
【Pythonの基本とは】コードを書くときのルールは何があるの?
プログラミングの学習をするときに、Pythonを始めるときには、Pythonを書くときの基本ルールを理解しておかなくてはなりません。Pythonを書くときの基本ルールを詳しくご紹介していきますので、これからプログラマーを目指そうと考えている方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
Pythonを書くときの基本ルール
Pythonはプログラミング言語の1つです。プログラミング言語は他にもjavaやC言語などがありますが、それらと比較すると読みやすく書きやすい、扱いやすい言語となっております。
プログラミングの学習をするときに、Pythonを始めるときには、Pythonを書くときの基本ルールを理解しておかなくてはなりません。
Pythonを書くときの基本ルールを説明してきますので、ぜひ参考にしてください。
コードブロックはインデントを揃える
Pythonを書くときの基本ルールの1つとして、コードブロックはインデントを揃える必要があります。
他のプログラミング言語のようにコードブロックを単語で括ることはしませんが、4スペース空けてインデントを揃え、コードブロックを示さなくてはなりません。
基本的にはコード1行で記述する
Pythonを書くときの基本ルールに、コードを1行で記述するというものがあります。
他のプログラミング言語ですと、コードの末に記号を記載することがありますが、Pythonはコードを1行で記述するのが基本です。
「¥」を記述することにより、複数行にわたるコードを書くこともできます。
プライベート変数にはアンダースコアをつける
Pythonを書くときの基本ルールで、プライベート変数にはアンダースコアをつけなくてはなりません。
Pythonにはプライベート変数はありませんが、プライベート変数を示すためにプライベート変数の前にはアンダースコアをつけましょう。
Pythonのルール1
Pythonの基本ルールを見ていると、他のプログラミング言語と相違点があることが分かりました。
他のプログラミング言語に慣れている人は戸惑うこともあるかもしれませんが、Pythonを利用するためには基本ルールとなりますので、覚えておきたいですね。
Pythonの基本ルール以外のルールも見ていきましょう。まずは3つご紹介します。
①インデント
Pythonのインデントを揃えることは、読みやすくなり綺麗にコードを書くことができます。
- 継続された行は縦に折り返した要素を揃える
- インデントを深くし、行を区別する
- 波カッコ、ブランケット、カッコを閉じるときは、改行後のインデントに合わせるか行の始めにインデントを合わせる
これらのようにインデントを揃えると、コードが綺麗にまとまり可読性を上げることが可能です。
②1行の長さは79文字、72文字
Pythonのコードの長さは、1行79文字以内にしましょう。
72文字以内にするものは、構造制限が少ないものです。
これらは必ずというわけではなく、仲間で合意できている場合は文字数がオーバーしても構いません。
③演算子の位置
Pythonは、2項演算子を前に置いたほうが読みやすいです。
プログラミング言語や好みによって分かれる演算子の位置ですが、Pythonは演算子を前に置くことをおすすめします。
Pythonのルール2
Pythonは、インデントを揃えること、1行のコードの長さや演算子の位置などにルールがあることが分かりました。
これらのルールを守れば、Pythonのコードが読みやすく、書きやすいものになりますのでぜひ参考にしたいですね。
Pythonの書き方には他にもルールがあります。次の3つをご紹介します。
④空行のルール
Pythonで空行をとるときには、おすすめのルールがあるので以下を参照ください。
- 2行ずつ空ける・・・トップレベルの関数やクラス
- 1行ずつ空ける・・・クラス内部のメソッド
- 2行以上空ける(頻発しないように注意)・・・関連した関数のグループ分け
⑤import文のルール
import文を書くときには、以下のルールで書くことをおすすめします。
-
モジュールごとに行分けする
複数モジュールをインポートする場合は、行を分けない書き方のほうがいいです。
-
相対importと絶対importのどちらかを選択する場合、絶対importを利用する
読みやすくなりますが、複雑になる場合は相対importでも構いません。
⑥式や文中の空白文字
Pythonの式や文中の空白文字の扱いは、以下のようになります。
- 波カッコ、ブランケット、カッコの前後に空白文字を入れない
- 基本的に、カンマ、セミコロン、コロンの後ろに空白文字を入れる
- 関数呼び出しの際の関数とカッコの間、インデックス、スライスのカッコ前、代入演算子を揃えるための空白文字は不要
- 2項演算子の両側は空白文字1つずつ必要
- デフォルトパラメータやキーワード引数を示す「=」の前後に空白文字は不要
- 「ー>」演算子の両側には空白文字が必要
Pythonのコーディング規約
Pythonのルールはさまざまなものがあります。
ルールを守ってPythonを利用しないと、可読性が下がったりバグが発生したりすることもあるので、気を付けたいところです。
Pythonのコーディング規約を使えば、Pythonをより扱いやすく利用することができます。
Pythonのコーディング規約とは何かを解説していきます。
コーディング規約とは
コーディング規約とは、使えばPythonのコードに一貫性が保たれ、自分だけでなく他の人も読みやすいように仕上げることができるようになるスタイルガイドです。
Pythonは扱いやすいプログラミング言語ですが、読みづらいコードになってしまう可能性はあります。
コーディング規約を使えば、より分かりやすいコードを書くことが可能です。
どのコーディング規約を使う?
Pythonのコーディング規約は、公式のコーディング規約であるPEP 8がよく使われています。
Google Python Style Guideというグーグルが公開しているコーディング規約もあります。
PEP8のコーディング規約
PEP 8のコーディング規約は多くあるので、初心者がすべてを把握しようと思っても難しいでしょう。
規約が多くあるので、入力したコードを目で見て確認していくのは大変です。PEP 8というコーディング規約と同じ名前のチェックツールもありますので、そちらを利用して確認するといいでしょう。
PEP8命名規約
Pythonにはコーディング規約があり、コーディング規約を使うことで読みやすいコードが書けるのであればありがたいですね。
コーディング規約も公式のものとグーグルが公開しているものがあるので、どちらがいいかぜひ検討してみてください。
PEP 8のコーディング規約には、命名規約があります。
この命名規約はPythonだけに当てはまるのではなく、一般的な規則です。命名規約について、見ていきましょう。
名前は「役割」を示す
コードに名前を入力することが多いと思いますが、命名するときに一目見て何を表しているコードか分かる必要があります。
名前は「役割」を示すように命名しましょう。
関数とメソッド名は「動詞」を使う
関数とメソッド名には「動詞」を使いましょう。
スネークケースと呼ばれる方式で、単語と単語の間にアンダースコアを入力することにより、分かりやすくします。
それ以外の命名は「名詞」を使う
それ以外の命名には「名詞」を使いましょう。
キャメルケースと呼ばれる方式もあり、この方式は単語の頭文字を大文字にしてつなげるやり方です。Pythonでは、クラス名に利用されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Pythonは扱いやすいコードという特徴がありますが、基本のルールがありますのでそれに則って学習していきたいですね。
基本のルール以外にもルールやコーディング規約がありますので、読みやすく書きやすいPythonコードを入力できるようにぜひ参考にしてください。
バグが発生する可能性もありますので、疑問に思ったら調べることも大切ですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
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