TAP適性検査は難しい？高難度WEBテストの試験内容と対策をご紹介！

TAP適性検査は、職務適性を総合的に測るテストであり、受験者の基礎能力、職務バイタリティ、ストレス傾向、対人的側面、行動的側面の5つの要素を評価します。

企業は総合的な観点から受験者の特性を把握することが可能です。コストも安価であり、信頼性も高いため、今後ますます実施する企業が増えることが予想されます。

TAP適性検査は、数学問題が多く、難易度も高いため、受験者は事前に問題集などを使用して対策を講じることが推奨されます。

能力問題に重点を置いて対策を取ることが重要で、一般的には8対2もしくは9対1の割合で対策を進めることが望ましいです。

検査メニューとオプション検査については以下の通りです。

• 総合タイプ
• 性格タイプ
• 短縮タイプ
• オプション

複数の出題形式が存在し、企業によって採用される方式が異なるため、注意が必要です。

総合タイプ

TAP適性検査の総合タイプは、能力問題と性格検査の2つから構成され、幅広い出題範囲と多数の問題数が特徴的です。

言語、数理、論理などの3つの能力問題と職務バイタリティ、職務適性、不調和傾向、対人的側面、行動的側面の5つの性格検査が実施されます。

制限時間は60分と長めですが、多くの問題に即答が必要であるため、最後まで集中力を維持することが必要です。Web版とペーパーテスト版の2つの方式があり、事前にどちらで実施されるか確認することが重要です。

就職活動において、適性検査の実施時期が予想できないため、対策は早めに始めることが望ましいです。模擬テストを受けてみることや、自己分析を行い自分の強み・弱みを把握することが、対策の第一歩となります。

性格タイプ

性格タイプは性格検査のみで、能力問題は出題されません。しかし、選考結果への影響が大きいため、簡単だと軽視してはいけません。

企業側は、このテストで判断される個人の人柄や性格を重要視し、求める人材像に合致しない場合は早期に不採用とする可能性が高いです。

ただし、TAP適性検査は他の選考プロセスと併用されることが多く、性格検査のみで全てが判断されるわけではありません。

このテストは、Web版とマークシート版の両方が用意されており、制限時間は15分です。

短縮タイプ

TAP適性検査の短縮版は、能力と性格の両方を測定しつつ、時間を短縮することが特徴です。通常の総合タイプに比べ、30分で完了するため、半分の時間しかかかりません。

問題数が削減されよりコンパクトにまとめられているため、迅速な回答が求められます。評価分野は言語、数学、論理の3つの分野で能力テストが実施されますが、性格テストでは職務適性のみが評価されます。

短縮版は筆記用のマークシート版のみ提供されており、Web版は提供されていません。そのため、他の選考と同じ日に、予告なく実施される場合があります。

オプション

企業によっては、追加のオプションが設けられることがあります。オプションには、英語、事務適性、情報処理、オリジナルの4つがあります。

海外展開を主とする企業や、業務で英語を使用することが頻繁にある企業では、英語の問題が追加される可能性が高いです。

事務職に応募する場合、事務適性が評価されることが多いです。情報処理はパソコン関連の職種だけでなく、基本的なパソコンの能力を評価するためにも用いられます。

オリジナルとは、企業が独自に作成した問題です。企業ごとに出題される問題が異なるため、対策は難しいです。

企業によっては必ずしもオプションを用意している訳ではありませんが、自分が応募する企業の傾向を事前に調査しどのオプションに取り組むべきかを確認することが重要です。

次に検査における3つの特徴について解説します。

• 能力問題は数理を中心とした出題内容
• 難易度が高い
• 採点結果が早くわかる

適性検査を突破するためには、全体像を理解することが不可欠であり、基本的な理解が浅いと適切な対策ができず、さらに突破自体も難しくなることがあります。そのため、TAP適性検査について詳しく理解することが重要です。

能力問題は数理を中心とした出題内容

このTAP適性検査は言語、数理、倫理の3つの科目から出題されますが、数理が中心となっています。

理系の学生にとっては比較的解答しやすい問題も出題されますが、文系の人にとってはつまずきやすい傾向があります。

特に数学から遠ざかっている人は苦戦しやすいため、参考書を読むことや問題集を解いたりするなどの復習が必要です。

企業によっては数理の得点が重要視され、言語と倫理で得点を取り戻しても、数理の得点率が低いと総合的な評価が低下する可能性があります。そのため、バランスの取れた対策が必要です。

難易度が高い

TAPは非常に難しい適性検査であり、無対策の受験は危険です。

他の一般的な適性検査より段違いに難しく、解けない問題が出る可能性もあります。

また、性格検査のみであっても合格することは簡単ではなく、企業との相性についても分かるため用心しましょう。

適性検査には様々な種類がありますが、TAPは極めて難易度が高い適性検査の一つであるため、しっかりと対策を立てる必要があります。

望んでいる企業についての情報を入手し、出題される問題や出題傾向についても把握することが必要です。正確に難易度を把握し、準備をすることは、TAP適性検査を通過するための重要なステップとなります。

採点結果が早くわかる

TAP適性検査は、迅速な採点が特徴的な適性検査です。WEB受検版では、検査終了後にすぐに採用担当者が結果を閲覧できます。

また、マークシート受検版についても日本文化科学社がマークシートを受け取った日に結果が報告され、採用担当者は専用サイトの管理画面からすぐに結果を確認できます。

この迅速な採点のメリットは数多くあります。

採用担当者にとって、早く採点結果を得ることで、選考プロセスをスムーズに進めることができます。また、就職活動中の忙しい時期に、選考が迅速に進むことは就活生にとってもありがたいでしょう。

それでは、どのような対策が効果的なのか、以下の4つを紹介します。

• 能力問題を重点的に対策する
• 必要な公式を覚えておく
• 性格検査は自己分析がカギ
• 英語のオプション対策にはTOEIC500点を目標

就活では他にも重要なことがたくさんあるため、適性検査の準備は効率的に終わらせて、余裕をもって他のことに取り組むようにしましょう。

能力問題を重点的に対策する

TAP適性検査において試験の難易度が高い能力問題が難易度の要因となっているため、受験対策においては、能力問題に重点を置くことが必要不可欠です。

全体的な割り振りは、能力問題に対して8対2か9対1程度が最適とされています。

性格検査も重要な要素ですが、過度に対策を取った結果、本来の自分とは異なる印象を与える可能性があるため、注意が必要です。

誤った回答が評価を低下させるリスクもあるので、慎重に対策を行う必要があります。

性格検査は、企業が求める人材像を把握するためのものであり、大部分の時間を能力問題に注力することが望ましいです。

必要な公式を覚えておく

数学の公式を覚えることは、TAP適性検査に合格するために非常に重要です。多くの数学問題は公式を使わなければ解けないため、適切な公式を覚えておくことが必要です。

ただし、公式を暗記するだけでは十分ではありません。問題を解くことも重要ですが、公式を覚えていなければ何度解いても解けないことがあります。

試験範囲を確認し、必要な公式を理解・確認することが大切です。

中学・高校で習った公式を忘れてしまっている場合は、まずは基礎的な公式から復習することをおすすめします。

また忘れてしまった公式を復習する際には、どのような問題で使う公式なのかを理解することが大切です。

TAP適性検査で出題される公式を集めて、復習・暗記することで高いスコアを獲得することができます。

ただし公式をただ暗記するのではなく、それがどのような状況で使用されるのかを理解することで、より効果的な暗記が可能となります。

性格検査は自己分析がカギ

性格テストを受ける際には、自己分析をすることが非常に重要です。

性格検査には明確な対策方法がなく、自分自身と矛盾した回答をするとマイナスの結果が生じることがあるため、事前に自己分析をしっかりと行い、自分の性格を把握することが必要です。

自己分析を行うことで自分の性格や傾向を把握することができ、潜在的な問題点を見つけ出すことができます。

また、過去の経験や行動や好き嫌いなどを振り返ることで、自分自身を客観的に見つめ、性格の特徴を把握することができるでしょう。

適性検査の性格テストは、企業に自分の能力や性格なそパーソナルな部分を伝えるテストです。

自己分析を行い、企業側に自分の魅力を正確に伝えることを心がけましょう。

英語のオプション対策にはTOEIC500点を目標

採用適性検査TAPにおいて、英語問題はオプションであるにもかかわらず、多くの企業が実施しているようです。

英語のオプションはTOEIC500点を目標に勉強を進めることをおすすめします。

TOEIC500点であれば、リスニングパートで55%～60%、リーディングパートで40%～50%の正解率が必要とされます。

英語初心者でも比較的早いスピードでスコアアップできるため、全体的な目標として設定するとよいでしょう。

TOEICの勉強方法としては、以下のようなポイントがあります。

• リスニングの練習には、英語の音声を聴くことが重要
• リーディングの練習には、英字新聞や雑誌を読むことが効果的

例えば、英語のポッドキャストやYouTubeの動画、英語の音声教材などを活用すると効果的です。

また、普段の生活で英語を聴く機会を増やすことも大切です。英語の映画やドラマを観たり、英語のラジオ番組を聴いたりするとよいでしょう。

また、英語の小説やビジネス書を読むこともおすすめです。読解力を高めるためには、文章中の単語や表現を理解するだけでなく、文章全体の意味や論理構造を把握する力が必要となり、積極的に英語の文章に触れることが大切です。

この記事では、TAP適性検査の試験内容と対策について紹介しました。TAP適性検査は、高い難易度を持つ数学問題が多いため、問題集での対策が有効です。

また、性格検査も重要視されますが、過度に対策しすぎると自分自身と異なる人物像が見えてしまう可能性があるため、注意が必要です。

TAP適性検査は難しい試験ですが、適切に対策すれば克服できることを忘れずに挑戦してみてください。