旧態依然とした年功序列が強いです。評価は、昇給・賞与ともにグレード制度に基づく相対的評価が行われます。早めの昇格を目指すなら自分よりグレードの高い人の業績や行動を参考にしながら、ブラッシュアップで成果を出していくことが大事です。グレード制度にはグレード定義書があり、各グレードの職務レベルを満たしているかどうかを基準に評価が行われます。したがって、このグレード定義書は必ず入手し頭に入れておくとよいです。評価のレベルは、上から順にSS、S、A、B、C、Dがあり、SSやS評価は、会社の業績アップにつなげるなど強いインパクトのある成果を出した人に与えられ、昇格が確実になります。A評価は、会社の業績に貢献する努力が認められるなど一定の成果を出した人に与えられ、3期連続でもらえば昇格の候補に入ります。B、C評価は、周囲とあまり変わらない成果とみなされるため昇格はありません。D評価は、グレード職務レベルを満たせず、期待される成果を出せなかった人に与えられ、異動や出向、転籍の対象になる可能性があります。相対的な評価のため、どんなに頑張って成果を出しても、周囲も同様であれば、目立った評価はもらえません。運次第ともいえるでしょう。しかし、年功序列が強いため、頑張らなくても(D評価にならない限りは)少額ですが確実に給与は上がります。