
社会保険に加入するメリットとデメリットとは?社会保険の基礎知識もご紹介!
みなさんは社会保険に加入するメリットをご存知ですか?例えば、医療費を社会保険(健康保険)が負担してくれたり、退職や障害が原因で収入がなくなった場合の補助も、金銭的に行ってくれます。今回は社会保険の基礎知識から、加入するメリットやデメリット、社会保険に加入するかの判断基準などについてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください!
社会保険の基礎知識
社会保険とは、本来「会社等の事業所に勤めている人」が加入する義務のある保険です。
給料から社会保険が天引き(控除)される仕組みになっているので、企業等に勤めている人は給料から社会保険料を支払っていることになります。
社会保険に入っていると様々なメリットを受けることができると考えてください。
例えば医療費を社会保険(健康保険)が負担してくれたり、退職や障害が原因で収入がなくなった場合の補助も、金銭的に行ってくれます。
社会保険のメリットを知る前に、社会保険に関する基礎知識を身に付け、どういった保険が社会保険に入るのか理解しておいてください。
健康保険
健康保険も社会保険の一種です。
健康保険も給料から社会保険料として控除されている場合が多く、健康保険料を支払うことで、病院等で医療・治療を受ける際の自己負担額を軽減することができます。
その負担分は「社会保険で払った金額」で賄われていると考えてください。
怪我や病気のせいで自己負担が増えるかもしれない場合を対処してくれるでしょう。
厚生年金保険
厚生年金保険も、社会保険の一種です。厚生年金保険は「老後や身体に障害が残った場合」に自分を支えてもらうために支払う社会保険です。
老後支払われる社会保険で、「国民年金」とは別に厚生年金を受け取ることができます。
平均14万円程度受け取ることができますが、この金額から国民年金を合わせれば、何もせずとも暮らしていける程度の収入を、老後に手にすることができるでしょう。
介護保険
介護保険も、社会保険の一種です。
介護保険は40歳以降に支払う社会保険ですが、40歳を過ぎたらその後一生支払わなくてはいけません。
その代わり、自分(もしくは家族)が要介護になった場合は保険金を受け取ることができます。
もし万が一要介護になったことを考えると、介護保険を支払っておいたほうがメリットはあるでしょう。
雇用保険
雇用保険も社会保険の一種で、こちらは「失業等に伴う保険」になります。
会社をリストラされた場合や転職の際、どうしても収入はなくなってしまいます。
そのような状態の場合に受け取ることができると考えてください。
職を失った際に安定した生活を送ることができると考えると、雇用保険を支払っておくメリットはあります。
社会保険の扶養に入る条件
社会保険の扶養とは、「他の人間の社会保険料を支払って、その人を社会保険に入れること」だと考えてください。
例えば、フリーターで収入が少ないため社会保険に入れず、仕方がないから父親に社会保険を扶養してもらうようなケースがあります。
扶養してもらうことで、社会保険のメリットをそのまま受けることができます。
社会保険の扶養に入る条件について見ていきましょう。
年収の条件
社会保険の扶養条件のひとつに「年収」があります。
社会保険を扶養してもらいたい場合は、「年収が130万円以下」であることが条件です。
年収が低い場合、勤め先からも社会保険に入ることを提案されない可能性もあるでしょう。
そのような時に「社会保険の扶養」を考えます。
扶養を外れる条件
社会保険の扶養を外れる条件は、「年収が一定以上ある」場合です。
社会保険は年収が扶養条件として挙げられていますが、年収が130万円(103万円)を超えるような場合は社会保険の扶養を外れる手続きをしなくてはいけないと考えてください。
扶養によって社会保険の各種メリットを受けることはできませんが、自分で社会保険料を支払うことによって、再び社会保険の各種メリットを受けることはできます。
社会保険に加入するメリットとデメリット
社会保険に加入するメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
社会保険料を支払うことによって、怪我や病気・障害等の身体的問題や、失業といった問題を金銭的にカバーできるのは、間違いなく社会保険加入のメリットです。
その代わり、毎月社会保険料を支払わなくてはいけないのは、デメリットとなってしまうでしょう。
社会保険に加入するメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
メリット
社会保険に加入するメリットは、「何かあったときに対処できる可能性が高くなること」です。
例えば、突発的に病気や怪我に襲われた場合、健康保険料支払いに伴って給付される「保険金」があるかないかでは、生活は全然違ったものになるでしょう。
日頃から通院している人は、医療費を負担してもらえるかしてもらえないかは無視できません。
普段、社会保険料を支払っているだけだとそのメリットを直接感じることはないかもしれませんが、万が一何かがあった時、社会保険に入っていてよかったと思うことが多いです。
デメリット
社会保険に加入するデメリットは「給料の手取り金額が減ってしまうこと」でしょう。
社会保険に入ることで何かが起こった時に様々なメリットがありますが、その代償として、毎月の給料から社会保険料が控除されてしまいます。
手取りが減ってしまうせいで生活できなくなった場合、社会保険加入を辞めたいと思うかもしれません。
また、社会保険に加入しないで働くつもりなら、社会保険加入の条件を超過しないため、年収を130万円以内に収めなければいけません。
収入が限定されてしまうのもデメリットだと考えることができます。
社会保険に加入するかの判断基準
社会保険に加入するかの判断基準はどのようなものがあるのでしょうか。
社会保険に加入したほうがメリットは大きいのですが、デメリットのほうが生活に強い影響を与えるのであれば、社会保険に加入しないほうがいいかもしれません。
具体的に、社会保険に加入すべき人としない方がいい人を紹介します。
加入したほうがいい場合
例えば、「実家住まい」「元々お金がある場合」等、経済的に余裕があるのであれば、社会保険に加入しておいたほうがいいです。
実家住まいの場合は両親のどちらかが扶養にいれてくれるかもしれません。
お金がある場合は、「万が一のこと」を考える意味でも、社会保険加入をおすすめします。
加入しないほうがいい場合
社会保険に加入しない方がいい人は、「日々の生活で手一杯」だという人です。
社会保険を払ってしまうと生活費や家賃がないという場合は、まずは現状の生活を大切にしてください。
収入が増え、お金に余裕ができてから社会保険に加入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
社会保険加入のメリットについて紹介しました。
社会保険に加入しておくと、支払った社会保険に関連するメリットを受けることはできます。
その代わり、月々に社会保険料が発生してしまうので、お金に余裕がない人はよく考えて社会保険に加入しましょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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