
【外資系金融機関の仕事について】年収事情や将来性について紹介します
外資系の金融機関に就職しようと思ったらどのようにすればいいのかわらない方は少なくないと思います。そこで今回は外資系金融機関についての様々な疑問などについて詳しくご紹介していきますので、ご興味のある方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
外資系金融機関の仕事
それでは外資系金融機関の仕事内容からみていくことにいたしましょう。
まず、外資系企業とは?
経済産業省の「外資系企業動向調査」によれば、その企業の資本金のうち3分の1以上が外国資本であったならばその企業を外資系企業と呼んでいます。
つまり日本で誕生し従業員の大半以上が日本人であったとしても資本の出資比率が34%以上が外国法人・外国人からのものだったら「外資系企業」という事になるのです。
外資系金融企業社員の仕事内容
外資系金融機関の企業の仕事は大きく分類すると、
- 投資銀行
- 証券会社
- 保険会社
- クレジット会社
とに分けられます。この中で一般的に「外資系金融機関」という枠組みとして連想しやすいのは「投資銀行」になってくるでしょう。
企業のM&A(合併と買収)、資産運用、株や債券などの金融商品の売買などがメイン業務となってくるのです。
それぞれ高度な金融知識とグローバル展開に対応できる語学力とが要求されてきます。
外資系金融企業社員の一日例
それでは外資系金融企業社員の一日の動きを例にとってみてみましょう。
7:30 出社
9:00 ミーティング
10:00 M&Aリストなど資料作成
12:00 昼休憩
13:00 顧客訪問
15:00 資料作成
20:00 上司とのミーティング
22:00 帰社
この流れは入社1年目の新人のパターンとしてみてもらったらいいでしょう。
総じていえるのは1日の拘束時間が長く、顧客への訪問時間よりも社内でのミーティングや作業に時間を費やしているということです。
しかし業務内容がもしM&Aというものになるのならそれは頷ける話です。M&Aは案件自体が複雑で双方の要望を調整ししっかり整理してかからないとミスを多発してしまう仕事なのです。
高度な専門知識だけでは処理しきれないのがM&A業務の難しさといえるでしょう。
外資系金融の年収事情
それでは次に参りましょう。今度は外資系金融の年収事情についてご紹介してまいります。
外資系の中で金融は平均年収が高い
数ある外資系企業の中にあって、金融系の企業は特に平均年収が高いことで知られています。だから就職を希望する新卒学生にとって魅力のある志望先となるのです。
外資系の企業、特に金融系の企業の年収の高さの秘密は比較できないくらいのインセンティブ給の歩合の高さがあるからなのです。
このインセンティブが高給なことが多くの学生たちから見たら人気ナンバーワンとなる要素となるのです。
外資系金融企業は年収は高水準だが実力主義
例えば外資系金融機関の1年目の平均年収は軽く800万円を超えます。通常の一般企業の優に4倍近くはある厚遇ぶりなのです。人気が出ないはずはなのです。
ただ、年収が高水準となれば必然的に仕事の方も厳しくなるのは当然です。つまり外資系金融機関は徹底した「実力主義」の世界、ということになるのです。
外資系金融機関には日本企業のような終身雇用制や年功序列型賃金制度といったものはありません。あるのは成果主義に基づいた徹底した年俸制給与です。
年俸制給与は前年度の各個人の実績をベースにして翌年の給与を算定していく制度です。
そしてもちろんながら成果さえ上げ続ければ給与もそれに伴って上昇カーブを描きます。20代前半で年収1千万円を確保することも決して夢ではないのです。
半面、仕事で成果が上がらなかったら厳しい現実が待ち受けます。給料が下がるだけならまだいいでしょう。下手をすれば「解雇」という処分がすぐに下ってしまいます。
成果さえ上げていれば人も羨むような高年収なのですがそれが出来なかったら即刻、解雇。これが外資系金融機関の常識なのです。
人気がある投資銀行部門の平均年収ランキング
それではここで人気がある投資銀行部門の平均年収ランキングというものをご紹介しておきましょう。
- ゴールドマン・サックス…1600万円
- モルガン・スタンレー…1200万円
- シティグループ…1500万円
となっています。データは2016年当時のものとなっています。
この数字はあくまで平均値です。稼ぐ人はもっと稼いでいるという現状を認識しておきましょう。
外資系金融機関一覧と現状
それでは次にまいります。今度は外資系金融機関一覧と現状についてみてまいりましょう。
銀行系金融機関一覧と現状
大表的な銀行系金融機関の一覧とその現状について紹介していきましょう。
「ゴールドマン・サックス」「モルガン・スタンレー」「バンクオブアメリカ」「シティグループ」「JPモルガン・チェース」などです。
一時のリーマンショックのダメージより各社、回復基調とはいえ各種の規制の強化策により銀行系各企業は投資業務が縮小し新たなビジネスモデルを模索している段階といえるようです。
クレジット系金融機関一覧と現状
クレジット系金融機関一覧とその現状について紹介いたします。
「ビザ」「マスターカード」「アメリカン・エクスプレス」「ダイナーズ・クラブ」などが主だったところです。
「ビザ」「マスターカード」「アメリカン・エクスプレス」の3社で世界シェアの過半数以上を確保しています。
保険系金融機関一覧と現状
それでは次に保険系金融機関一覧とその現状についてみていきましょう。
「プルデンシャル・ファイナンス」「アクサグループ」「AIGジャパン・ホールディングス」「メットライフ生命」「チューリッヒ生命」などテレビのコマーシャルでお馴染みの企業名が出てきます。
国内大手の生命保険会社が海外に活路を求める現状と相まって外資系の存在感がかつてないほど大きくなってきている模様となっています。
外資系金融企業への就職について
それでは最後にまいりましょう。外資系金融企業への就職についてみてまいります。
外資系金融企業の仕事のやりがいは?
外資系金融企業の仕事のやりがいは、ひとえに業務内容がM&A主力になるため大型案件が成立した際の達成感は何物にも代えがたい充実感があるでしょう。
それはそこまで成功するために多大な時間と労力の酷使があったからこその充実感なのです。
案件成約の暁には大きな報酬が待っていることもやりがいを感じる大きな要素でもあるのです。
外資系金融企業の仕事に資格は必要?
それでは次です。外資系金融企業の仕事に資格は必要なのでしょうか?この疑問についてみてまいります。
外資系金融機関の仕事に従事するようになったなら取っておかなければならない資格が「証券外務員資格」です。
この資格は金融商品を販売する上で必須の資格となりますので内定をもらってから入社するまでの間に資格取得を指示されるケースが多いようです。
また内定を勝ち取るために「TOEIC」の高得点や簿記1級、公認会計士の資格なども有利に運ぶようになります。
外資系金融企業の求人や就職状況、需要について
外資系金融企業の求人や就職状況、そしてその需要について紹介してまいります。
外資系金融機関の採用枠は国内企業に比べると圧倒的に少人数です。よって採用内定者はどうしても超難関国公立大学卒業者が占めてしまう現状になってしまうようです。
しかしながら超難関とはいえ求人事態は継続していますので需要は存在します。
大学在学中に英語力を磨いたり関連資格の勉強に励んで資格取得を達成しておくなど早期の準備が競争に打ち勝つ近道となることでしょう。
まとめ
今回は「外資系金融機関へ就職する」という事をメインテーマにして紹介してまいりました。 ではもう一度、ポイントを振り返っておきましょう。
- その企業の資本金のうち3分の1以上が外国資本であったならばその企業を外資系企業と呼んでいます。
- 外資系金融機関の1年目の平均年収は軽く800万円を超えます。
- 大表的な銀行系金融機関には「ゴールドマン・サックス」「モルガン・スタンレー」「バンクオブアメリカ」「シティグループ」「JPモルガン・チェース」などがあります。
- 外資系金融機関の採用枠は国内企業に比べると圧倒的に少人数です。よって採用内定者は超難関国公立大学卒業者が占めるなど、非常に狭き門になっています。
となっていました。
外資系の企業には日本独自の年功序列や終身雇用といった制度は一切ありません。あるのは己のあくなき「成果」のみなのです。
よって目標とする成果を挙げられない場合は給料が下がっても会社に居続けるのではなく「即刻解雇」という厳しい処分が下る事を常に念頭においておかなければなりません。
その代わりきちんと成果を挙げ続ければ人も羨むような高年収が待っています。
自身のあくなき克己心とぶれない数値管理をコントロールできる人が求められる業界といえるでしょう。
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