LNGプランでは世界的なコントラクターの一社であり、これからもその地位はゆるぎない。再生可能エネルギーにも取り組んでいるが、他社との競争のなかで千代田らしい強みを活かせるかはこれからの努力次第だと思われる。
LNGコントラクターとしての世界的な存在感は健在です。ただし再生可能エネルギーにおけるプレゼンスはそれほど高くありません。
大型EPCのランプサムについては死に体としか言えない。競合の北米企業が北米顧客のランプサム案件を撤退しており、欧州競合含めて赤字になっている。産業自体のサイクルにおいて終末を迎えつつあり、三菱商事から出向してきた経営陣もそれを理解している。
長年の課題である、LNGプラントのEPC事業依存からの脱却と多角化が進んでいない。 案件の規模が大きいため、不具合が発生すると雪だるま式に損失が嵩むケースが出ている。 脱炭素等の社会ニーズを捉えた新領域への進出と、EPC以外のビジネスモデルの確立ができるのかが焦点になっている。