
【セカンドキャリアの定義】30代女性にオススメのキャリアとは?
皆さんは「セカンドキャリア」という言葉をご存知ですか?これは、主に会社員などのファーストキャリアの次に検討する職業や生き方の事です。今回の記事では、30代の女性のセカンドキャリアに焦点を当ててオススメのキャリアなどをご紹介していきます。ぜひ一度ご覧になってみてください。
時代とともに変化するセカンドキャリアの定義
セカンドキャリアとは、主に会社員を指す最初のキャリア(ファーストキャリア)の次に検討する職業や生き方を指します。例としては、アスリートが引退後にジムを開いたり、著名人が飲食店を経営したりすることが挙げられます。
生活のために働いていた会社員時代とはうって変わって、セカンドキャリアではやりたいことを叶えるために仕事をする、という思考が強いです。
これまでは、定年後の働き方と捉えられていたセカンドキャリアという言葉ですが、近年は副業の一般化やフリーランスの増加に伴い、自分で選ぶ生き方・働き方を指すようになってきました。
また、ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏は、自身の著書において現状の働き方について、人生のマルチステージ化と表現します。年齢に関わらず学んだり、自分で仕事を作ったりする人が増加していると述べます。
人生を左右するセカンドキャリア戦略
多くの人が始めている分野に挑戦するのは、ライバルが多いといえます。生き残るためには相当勉強や経験を積んで、試行錯誤を重ねる必要があります。
本気でセカンドキャリアに挑戦したいのであればしっかりと準備、戦略を立ててできるかどうかで成功率が違ってきます。
経験を生かすのか新たなチャレンジをするのか?
現在の自身の経験やスキルを棚卸しした後には、どのようなファイトスタイルで次のキャリアを描いていくかという戦略を立てていくことになります。
その際に、これまでの業界や職種でしてきたことを生かす方法と、全く別の分野や領域にチャレンジしていく方法、どちらの方法を選択するのかで戦略の立て方は変わります。
前者の場合には、再就職が比較的容易です。これまでの経験やスキルを活かしてその分野のプロフェッショナルとして専門領域を広げていきたいから、という転職理由や志望動機を明確に示せる、というのが理由です。
後者については、難易度が上がります。どんなジャンルに挑戦したいかは、人それぞれです。
- そもそも組織人としてビジネスパーソンを継続するのか
- 個人事業主として会社を経営するのか
- 得意分野の才能を生かしてパラレルキャリアを描いていくか
など、手法や方策について細かく情報収集し、分析してから進める必要があるためです。よりゼロに近い状態から始めなければならず、タスクが増えるため難易度が高いのです。
30代女性のセカンドキャリアを考える
結婚や出産などの人生の分岐点
結婚や出産、子育てに奔走するタイミングには個人差があります。子供を産まない選択をする人もいます。
結婚や出産を20~30代ですると仮定した際、子供が大きくなり、仕事に本腰を入れ始めるセカンドキャリアに値する時期は、40~60代というミドルエイジクラスになります。
子どもが成長した後のセカンドキャリアで、独立ではなく転職をするのであれば、40代よりも30代の方が有利です。40代でセカンドキャリアを目指すなら、30代のうちからセカンドキャリアに向けた準備をしておきましょう。
その理由は、自分自身の人材価値を高める必要があるからです。企業で属す場合も、40代で思い切って独立する場合でも、社会で見られるのはそれまでの自分自身のたどってきたキャリアです。
セカンドキャリアでは具体的にどんな仕事をしたいのか、実現させるために何のスキルが必要かなど、今の企業で働きながら実績や経験を積める環境に身をおいておきましょう。
40代になった時には、自分から探さなくとも、企業の方からオフォーがくるようになれば転職に困ることもありません。独立もきっとスムーズにことが運ぶだろうと考えられます。
手に職をつけたい女性にオススメの仕事
デザインやネット系の分野に可能性アリ
セカンドキャリアとして人気のある、デザインやパソコンを使う仕事について紹介します。
Webデザイナー
前職や趣味で培ったスキルを生かして、フリーランスでWEBデザイナーの仕事をする人もいます。
「Adobe Photoshop」「Adobe Illustrator」「Adobe Premiere Pro」などのソフトウェアの使用経験がある場合、WEBデザイナーとして活躍できる見込みがあるといえます。勤めていてもフリーでも言えることですが、デザイン業務ができる、という強みだけではスキルを習得した若い人材が参入してきて仕事の奪い合いになります。
WEBデザイナーは、在宅での仕事も多いのが魅力の1つです。在宅ワークや空いた時間の有効活用というセカンドワークにはうってつけといえます。
ネイリスト
ネイリストとして働くために、資格の取得は必須ではありません。ただ、ネイルサロンの求人の応募条件に資格取得があることが多いため、取得しておくと有利になるでしょう。
ネイリストとしての知見は、ネイルスクールや専門学校、通信教育などで学ぶことができます。自宅の一室をサロンにしている人もおり、個人事業として始めやすい仕事といえるでしょう。
とはいえ、ネイルサロンおよびフリーランスのネイリストは増えています。差別化を図るためにマーケティングや広告などを取り入れて、経営していく必要があるでしょう。
人生が続く限りキャリア選択に終わりはない
老後もセカンドキャリアの仕事を行うことも視野に入ります。年金制度の今後も不透明な中で、長い人生お金がたりなくなるかもしれないという危機感は誰にでもあります。
出世したとしても多くの人は役員にはなれず、役職定年で給料が大幅に下がり、60歳を過ぎ定年を迎えれば嘱託再雇用されても、バイト程度の給料しかもらえなくなります。
自分はもっとお金が必要なんだ、定年後は違う仕事をしてみたいと思っても、通常の転職ルートではもう転職は難しいと考えられます。
ですので、人生が続く限り、自分のやりたいことにむかってキャリアを選択し、キャリアを積んでいく時代になってきていると考えられます。
まとめ
今回の記事では、セカンドキャリアの定義が変わってきていること、そのためにセカンドキャリアを成功させるためにはどのようにしていけばよいかということについてまとめてきました。
人生100年時代といわれてきているなかで、セカンドキャリアはとても重要なことだと思います。
老後、収入をしっかり得つつも、楽しみながら仕事をして、充実した生活をおくるためにも30代のうちから、セカンドキャリア戦略をしっかり立てておくことが重要です。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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