5,647円と、約27万円の差がありました。
参考:Job総研|「2023年 冬ボーナス実態調査」を実施しました
冬のボーナスの手取り額は?
冬のボーナスからは以下が差し引かれます。
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険猟
- 介護保険料 ※40歳以上
- 所得税
例えば月収25万円・扶養親族0人の人が、冬のボーナス40万円を受け取ると、手取り額や差し引かれる金額は以下の通りです。
社会保険料や税金の計算は複雑です。目安として額面金額の7〜8割になると考えておくとよいでしょう。
冬のボーナスはいつ支給される?
冬のボーナスが支給されるのはいつ頃なのでしょうか?「ボーナスが入ったら買いたいものがある」「ボーナスで旅行に行こう」と考えている人に役立つよう、支給のタイミングについて解説します。
会社員は勤務先によって異なる
ボーナスを支給する時期は、企業が自由に設定できます。冬のボーナスは12月中旬に支給されるケースが多いですが、企業によっては他の月に支給されることもあるでしょう。
ボーナスの種類で異なる支給のタイミング
ボーナスの種類によっても支給のタイミングは異なります。夏と冬の年2回支給されるのは「基本給連動型賞与」と「業績連動型賞与」です。
一方「決算賞与」は決算月の前後に支給されます。支給時期は、企業が支払った賞与を損金にできる期限として法律で定められている、事業年度終了日の翌日から1ヶ月以内です。
参考:国税庁|No.5350 使用人賞与の損金算入時期
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公務員は12月10日
国家公務員の冬のボーナスの支給日は12月10日と人事院規則によって定められています。地方公務員は勤務する自治体によって異なりますが、国家公務員に合わせて12月10日に支給されるのが一般的です。
冬のボーナスを受け取れるかチェック
冬のボーナスを受け取れるのは、必要な条件を満たしている場合です。具体的にどのような条件を満たしていると受け取れるのでしょうか?
JobQに寄せられたボーナスを受け取れるようになった時期に関する質問も紹介します。
Q.皆さんは転職後いつごろからボーナスをいただけましたか?
冬のボーナスについてなのでが、今年の8月1日から中途採用で正社員として働いています。
賞与については8月と12月の2回、給与は完全月給制です。
今月分から昇給します。
8月の賞与はもちろんなかったのですが、12月の賞与はあると聞きました。
少し前に聞いたのですが寸志とは言われてなくて、賞与と言っていました。5ヶ月間の勤務です。
面接時に年収の話と賞与の話はしました。
普通に満額もらえるのでしょうか?みなさんは転職後どうでしたか?
企業人事および人材エージェントとして給与制度に触れてきました。賞与支給に関しても各社で色々な考え方があるので…続きを見る
査定期間を満たしているか
多くの企業では、冬のボーナスを受け取るためには、査定期間を満たしていなければいけません。
入社から6ヶ月経過後にボーナスの支給対象者となると決まっている場合には、入社後6ヶ月経過後に初めておとずれるボーナス支給日からボーナスを受け取れます。
例えば転職により5月に入社した場合には、11月に入社から6ヶ月が経過します。12月に冬のボーナスが支給される場合には、査定期間を満たしており支給対象です。
雇用形態はボーナスの支給対象か
ボーナスの支給対象者を正社員のみに設定している企業は少なくありません。そのような企業では、契約社員・パート・アルバイトなどの雇用形態で働いていると、ボーナスを受け取れない点に注意が必要です。
ただし正社員以外の雇用形態で勤務している場合でも、正社員と同等の働きをしている場合には、同一労働同一賃金の原則によりボーナスの対象となる可能性があります。
冬ボーナスの使い方
Job総研の「冬ボーナス実態調査」から、冬のボーナスの主な使い道をチェックしましょう。
預貯金や投資による資産形成に冬のボーナスを使うと回答した人の割合が多く、買い物や旅行など楽しみのために使う人の割合は2割以下でした。
冬ボーナスの平均額まとめ
毎月勤労統計調査によると、冬ボーナスの平均額は39万5,647円です。ただしボーナスの平均額は産業や性別などによって異なります。
勤務先や自分自身の属性に合わせた平均額と比較することで、自分の冬ボーナスが多いか少ないか判断できるでしょう。
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