企業理念やビジョンがウェブの制作会社にしてはしっかりと掲げられている点はすごいと思う。また掲げたミッションに対してもクリアして行っている印象を受けました。
業界水準から見るとかなり安いです。ボーナスも半期毎に1ヶ月分しか出ません。新卒や第二新卒など若いうちは、この業界で働く足掛かりにはなると思いますが、給与の安さがネックとなり、辞めていく社員が多い印象です。
給与が安い一方、ワークライフバランスは取りやすい印象。ただ、それも配属先に拠るところも大きいです。私は両面を見てきましたが、「残業の少ない現場」は月5h程度。「残業の多い現場」は平気で80h超えてました。残業の多い現場にあたり、メンタルヘルスに問題を抱えてしまう社員も何名か見てきました。
基本的にキャリアに対して、ガツガツしてる人は少なく穏やかな人が多い印象です。キャリアを切り拓き、どんどん上を目指したい人や若い人はそれが物足りないかもしれません。
グループ会社により、かなり異なる印象です。 私はメンバーズキャリアに所属していましたが、評価制度はかなり不透明です。目標設定は上長や営業と時間をかけてやるものの、半期毎のフィードバックが全くなく、誰が評価してるのか分からないまま、点数だけ送られてくる形式でした。 会社としての評価体系はキチンと定められているのですが、それが機能していませんでした。給与も安く、昇給に紐づく評価も曖昧な事に嫌気が差して辞める社員が結構いた印象です。 教育に関しては、毎年新卒を大量に採用してるのですが、現場に入る前に研修を受けられる仕組みはありますが、基本的には個人でスケジュール立てて、学習している状態でした。新卒に対して、中堅が圧倒的に不足してるため、2年目の社員が新卒の教育係になっている状態をよく見聞きしました。
昨今トレンドになっているSDGsを掲げてますが、浸透してるようには見えません。まず社員の満足度を上げるべきでは?と感じてる社員の声を聞く場面も少なくありませんでした。現実と理想のギャップを埋めるための努力がまだまだ必要な印象でした。
複数のグループ会社を抱えており、中には、将来性もあり、利益を上げてる会社もありますが、所謂受託・派遣型のリソース提供に留まってる以上、どこかで行き詰まる可能性が高いと感じています。 グループ会社間で移動ができるので、キャリア形成する上で、有利に働く場面もあるので、そこは強みといって良いと思います。
年収は他企業と比べてそこまで高くない。 会社側は年収を上げようと宣言して動いているようだが、そのような実感は今のところ感じられない。 年収はグレードで分かれており、さらにグレード内で1〜10の号棒に細かく分かれている。基本的には半期の評価ごとに1号棒上がるのが一般的だが、上のグレードに上がるには2号棒上がるレベルの評価を得なければならない。昇給は上のグレードに上がると万単位で上がるが、同じグレード内で1号棒上がる場合は大体数千円程度である。
案件によってかなり変動する。 私的には残業時間10〜20時間程度なところが多い印象だが、案件によっては40時間近く残業するところも多い。 また近年バックオフィスの人数を削減している傾向があるが、クリエイターは大量採用しているため、バックオフィスのマンパワーが足りてないような気がしてならない。
女性の働く環境としてはかなり配慮されてるように思う。しっかり産休や育休を取ることができ、キャリアとしても女性の部長職やカンパニー社長はそれなりにいる。