y111
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銀行の役職定年は各銀行で定義が異なるが、共通点として40代後半から関連会社へ出向・転籍を命じられるケースが増加しています。銀行内の出世競争を勝ち抜いた「勝ち組」にならなければ、出向・転籍を迫られます。出向・転籍先で給与は半分以下に落ち、業務内容は軽いものが中心になります。出向・転籍を命じられる前に「銀行を辞めて別のところで生きていく準備をしろ」と言われます。さらに、出向先でIT化・AI化が進み従業員数を増やす必要がなくなっている現状で、銀行員は出向先の確保が難しくなります。そうするとやりがいの仕事もみつからない場合は収入がゼロに近くなります。
SMBCではなくMUFGの例ですが、55歳で多くの行員が役職定年を迎えます。昭和の時代は融資先に出向・転籍という道がありましたが令和の時代に融資を受けているから部長や役員として行員を受け入れるという会社は多くなく、各行同様だと思いますが現在50代に突入したバブル期の大量入行組の掃き出しに人事部門などが苦慮していると聞きます。 将来的に現行の役職定年という制度はなくなっていくと思いますが、現状MUFGなどで起こっている事実としては多くの主任調査役(上限1300万円前後)が55歳の誕生日を迎えた翌日から給与が約40%減額されます。その後も60歳の定年まで漸減しながら定年を迎え、再雇用があるとは言えバイトに毛が生えたような給与体系になります。今からメガバンクに行く場合、今後、世の中がどう変わっていくか不明ですが、人材市場を見ながらいつでも転職できる人材であり続けることは必要だと思います。