
ITパスポートの資格を履歴書に記入しよう【正しい方法をご紹介】
IT系の基本的な知識を持っていることを証明できるITパスポートは、比較的新しい国家試験として人気です。今回はITパスポートを資格として有効活用できるかどうかという点について、チェックしていきたいと思います。履歴書に記入できるか、できないかは資格取得するにあたり大事な要素だと言えます。今回はITパスポートの履歴書の記入方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
ITパスポートは履歴書に記入できる資格
取得資格として、履歴書にITパスポートを記載しないという人もいるようです。
ITパスポートは履歴書に書くことのできる資格ですので、もし取得しているのであれば、履歴書に記載するようにしましょう。
履歴書に記載するために、ITパスポートという資格についても今一度認識しておきましょう。
履歴書に書ける資格
結論を先に言えば、ITパスポートは履歴書に書くことができる、しっかりとした国家試験です。
ですが、一部で「ITパスポートなんて履歴書に書いたら恥ずかしい」という意見が見受けられます。
たしかにエンジニアやプログラマーと言った専門職への転職として、資格欄にITパスポートだけを書いたのであれば、少し力不足である感は否めません。
ですが、新卒の場合や、まったくのIT職未経験での転職としてITパスポートの資格を記載していることは、ITへの深い関心とこれからの成長が期待できる材料として、十分にアピールできるポイントであると考えることができます。
履歴書にITパスポート取得を書く場合には、正式名称「ITパスポート試験」と書くように、注意しましょう。
ちなみに、ITパスポートの取得は、転職活動でどの程度有利にはたらくのでしょうか。
JobQで投稿された質問を見てみましょう。
ITパスポートを取得していると転職活動を有利に進めれますか?
ITパスポートを取得していると転職活動を有利に進めることは出来るのでしょうか。
現在、It業界への転職を希望していて、ITパスポート等の資格があれば転職に有利になるということを聞き、資格取得に向けて勉強をしています。
IT業界未経験からの転職を希望しているということなので、資格等があると説得力が増すのではないかと考えています。
聞きたいのはITパスポートは取得しているとどれほど転職に影響を与えるのかということと、その他に取得していると有利に進めることができる資格はないのか。
ということです。回答お願いします。
そのとおりですね、itパスポートは素養のない方が三ヶ月から一ヶ月ほどの勉強で取れる資格ですから…続きを見る
ITパスポートはいつから書けるのか?
履歴書には資格取得の年月日を記載しますが、ITパスポートの取得年月日は合格証書に書かれている日付を書くようにしましょう。
合格証書は試験実施日から約2ヶ月後(合格発表の約1か月後)に送られてきます。
証書に書かれている日付を確認するために、履歴書には合格証書が手元に届いてから日付を記入するようにしましょう。
「ITパスポートは役に立たないから書かない」はもったいない
上記でもご紹介しましたが、「ITパスポートは役に立たないから履歴書に書かない」という意見が見受けられます。
新卒や事務・総務への転職、または未経験からIT系への転職を希望する場合にはアピールポイントともなります。せっかく取得した資格ですので、十分に活用していきたいものです。
ITパスポートの履歴書への書き方
せっかく取得した国家資格であれば、履歴書にも取得資格として記載したいものです。
正しい履歴書への記載方法について、ご紹介します。
ITパスポートの名称の書き方
ITパスポートの正式名称は「ITパスポート試験」です。
履歴書に記入する際には、正式名称で記入するように気を付けましょう。
ITパスポートの主催の書き方
ITパスポートは”情報処理推進機構”が主催しています。情報処理推進機構の略称は”IPA”ですが、履歴書に記載する際には、正式名称で記入する様にします。
ITパスポートを取得した日付の書き方
履歴書に記入する際の取得日ですが、これは合格証書に書かれている日付を記入しましょう。
合格証書は、試験日から約2ヶ月後(合格発表から約1か月後)に発想され、手元に届きます。
手元に届いて、合格証書に記入されている日付を確認した上で、履歴書に記入することをおすすめします。
ITパスポートは比較的に新しい資格
ITパスポートは国家試験とは言え、比較的新しい試験であるとともに、専門性に欠けているため、位置づけが難しいと思われる方も多いと思います。
下記例に添って、ITパスポートの資格位置づけを認識しておきましょう。
海外から見たITパスポートの位置づけ
ITPECアジア共通統一試験という、アジア6か国(バングラデシュ・タイ・バンコク・ミャンマー・フィリピン・モンゴル)が共通で行っているIT試験があります。
こちらの試験内容が、日本の情報処理技術者試験やITパスポートの試験内容を元に作られており、実施6か国の中ではIT系の信頼の高い資格として評価されています。
エンジニアなどの技術職では無く事務や総務と言った就職先になりますが、ITパスポートもITPECアジア共通統一試験を実施している国では、就職活動に有利となる場合があります。
基本情報技術者から見たITパスポート
基本情報技術者となると、ITパスポートの上位資格取得者ということになります。
その立場から見ると、ITパスポートという資格は少し物足りない・専門性に掛けるとみられてしまうでしょう。
情報セキュリティマネジメントから見たITパスポートの位置づけ
ITパスポートはIT全般に関する広い知識を要した一般人向けの試験です。
情報セキュリティマネジメントも一般人向けの試験ですが、セキュリティに特化した試験内容となります。
情報セキュリティマネジメントは、ITパスポートよりも更に新しい試験となっており、現在はITパスポートと同様レベルの試験として位置づけされていますが、問題内容は基本情報技術者レベルとなるとも言われています。
今後も動向に注目して頂きたい試験と言えます。
ITパスポートの難易度は国家資格の中では低い
ITパスポートの難易度はどのくらい?
まずはITパスポートの難易度についてです。国家試験と聞くととても難易度の高い試験と思われますが、ITパスポートの試験合格率は例年40~50%ほどです。
ITパスポートの前衛資格であった初級シスアドが合格率約30%前後、上位資格である情報処理技術者試験が20~30%の合格率とされています。
そこから考えると、IT系試験としては難易度が低めな資格であると言えるでしょう。
ITパスポートの受験要領で試験日などを確認
ITパスポートの試験に関する要項や試験日などは、ITパスポート試験公式サイトで確認することができます。
試験日は受験会場によって異なりますので、事前に公式サイトでチェックして下さい。
ITパスポートの更新料はあるのか?
ITパスポートに合格した後は、資格の有効期限はありません。
有効期限が無いために、更新手続きなども必要ありませんので、更新料が掛かることもありません。
一度合格すれば、その資格は一生利用することができます。
ITパスポートの試験内容と概要
続いては、実際にITパスポート試験内容に関する点について、見ていきましょう。
試験時間や概要など、事前情報をチェックしてから本番は落ち着いて挑みたいものです。
ITパスポートの受験要領を見る
まずは、ITパスポート試験の申込から結果発表までの簡単な流れをご紹介します。
- 公式サイトで利用者登録を行い、利用者IDを取得する
- 利用者IDを使い、希望試験会場・試験日を選び申し込む
- 受験手数料の支払い
- 確認表をダウンロード
- 試験会場にて試験を受ける(ダウンロードした確認表と本人確認書類の提示を忘れずに)
- 試験の約1か月後、合格者発表
- 試験の約2ヶ月後、合格証書が送付されてくる
以上が、ITパスポート試験の概要となります。
ITパスポートの試験時間は長い?
試験時間は120分です。時間帯は午前・午後・夕方の中で、ご自身の希望時間帯を選択することができます。
ITパスポートの問題数は100問ですので、100問に対して120分という試験時間は、個人差もありますが妥当ではないでしょうか。
ITパスポートの分野別試験時間の参考
ITパスポートは3つの分野に分かれており、出題される問題数も決まっています。ストラテジ系が32問、マネジメント系が18問、テクノロジ系が42問です。
この傾向から、テクノロジ系4(60分):ストラテジ系3(36分):マネジメント系2(24分)の割合で時間配分をし、更には見直し時間として1割(12分)を割当てみてはいかがでしょうか。
この各分野の問題数と、ご自身が得意とする分野をそれぞれ考慮した上で、配分を想定してい頂くことをおすすめします。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ITパスポートを履歴書に記入する際についての疑問点や書き方について、ご紹介しました。
確かにITパスポートは、国家試験の中での難易度は、高い部類には入りません。ですが、少なくともご自身が興味を持ち、勉強した上で合格した国家試験です。
上手に活用して頂ければと思います。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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