【ハローワークとは】役割やサービスの内容って？徹底解説致します

全国に設利されているハローワークの施設。

ですが利用したことが無い人には、訪れるには若干ハードルが高く感じられるかもしれません。

ここでは、ハローワークがどういうところなのか理解を深めて頂くために、さまざまな角度からハローワークを紹介してきたいと思います。

簡単に言うとハローワークとは何か

簡潔にハローワークを表現すると「職業の紹介および雇用対策を行う、国の公的サービス機関」とご案内することができます。

ハローワークの正式名称は”公共職業安定所”と言います。

主には仕事を探す人に対して職業場を紹介します。

また、それ以外に雇用保険の窓口としての役目も担っており、失業した人はハローワークに訪れて失業給付金の手続を行います。

ハローワークはどんなサービスを提供するか

ハローワークの主な仕事が職業を紹介することですので、それに付随する「就職に際する相談」「紹介状の作成・発行」「紹介者と企業の橋渡し」などのサービスを行ってくれます。

それ以外に、就職活動を行う中で必要な「履歴書などの書類の書き方をサポート」したり、「面接対策」や「自分に合う職業を見つけるための自己分析サポート」というようなサービス」「職業訓練に関する相談・手続」も行っています。

ハローワークの役割とは何か

ハローワークの業務は求人活動を行う者と、求職を希望する企業との懸け橋ですが、さまざまな理由で就職への道が難しい就職困難者の最後の支援場としての役割を担っています。

この点が民間の求職サービスとは異なる点で、全ての成人した就職を希望する国民に就労のチャンスを提供します。

ハローワークは仕事場の紹介・あっ旋だけではなく、希望する職業に就くことができるように訓練を積む機関を紹介してくれる場でもあります。

ハローワークの職業訓練校について、解説します。

ハローワークの職業訓練校とは何か

ハローワークでは、新たな求人を求めて活動している人に対し、さまざまな訓練を通じた上で就職をサポートしてくれる場です。

求職活動をして進めていく中で、知識やスキル・経験などから、希望する職種や仕事場を断念する人もいます。

また、経験やスキルがあれば自分が希望する以上の良い条件で就職することもできます。

そのようなスキルや知識を学ぶ場を、希望する求職者に提供するのが職業訓練校です。

年間約30万人が領しており、近年は更に需要が高まっているため、各都道府県の大学や専門学校などに職業訓練の一部もしくは全てを委託する委託訓練も増えてきています。

職業訓練校の入学資格と学べること

職業訓練校に入学するための資格があります。

その資格とは「受講開始日からさかのぼって、1年以内に公共職業訓練を受講していないこと」という点です。

職業訓練の中にはさまざまなコースがありますが、1年以内という短期間で、複数のコースを受講することはできないという決まりになっています。

そして学べることとして、公共職業訓練の場合には「機械・電気・建築設備」などの現場技術や「パソコン・CADやWebデザイン」といったITスキル、「医療・介護・福祉」といった介護関係などがあります。

職業訓練校のメリットとデメリットについて

職業訓練校に通うもっとも最大のメリットと言えば「失業保険を受け取りながら、職業訓練を受けることができる」という点でしょう。

更に訓練を受けている間は、失業手当の給付期間が延びる場合があります。

一般的には何か習おうと思ったら、お金が掛かります。

逆にお金をもらいながら再就職を目指した訓練を受けられるのは、職業訓練の最大のメリットと言えるでしょう。

次にデメリットについては、「就職が決まるまでに時間がかかる」という点になります。

職業訓練が終わってから就職になります。

コースによりその期間はまちまちですが、長いものですと1~2年要するものもあります。

また、その期間に得られる収入が失業手当だけだった場合、生活面でお金が無く大変な思いをする人もいます。

職業訓練を受ける際のデメリットと言えるでしょう。

ハローワークを訪れた際に対峙してくれる職員の皆さん。

さまざまな求職者のケースに添って親身に相談に乗ってくれたり、求職活動が上手く行くようにサポートしてくれる力強い味方ですが、このハローワークの職員の方達について、詳細は分からない点が多いものです。

ハローワーク職員について、スポットをあててご紹介します。

ハローワークの職員は国家公務員である

ハローワークは国が定める公的施設です。

そこで働くハローワークの職員も国家公務員にあたります。

ただし、国家公務員であるのは窓口担当となる職員などは国家公務員ですが、パートやアルバイトとして補助にあたる職員はその限りではありません。

ハローワーク職員の公務員試験について

ハローワーク職員となる公務員試験は、年に1度だけです。

また、試験に合格してもすぐにハローワーク職員としてなれるわけではありません。

労働局に勤め、その中で「ハローワーク業務」に配属となりましたら、ハローワーク職員として働くことになります。

労働局は他に「労働基準行政」「雇用均等行政」を担っており、ハローワークはあくまでおのような労働客の業務の一部になります。

国家公務員試験の倍率について

ハローワーク職員となるための国家公務員試験は「国家公務員一般職（高卒程度）」になります。

こちらの試験、各都道府県によって合格倍率は異なりますが、年々倍率が上がってきています。

人気のある公務員試験として人気です。

ハローワークは仕事をしたいと思う人なら、さまざまな人をサポートできる体制を準備してくれています。

ハローワークのいろいろな問題に対処するサポート体制について、ご紹介します。

ハローワークには障害者のための専門窓口がある

なんらかの障害を持っている人が就職を希望する場合、なかなかスムーズにいかない点が多いと言えます。

障害者の方自身が自分にできる仕事、もしくは更なるステップアップを望んだ場合に自分1人だけの力では難しいと考えられます。

ハローワークでは障害に関する専門的な知識を持った担当者が就職をサポートしてくれます。

仕事に対する不安、どのような仕事に向いているのか、面接対策など、さまざまな相談に乗って就職支援を行ってくれます。

新卒応援ハローワークというものがある

ハローワークは一度就職して辞めた人が利用する施設というイメージが強いですが、新卒者を対象としたハローワークの施設もあるのです。

新卒者を専門とする”ジョブサポーター”と呼ばれる職業相談員によって、新卒者にきめ細かい職業支援を行います。

就職活動の相談・就職活動に関するセミナー開催・職業適性検査などの支援を行います。

ハローワークでもらえる再就職手当とは？

早期の再就職を促進するために設けられた「再就職手当」という制度があります。

失業手当を受けている人が、失業手当給付期間終了よりも早く再就職が決定した場合に支給されます。

条件としては、失業保険支給斬日数が所定給付日数の3分の1以上残っていること・過去3年以内に再就職手当の受給が無いことなどの条件があります。

ハローワークで照会できる仕事の中には、正社員だけではなく派遣・アルバイト・請負といった仕事についても紹介しています。

派遣・請負・アルバイトのそれぞれの働き方も把握し、もし希望の職種・条件に近い仕事があったら雇用形態に拘らず、就職するというのも早期再就職に繋がる方法と言えます。

ここでは派遣・請負・アルバイトという働き方について解説します。

請負という働き方とそのメリットデメリット

「請負」という働き方は、請負会社が決まった業務に対しての仕事を任され、その業務に携わった請負会社のスタッフが働くかたちになります。

決まった業務を請け負うことで、その業務に対する専門的な経験やスキルが見に着くというメリットがあります。

また、企業と請負会社が長期的に契約を結ぶケースが多く、長い期間での仕事の安定が測りやすいと言えます。

デメリットとしては、請け負う職種が限定されてしまうため、希望する業種でスキルを磨くことができるとは限りません。

個人で請負会社と請負契約を結んだ場合、偽装請負などの被害にあう場合も考えられ、注意が必要です。

派遣という働き方とそのメリットデメリット

「派遣」は派遣会社に登録し、その登録者のスキル・条件に見合った企業へ派遣され働くスタイルになります。

実際に業務に携わっている企業の社員というわけでは無く、所属はあくまで派遣会社に属します。

この働き方のメリットは、自分のスタイルにあった仕事内容・勤務体制を選んで仕事に携われることが多いという点が、最大のメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、休んでいる間は給与が支払われない場合が多く、また派遣会社と実際に働く企業の間で、労働条件の差異や提示していた条件と違うなどのギャップで悩むということも少なくありません。

ハローワークでバイトを探すメリットデメリット

ハローワークで「アルバイト」を探すメリットとして、窓口の担当者に事前に相談することができるというメリットがあります。

実際に働く前に、アルバイト先の評判・勤務状況を聞くことができるので、安心してアルバイトに挑むことができます。

また、ハローワークには地元の求人が掲載されることが多く、その様な求人を探しやすいというメリットがあります。

続いてデメリットですが、求人掲載期間が短い・少ないという点があります。

アルバイトの募集はインターネットの求人で行われていることが多く、ハローワークとは別の媒体で募集が掛けられるケースが多いのです。

逆に、インターネットを使いこなせない企業や個人事業主などがハローワークに求人依頼している場合が多く、時代や業務内容にギャップを感じてしまう場面が多いというデメリットが上げられます。

ハローワークとはなにか、またハローワークの提供サービスとしてあまり知られていない内容などもご紹介しました。

国が運営している公的機関の職業支援場所である「ハローワーク」。

上手に活用して、自分に最適な就職先を見つけていきましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。