年に一度の昇給タイミングにより、給料が決定される。年俸制だが、セールスをはじめとしたいくつかの職種はインセンティブ制度が導入されており、月によって収入が大きく異なる。 昇給の規模は階級が上がらないと日系企業より少ない。階級と共に大きく(?)上がる仕組みである。 一般企業からすると高い給料ステージなのではないだろうか。また、外資系IT内で見ても比較的高めである様だ。 他方で東大京大、早慶卒であれば学友と比べて平均的な額であろう。
外資系の日本支社なので、本社と風土は大きく異なる。日本支社に限れば日系感の強い外資系だろうか。いわゆる外国人(アジア人含む)はかなり少なく、日本語を喋れない社員はほとんどいない。かなりの大多数が日本語ネイティブであり、意外と英語を喋れる人材も少ない。よって、日本人の風土を強く持つ。
本社の経営者について言及すると、不思議とカリスマのある社長を擁しており、製品ポートフォリオを中心とした経営戦略の核もかなりスマートかつアグレッシブである様に思える。移り変わりの早い業界ではあるが、みな来年には会社の売り上げが大きく減少するような心配はもっていない。自分の売り上げのことで頭がいっぱいだ。
外資系IT企業としては普通かもしれないが、内資から転職だったので金払いの良さは印象的であった。結果を出していれば給与、ボーナス、RSU以外にも、アワードなどで現金給付がある。
コロナ以前からリモートワークが推奨されていたが、現在はフルリモートワークとなっている。ある程度仕事に慣れた人であれば通勤時間がまるまる自分の時間となっているので非常にワークライフバランスは向上したと考えられる。 転職直後の人や新人は、この状況では情報を得ることが難しくなっていると考えられるため、単純に良いことばかりではないだろ。
特にコンサルに関しては、新人を育てる文化が無い。案件ごとにメンバーアサインの希望を出せるが、ある程度以上「使える」人でなければアサインの声がかからないし、アサインされても能動的に動ける人でなければ置いて行かれる。 組織として課題意識をもって様々な施策を打っているが、カルチャーの無さ自体の改革は容易ではない。
スタンダードな有給休暇以外にも五日ほどリフレッシュ目的で自由にとれる休みがある。傷病休暇も十分にあり安心して働ける環境が整っている。残業に関しては案件の佳境が複数かぶると大変なことになるが、スケジュールを調整できればよっぽどなトラブルが発生しない限り常識的な範囲に収まる。
社内勉強会が非常に頻繁に行われている。リアルタイムで見れなかったとしても録画などで後追いできるので柔軟性が高い。
社内のパントリーでフリードリンクや軽食は無料。年間5000ドルほどのトレーニング関連の手当てがある。
女性含めあらゆるバックグラウンドを持つ人も働きやすいと感じる環境だと思う。他社と比較して、男女の比率は一般職などがない企業としては相当バランスが取れているのではないだろうか。