【自営業は儲かるって本当？】メリット・デメリットなど紹介します

自営業は儲かると言われますが、本当にそうなのでしょうか。

また、どうして自営業は儲かると言われるようになったのでしょうか。

自営業は本当に儲かる仕事なのか？

自営業が儲かるかどうか、その実態を示すことは簡単ではありません。

一言で「自営業」といっても、その業種そして業態は幅広く、同じ業種であったとしても経営の規模が違えば、状況がまったく異なるからです。

例えば、たった1人で業務すべてをこなしているところもあれば、従業員を雇っているところもあります。このように、売上も、それを得るための経費も変わってくるのです。

そのため、自営業者の平均年収などを割り出すことはとても難しく、たとえ割り出すことができたとしても、あまり参考になる数字とはいえないでしょう。

どうして自営業は儲かるとよく言われているのか？

「自営業は儲かる」と言われているのは、自営業で成功している人がいるからです。

このように、サラリーマンでは手が届かないような収入を得て、高級車や豪邸を購入する人もいます。けれど、このような人たちばかりではないのが、実際のところです。

自営業を始めても思うように結果が出せなかったり、収入の波が激しく安定しない人も多いものです。

つまり世の中の成功者をみて「自営業は儲かる」といわれるものの、この結果を出せるのは、それ相応の工夫や努力がされた結果であり、必ずしも儲かるわけではないといえます。

サラリーマンとして企業に勤めるのではなく、自営業者として働くメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

自営業のメリットを3つご紹介します。

自分の成果に見合っただけの収入を得ることができる

サラリーマンはどんなに頑張ったとしても、自分が獲得した利益がそのまま自分の手元にくることはありません。

多少のボーナスなどは貰えたとしても、利益の大半は会社のものになります。

その点、自営業の場合は、自分が出した成果そのままが収入となります。大きな仕事や単価のいい仕事をこなすことができれば、その報酬はすべて自分のものです。

自由な働き方が可能

自営業のメリットとして最も注目されている点は「自由さ」でしょう。

仕事をする時間も自由、休みの日も自由、仕事のペースも自由です。また、上司などの言いなりになって動くような必要もなく、責任は伴うものの、自分のやりたいように仕事をすることが可能です。

毎日決められた時間までに満員電車に乗って通勤しなくてもいい、嫌な従業員と一緒に仕事をしなくてもいいという点は、かなりのストレスフリーな働き方といえるでしょう。

ライフスタイルも自由

仕事を自由にできるということは、つまりライフスタイルも自由に選択できるということでもあります。

たとえば「今月はお金がいるからたくさん仕事をするけれど、その分、来月は仕事を少なくして休む」といったようなことも可能なのです。

このような働き方は、サラリーマンには決してできない働き方だといえます。
また、定年がないという点も大きなメリットでしょう。

では、自営業として働くことにデメリットはあるのでしょうか。

自営業のデメリットとして挙げられるものを3つご紹介します。

事業を失敗した際のリスクが大きい

サラリーマンであれば、何か大きなミスをしたとしても会社が守ってくれるでしょう。

しかし、自営業の場合は、責任はすべて自分でとることになります。

要は、成功をすれば報酬がすべて自分のものとなる代わりに、仕事で失敗をすれば、そのリスクもすべて自分のものとなるのです。

100％失敗をしないというビジネスなどないので、それなりのリスクを背負う覚悟はしておくべきでしょう。

困った時に対処する人間は自分しかいない

サラリーマンであれば、研修などを通じて仕事の効率的な進め方やノウハウを伝授してもらえます。

ところが自営業の場合は、すべて自分で学んで習得していく必要があります。

そしてその習得した知識で対応できないようなトラブルが起きた際も、対処できる人間は自分ただひとりなのです。

サラリーマンのように上司や先輩に頼る、ということができないのは、デメリットといえます。

社会的な立場が弱い

自営業者というと、フリーランスとなります。

肩書がフリーランスの場合、社会的地位は低く見られがちです。日本にはまだまだ「企業のネームバリュー」を気にする人も多いので、肩書を名乗る際には、どうしてもサラリーマンよりも不利になってしまいます。

自営業者として儲かるとされる仕事をランキング形式で3つ挙げます。

将来、自営業を始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

1位：セールスコピーライター

セールスコピーライターは、チラシ、ダイレクトメール、セールスレターなどで特定の商品やサービスを宣伝する文章を作る仕事です。

いかにして、その商品やサービスを魅力的にアピールできるかが重要で、消費者の購買意欲をかきたてるような文章の作成が求められます。

センスや技術が求められる仕事ではあるものの、年収1,000万円以上稼ぐ人もいるのです。

2位：アフィリエイト

ブログなどを使って商品広告を掲載し、広告を介して商品が購入された時に報酬が支払われるという仕組みのビジネスです。

パソコンさえ持っていれば、サーバー代くらいの費用で始めることができるので、初心者にもおすすめです。

とにかくアクセス数を稼ぐことがポイントなので、センスや技術が必要とはなりますが、月収30万円ほどのアフィリエイターであれば数多くいますし、なかには年収1億円という人もいます。

3位：ネットショップのオーナー

実店舗ではなく、ネットショップを経営するという方法も儲かるといわれています。

そして、今後ますますネットショッピングをするユーザーは増えていくと考えられており、将来性もあります。

インターネット上には、誰であっても無料でショップ開設ができるというところもあるので、そういったサービスを活用すれば、初期費用はほぼかかりません。

自営業は本当に儲かるのか、なかでも儲けやすいものはどのような仕事なのか、トップ3をご紹介しました。

自営業は大変な面もありますが、やりがいも多く、成果が直接報酬に結び付くので、成功すれば本当に儲かる仕事です。

興味がある方は、ぜひ自営業を目指してみてください。