一般事務と経理事務│仕事内容・給料の違いやキャリアアップする方法は？

さっそく、一般事務と経理事務の違いについて、年収面からご紹介します。
 

一般事務と経理事務の年収の違い

厚生労働省が毎年行っている賃金構造基本統計調査(令和3年)の結果では、一般事務として働く人の平均年収は、494万円とされています。

この時の平均年齢は43.2歳、勤続年数は12.7年です。

年収の内分けは月額給与が約32.6万円、年2回のボーナスが約103万で、合計約494万円となっています。

一方で、経理事務の平均年収は約444万円とされているようです。

経理事務の場合は、平均月収が約37万円という計算になります。

参照:令和3年賃金構造基本統計調査│厚労省
参照:令和2年賃金構造基本統計調査│厚労省

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▶【経理事務の年収】

経理事務の給料は安い？

国税庁が出しているデータでは、全国の平均年収は約461万円です。

比較すると、経理事務の方がひと月分の給料より若干低いことが分かります。

しかし、経理事務の給料には安く見えてしまう理由があるようです。

• 未経験者の給料は当然低い
• 能力に対して十分な給料をもらえていない人がいる可能性がある
• 働き始めは給料が低い

そもそも経理事務とは企業のお金の管理・入出金の流れの記録を行う仕事であり、企業によっては業務範囲にも差があります。

お金の管理に関わる責任の大きな仕事であるため、簿記などの資格や専門知識をもっている人には有利な仕事ですが、未経験の場合は基礎的な業務を覚えるところから始めなければならず、給料もその分低くなってしまうのです。

また、職場によっては業務範囲の広さや業務の難しさに対して、規定で支給される給料がもともと少ない可能性があります。

最後に、経理事務は年功序列よりも経験に応じて給料が上がっていくことが多い職種で、経験や資格の有無にかかわらず、働き始めは誰でも給料が低い可能性があるといわれているようです。