
【自営業は履歴書に記入する?】知識やスキルは即戦力になることが多い
自営業をしていて、何らかの都合で会社勤めに転勤をする場合があります。そのような際は、面接を受けるために履歴書を書く必要がありますが、自営業の経歴はどのように書けばいいのでしょうか。今回は企業側にマイナスに思われない履歴書の書き方などご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
自営業をしていた経歴は履歴書にどう書く?
自営業をしていて、何らかの都合で会社勤めに転勤をする場合があります。
そのような際は、面接を受けるために履歴書を書く必要がありますが、自営業の経歴はどのように書けばいいのでしょうか。
自営業を営んでいた経験は、履歴書にどう書けばいい?
高校や大学などを卒業して自営業を営んでいた経験があり、その後、企業に入社したいという場合、正社員の経歴がないからといって困ることはありません。
自営業の経験もしっかりとした経歴ですから、そのことをきちんと記載しましょう。
たとえば起業をしていた場合であれば、以下のように書きます。
「平成〇年△月 株式会社□□ 設立
スマートフォン向けのアプリ開発に関する事業を展開
平成〇月△月 株式会社□□ 解散」
起業の場合は、起業をした時の年月には会社名の横に「設立」と記載しましょう。
また、会社をたたんだ年月には会社名の横に「解散」と書きます。
職歴欄に余裕があるようなら、具体的な事業内容を記載しておくと、採用担当者に理解してもらいやすくなるでしょう。
個人事業主として働いていた場合であれば、以下のように書きます。
「平成〇年△月 株式会社□□ 開業
スマートフォン向けのアプリ開発に関する事業を展開
平成〇年△月 株式会社□□ 廃業」
個人事業主の場合は、屋号をもっているのであれば屋号と「開業」と記載し、屋号がなければ個人事業主として開業」をいったように書きます。
また、個人事業主としての事業を閉じた年月には「廃業」と書きましょう。
こちらも同様に、職歴欄に余裕があれば、具体的な業務内容を記載しておくと、どのような経験があるのか理解してもらいやすくなります。
自営業の経験を企業で活かしたい想いは面接で伝えよう
もしも自営業で接客をしていた、スタッフ管理をしていた、商品の仕入れ作業をしていたという経験があれば、それは履歴書に記載することが重要です。
そしてそのうえで、そのような経験を求めていると考えられる企業を選び、その企業に貢献できることを強くアピールしましょう。
企業経営で失敗をしたからこそチャレンジ精神をもって仕事に取り組むことができる有能な人材だと評価されることもありますので、自信をもってください。
自営業で培った知識やスキルは即戦力になる
自営業のなかで培った知識やスキルは必ず履歴書の職歴欄に記載するようにしましょう。
せっかく習得したものを書かなないというのは、非常にもったいないことです。
何も書かなければ、空白期間とみなされてしまう場合もあります。
自営業で培ったスキルや経験は職務経歴書に記載
自営業として働いてきた期間や、個人事業主として活動してきた期間は、どのようなジャンルの業務に携わっていたのか、業務ボリュームはどの程度だったのかという内容は記載しておくといいでしょう。
細かいアピールは自己PR欄や職務経歴書を使うとして、履歴書には端的に書いておきます。
自営業を営んでいたことは立派なアピールポイント
自営業も個人事業主も、会社の後ろ盾もなく自分ひとりで責任を背負って生きてきたのですから、企業先において即戦力となる可能性を大いに秘めています。
つまり、自営業を営んだという事実は、立派なアピールポイントとなることを決して忘れないでください。
自営業ではできない事に挑戦したいという書き方
自営業から会社勤めに転職をする理由はさまざまですが、とにかく会社勤めをすることを前向きに捉えている想いを伝えることが重要です。
そのため履歴書の志望動機欄には間違っても「生活を安定させたいから」などと記載をしてはいけません。
採用担当者は後ろ向きな気持ちをとても嫌います。
会社勤めだからこそできることに挑戦したいとアピール
「これまでは自営業で頑張ってきたけれど、これからは会社に貢献をして新しい人生を切り開くのだ」というような気持ちの切り替えをしていることが分かる内容の履歴書を書きましょう。
書き方のひとつとしては、「自分では携わることのできなかったスケールの大きい仕事に携わりたい」というものやなどがいいでしょう。
応募先企業の研究をし、それに沿ってできるだけ具体的に記載するといいです。
新しい環境への適応力があることもアピールする
これまで自営業や個人事業主としてやってきた人が、他の従業員と協力をし合いながら仕事をすることができるのだろうかと疑念を持たれる場合もあります。
そのため、例えば、自営業ではさまざまな顧客やクライアントと共同作業をしてきた経験があり、新しい環境にもうまく適応していけるということもアピールしておく必要がります。
履歴書を見て聞かれる質問の答えは用意しておく
履歴書を見て自営業を辞めたのだと分かると、どうして自営業を辞めたのかという質問を採用担当者がすることは、ほぼ間違いないでしょう。
また、過去に開業や独立の経験があると、今後も安易に独立開業してしまうのではないかという不安材料を与えてしまうことにもなりかねません。
こういった質問にはうまく答えられるように、前もって準備をしておくことをおすすめします。
どうして自営業を辞めることになったのかという質問
このような質問の場合は、あえてマイナスな印象を見せないようにして綺麗ごとばかりを並べると、採用担当者の不安材料は払しょくされません。
そのため、差しさわりのない内容ではなく、きちんとどうして再就職をする必要があったのかを記載した方がいいのです。
たとえば「社運をかけて開発をしたシステムの販売実績が計画を大幅に下回りました。
そのため開発コストが経営を圧迫するかたちとなり、不本意ではあったものの、会社清算に踏み切ることを決めました」などのように答えるといいでしょう。
もちろんその後には、企業勤めでやり直したい、これまでの経験をいかしたいという熱い想いが必要になります。
再び独立開業してしまうのではないかという質問
もう独立開業する意思はなく、今後は会社勤めをして企業に貢献したいという想いを伝える必要があります。
また独立開業してしまうのではないかという採用担当者の不安をぬぐうためにも、企業で精一杯頑張りたいという気持ちをアピールしましょう。
これまでの自営業で培った知識、スキル、起業家精神を活かしたいというまっすぐな気持ちをぶつけましょう。
まとめ
自営業から会社勤めをする際に書く履歴書には、自営業のことをどのように書けばいいのかわからないという人も多いでしょう。
けれど、決して自営業の経験をマイナスには捉えず、会社勤めではできない経験をしたというようにプラスに受け止めて、その想いを履歴書に記載するようにしましょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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