学生団体経験は就活に有利って本当？就活で注意することもご紹介！

学生団体と就活の関係性を紹介します。

よく「学生団体に所属していると就活にも有利になる」という声を聞くでしょう。

その考えは正しいのか、どのような部分が就活に有利になるのか、考えてみたことはありますか？

就活のために学生団体に入りたいという人は、「学生団体の意味や有利になる理由」を、もう一度思い浮かべてみましょう。
 

学生団体とは

学生団体とは、「学生で構成された社会団体」のことです。

社会のためになんらかの奉仕活動を学生主体となって行っています。

「社会に貢献したことがある」「団体に属したことがある」という観点から、就活で有利になる可能性は考えられるでしょう。

学生団体は、イベント等の企画やボランティア活動が主な活動です。これらの活動で社会を見つめ直すのが、学生団体参加者の目的でもあります。
 

学生団体の経験は就活に活かせるか

学生団体の経験は就活に活かすことができます。

もちろん、企業の人事（面札者）の判断や裁量にもよるのですが、「学生団体に所属していた」という事実はプラス要素となることが多いでしょう。

就活面接で「大学時代力を入れていたこと」「ボランティア活動をしていたか」を聞かれた場合、学生団体に所属していたと答えてください。

学生団体の経験は、就活において強さを発揮してくれます。

もちろん、「就活までの学生団体活動で何を学んだか」が重要ですが、学生団体に所属していたというだけでも「やる気はある」と判断してくれる企業もあるでしょう。
 

学生団体の経験は就活に強い理由

学生団体の経験が就活に強い理由について紹介します。

学生団体の参加者は、ボランティア活動やイベント企画によって社会と繋がりを持っているのがひとつ。団体に所属して「団体活動を経験している」というのがひとつの理由です。

就活において企業が求める人材は「即戦力」と「会社に貢献してくれるか」の2つです。

社会のことをわかっていて団体行動できる人材は「会社に貢献してくれる」と判断してくれるでしょう。

学生団体の中で上の立場に立っていた場合、「後輩を動かすマネジメント」もある程度はできると判断されます。
 

学生団体の経験を就活に活かす方法

学生団体の経験を就活に活かしたい場合は、学生団体活動を就活の面接に取り入れることです。

面接で「学生団体の経験で何を学んだか」を答えることができれば、企業のあなたに対する印象もグッと上がるでしょう。

例えば、「社会と繋がりを持てたのが良い経験になった」「自分たち主導で活動することの大変さがわかった」というような、学生団体の深い中身にまで突っ込んだ受け答えを用意するようにしてください。

学生団体経験を就活に取り入れる場合、何を注意すればいいのでしょうか。

いくら学生団体で活動しているといっても、「うちの企業にふさわしくない」と思われた場合、評価してくれません。

学生団体経験を就活に取り入れたことが仇にならないように、気を付けてください。
 

学生団体で成功事例を自慢しすぎない

学生団体で成功した事例を面接で伝えたいと思う人も多いかもしれませんが、「伝えすぎ」には注意してください。

就活の面接で学生団体の経験を話す場合は、「結果より過程」を説明するように心掛けましょう。

就活の面接では「学生団体を通じて本人が何をして何を学んだか」の説明を、企業が求めているからです。

自慢話になってしまった場合、企業側から「プライドが高い」「本人は何もしていないから学生団体の中身を深く語れない」と思われるかもしれません。

学生団体に属していなかった学生を見下さない

学生団体に所属していなかった学生を見下すのもよくありません。

学生団体に所属していないけれど素晴らしい人間性を持った人もいます。

就活の面接等で「学生団体に所属していなかった人よりも実力がある自信がある」と答えようと考えている場合は、受け答えを見直したほうがいいです。

他の素晴らしい人材に目を向けない「視野の狭い人間だ」と思われるかもしれません。

就活の面接では、学生団体の経験に関わらず「自分の価値観を面接官に押し付けない」ように注意してください。

学生団体経験を就活で評価される内容について紹介します。

ただ漠然と学生団体に参加していただけでは、就活では評価してくれません。

「学生団体経験から何を学んだか」「何を勉強したかったか」が大切だからです。

もし、学生団体経験を就活に取り入れたいと思っているのであれば、少なくとも「学生団体を通じて得た自分の経験」は語れるようにしてください。
 

結果を出すための途中経過や努力

学生団体経験を就活で評価される内容のひとつが、「結果を出すための途中経過や努力」です。

学生団体を通じてどのような努力・挫折・苦労・喜び・やりがいを見出すことができたかが主に判断されることになるでしょう。

自分の与えられた仕事に関してはしっかりと説明できるようにしてください。

また、「自分の学生団体経験がビジネスでどのような役に立つのか」も答えられると、かなり印象よく見てもらえます。

例えば、「商品を売るのが大変だとわかった」といった漠然とした答えではなく「商品を売るまでの過程や、受け持った仕事の流通の仕組み」等を説明したほうがいいでしょう。
 

学生団体に所属した目的と成果

学生団体に所属した目的と成果も、学生団体経験を就活で評価されるポイントとなっています。

「何のために学生団体に所属して、結果的に何を学んだか」ということです。

自分がやりたくて学生団体に所属したわけなので、所属動機は言えるようにしておく必要があるでしょう。

その後、学生団体でどのような過程で働いてどんな結果だったかを説明し、最後に何を学んだか説明してください。

こちらも、「社会に出るのが大変だとわかった」という曖昧な内容ではないほうがいいです。

例えば、「団体行動が大変なのはわかったが、その分後輩の動かし方や効率のいい仕事方法を考えることができた」というような、具体性を持った答えを用意してください。

学生団体が就活でどのように有利になるか紹介しました。

確かに、学生団体は就活に役立たせることができます。

しかし、「学生団体で何をしたか、何を学んだか」までしっかり答えることができないと、企業側は評価してくれません。

学生団体をする上で何を学んだかを就活までに明確にするために、学生団体の活動に力を入れるようにしましょう。