
【マターの意味は?】ビジネス場面で使われる言葉を覚えよう
マター(matter)はビジネス用語として使われる言葉です。最近では日常的にも使う人が増えています。今回は、マターという言葉の意味や使い方を例文を用いて解説していきます。目上の方や社長など、丁寧な場でも使うことが可能なのか、確認していきましょう。
そもそも「マター」とは?
マターとは
マターとは、問題・事柄の意味です。人名や役職などの後ろにつけることで、それらが管理すべき問題であることを表します。「管理部門―」「営業―」などが該当します。
マターの語源とは
マター(matter)という単語はラテン語で木の幹を意味するマテリア(materia)が語源です。
木の幹から素材という意味を持ち、様々な重さを持つ物体という意味へと変化した結果、英語では、名詞と動詞で活用します。
ビジネス用語の「マター」ってどんなビジネスシーンで利用するのでしょうか?
今年、新卒で入社した者です。
会社では様々な横文字が公用語のような感じで利用されていて、たまに全く話が分からない時があります。
今回質問させていただいた「マター」もその1つです。
マターの意味自体は何となく理解したのですが、どういう状況で「マター」という言葉は用いるのでしょうか?
よく、「〇〇さんマターでお願いします!」みたいな事を上司に言われるのですが、これは「〇〇さんに任せます」という解釈で良いのでしょうか?
ご教示いただけますと嬉しいです。 よろしくお願いします!
うちの会社だとマターと…続きを見る
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▶︎【マターの意味とは】類語や使い方についてご紹介
マターの意味って何?
マターの意味とは
マターの意味とビジネスでは 「マター」は英語表記ではmatterであり、「事柄、問題、事態」や「物質、成分、要素」などの意味です。
ビジネスの場面では、「○○マター」と使います。
その意味は、「○○の担当、責任を持っている」など仕事の範囲や責任範疇を指します。 外資系企業、IT関連やコンサルティング業界でよく利用されます。
「マター」は英語からきている
もともと英語のMatterから来ているものです。名詞としてのMatterは、「問題」「事柄」「状況」「事態」「物質」「物体」「要素」と構成要素を表現します。
動詞のMatterは、「重要である」というような意味になります。
名詞では「事柄」のような課題・計画的な範囲、「物質」といった理学的な範囲で主に用いられる意味があり、動詞として「重要である」などという意味を持つ単語で、かつ自動詞であるため、主語と結びついて意味を持ちます。
マターの使い方とは
ビジネスでは、「案件・担当すべき仕事」という意味合いと、「責任があること」という意味合いを持ちます。そして、3つの使い方があります。
3つのマターの使い方
- 個人名をつけた場合
- 役職及び部署名をつけた場合
- 分野名をつけた場合
に分類されます。個人名を付けた場合の使い方は、この個人が担当すべき仕事、責任があるという意味合いで用いられます。
役職名や部署名に付けた場合の使い方も、意味合いは先述した個人名の場合と同じように用いられます。
分野の場合の使い方は、責任というよりも付けた分野に関する事柄という意味で用いられます。JobQに投稿された質問を見ていきましょう。
ビジネス用語の「マター」ってどんなビジネスシーンで利用するのでしょうか?
今年、新卒で入社した者です。会社では様々な横文字が公用語のような感じで利用されていて、たまに全く話が分からない時があります。
今回質問させていただいた「マター」もその1つです。マターの意味自体は何となく理解したのですが、どういう状況で「マター」という言葉は用いるのでしょうか?
よく、「〇〇さんマターでお願いします!」みたいな事を上司に言われるのですが、これは「〇〇さんに任せます」という解釈で良いのでしょうか?
ご教示いただけますと嬉しいです。よろしくお願いします!
事案とか案件とかが適切な訳でしょうか。「〇〇さんの担当範囲です」といった感じでしょうね。
意味としては、そっちで責任もってね!よろしく~って感じです。
また、私マターという使い方の場合は、自分の範疇なので、口出しするな!ということになります。
類義語として …続きを読む
マターは誰が担当しているかをはっきりさせるために使われることが多いと言えるでしょう。
ビジネス用語としてのマターとは
ビジネス用語としてのマター
ビジネスで使われる「マター」には、主に3つの意味合いとして用いられています。
ビジネスで用いられる意味としては、「担当すべき仕事」や「責任があること」の意味で使われます。
他には、理学的な意味としては「物質」という意味で使われたり、英語の動詞として「重要である」という意味で使われたりします。
マターは社内用語
このビジネス用語は、社外の人相手に使うことはないビジネス用語でもあります。
社内、関係者でマターを使う場合は、あくまでも、関係者の責任範疇や作業内容を区別するために使われます。お客様マターとお客様に申し上げるのは、あまり好ましい使い方ではありません。
部署や社長にマターをつけて使えるの?
マターは会議で使う
マターを部署や社長につける場合、マターをサブジェクトやミッション的な意味で使います。
これは、自分や自分の組織にはマターとつけてビジネス用語して利用することがまずないことを意味します。
私のミッションや責任ではないことを明確に示すときに、使われるのが普通です。
社長には使いにくい
社長マターといえるビジネスシーンは、なかなか想像できないかもしれません。
社長に大変近い役職、社長よりも大株主、規制監督管理をする役職が、役所内で、社長マターと使うことはあるかもしれません。
同僚もしくは、自分の管理下にある部下に使う分にはビジネスマナーとして問題ありません。
マターの使いすぎには注意しよう
マターはビジネスの場でよく使われる単語ですが、あまりにも多用しすぎると周りの印象としては「意識高い系」などといった印象を与えてしまう可能性があるでしょう。
特にマターのような和製英語は、日本語でも言い換えができます。
また年上の方や普段あまりカタカナ語を使わない方には、マターがどういう意味か通じない場合もあります。意味が通じてないと仕事に影響が出てくる可能性もあるため、マターを使う場合は場の雰囲気などを考えて使うべきだと言えるでしょう。
マターの意味まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はマターとはどのような意味なのかについて確認をしていただきました。
マターは、ビジネスの場面のみならず様々な場面で登場する言葉です。
しかし、ビジネスの場面でもよく使われる言葉ですので、是非この際に覚えておきましょう。
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