
インターンシップには何社参加するべき?平均数やおすすめの求人サイトを紹介
インターンに参加しようと思っても、平均で何社くらい参加すればいいのか悩む人もいるでしょう。インターンシップには、短期と長期、1dayの種類がありどれを選ぶかによっても参加できる数は変わります。今回は、インターンシップには何社参加すべきなのか、詳しく解説します。また、複数のインターンシップに参加するメリットも紹介するので参考にしてみてください
インターンシップには何社ほど参加するべき?
インターンシップは、採用目的で行っている企業も多いことから積極的に参加してさまざまな経験を積む学生が増えています。インターンシップ開催を「採用活動のための母集団形成」とする企業も7割近くあります。
ただ、インターンシップには、2~2週間ほどでプログラムが終了する短期インターンシップと数ヶ月アルバイトのような形式で通う長期インターンシップがあるため、参加する数は考えなくてはいけません。
短期インターンシップなら4~6社で、長期インターンシップは1~2社に参加するのが一般的です。
大学生の平均インターンシップ参加は5.7社
マイナビが2024年卒業予定の学生に行ったアンケートによると、インターンシップに参加した平均は5.7社と明らかになっています。近年では、対面だけでなくオンライン形式のインターンシップも増えており、ほとんどの学生が参加経験を持っているのです。
前年の平均と比較すると、オンライン形式のインターンシップに参加している数が増えていることもわかり、コロナ禍の影響により急遽対面からオンライン形式に変更になった企業が多くあることがわかります。また平均インターンシップ参加数は、インターンシップの期間によっても異なります。
次章では、キャリタス就活が行ったキャリタス就活 2024 学生モニター調査結果を元に、インターンシップの期間ごとの平均参加社数を紹介します。
長期インターンシップは1.7社
長期インターンシップは、会社によって違いはありますが多くの企業で3ヶ月以上の期間で開催される場合がほとんどです。長い期間になると半年以上続く場合もあります。
長期インターンシップは、知識と技術を兼ね備える技術者を育成することが目的で行われることが多いため、長期的なスケジュールで行われます。そのため、アルバイトのように週に数日通うスタイルで組まれることがほとんどです。
長期インターンシップは、数社を体験して数をこなすことは難しいため、平均で1.3社と多くても2社程度の参加しかできないでしょう。
短期インターンシップは2.3社
短期インターンシップは、2~2週間程度の期間で行われます。多くの企業で大学3年生を対象としている場合がほとんどです。
開催期間が短いため、長期インターンシップと比べると多く申し込むことが可能です。そのため、4~6社程度申し込んで2.3社のインターンシップに参加する学生が多くいます。
複数のインターンシップに参加できれば企業の比較にもなるため、1週間程度で終了するインターンシップに複数参加するのがおすすめです。
1dayインターンシップは5.8社
1dayインターンシップは、1日で行われるインターンシップです。説明会、会社見学、ワークショップなどが1日で終了するスケジュールです。
1dayインターンシップはその名の通り1日で終了するため、希望者が多く抽選となるケースもあるため、興味がある企業にはできるだけ応募して参加するのがおすすめです。
スケジュールも予定しやすいため、1dayインターンシップは5.8社のインターンシップに参加するのが平均となっています。
複数のインターンシップに参加するメリット
複数のインターンシップに参加するメリットは以下のとおりです。
- 企業とのマッチ度合いを確認できる
- 企業を比較検討できる
- 自分の成長につながる
メリットがわかればその後の就活にプラスになるため、意識しておきましょう。
企業とのマッチ度合いを確認できる
数多くある企業の中から、自分に適した企業へ入社するためには比較検討が大切です。また、インターンシップに参加すれば競合他社を比較することも可能です。
比較して各企業の特徴がわかっていれば、志望動機としてより詳しく答えやすくなり好印象になるでしょう。企業の比較検討は、企業分析にもつながるのです
自分の成長につながる
自分の働きたい業種や企業がはっきり決まっていない場合も、複数の企業のインターンシップに参加することでさまざまな企業や仕事を知るきっかけになります。インターンシップに参加することで、目的が見つかり自分の成長につながることもあります。
インターンシップを探している時点で、志望する企業や業界が絞れていない人は、いろいろな企業や仕事を体験してみましょう。自分のスキルや自分では気付いていない能力を伸ばす最適な環境でもあります。
インターンシップには何社応募するべき?
インターンシップには何社応募するべきか悩む人もいるのではないでしょうか。マイナビの調査では複数のインターンシップに参加する学生は平均で7社以上に応募していることがわかっています。
インターンシップに参加する人が多いのは夏休み中とその前後のサマーインターンシップです。この場合、応募が5月頃から開始されることが多いので、早めに情報収集して準備を進めることが大切です。
インターンシップに応募する際のポイント
インターンシップに応募する際のポイントは以下のとおりです。
- 自己分析を行う
- 参加の目的を明確化する
- スケジュール管理を徹底する
ポイントがわかっていればインターンシップを有意義に進めることができるため、しっかりポイントを押さえておきましょう。
自己分析を行う
インターンシップに参加する際に、自分の強みや弱みを洗い出すための自己分析は大切です。自分の興味のない企業のインターンシップに参加しても大した成果は期待できません。
インターンシップへ応募する前に自己分析を行い、企業との相性確認も重要です。
参加の目的を明確化する
インターンシップに参加する際、自分が希望する業界や職種が定まっておらず複数の企業に参加する場合もあるかもしれません。
しかし、複数のインターンシップに参加する場合でも参加の目的は明確化しておく必要があります。
志望業界は決まっているけど就活のためのスキルを伸ばしたいなら長期インターンシップ、志望業界も定まっていないのでさまざまな業界をみたいなら短期インターンシップというように、「どうしてインターンシップに参加するのか」を明確化することが大切です。参加の目的を明確にすると、応募するインターン先を見つけやすくなるでしょう。
スケジュール管理を徹底する
インターンに複数参加しようと考えているならスケジュール管理を徹底することを忘れないようにしましょう。より多くのインターンに参加するほうが、業界や企業を知る機会は増えます。
ただ、学業やアルバイトなどとしっかり両立できるスケジュール管理をしておかなければ周りに迷惑をかけてしまうことになります。また、就活はインターンシップに参加するだけではありません。
筆記試験対策や面接の準備なども必要になってくるため、無理のないスケジュールを組むことが大切です。
インターンシップ応募におすすめの求人サイト
インターンシップ応募におすすめの求人サイトをご紹介します。
- ワンキャリア
- マイナビ
- リクナビ
- Wantedly
- Infra
それぞれのサイトの特徴を把握し、自分に合ったサイトを見つけましょう
ワンキャリア
ワンキャリアは、株式会社ワンキャリアが運営する就職情報サイトです。新卒採用に関わるデータを、ウェブやアプリ上で簡単に情報収集が可能で、就活生をサポートしています。
長期のインターンシップ情報が多く、口コミなどの閲覧が多いためアクティブに活動できるのがメリットです。しかし、大手企業の掲載が中心となっているため、福祉職などの一部の職種は掲載数が少ないのがデメリットです。
マイナビ
マイナビは、株式会社マイナビが運営するインターンシップ・就職情報サイトです。マイナビには、大手企業から中小企業まで幅広い求人が掲載されています。
また、採用活動のサポートも充実しているため地方の人でも利用しやすいのが特徴です。しかし、掲載している企業数が多すぎるため、希望する企業を見つけにくいことや届くメールの数が多すぎるといったデメリットもあります。
リクナビ
リクナビは、株式会社リクルートが運営する就職情報サイトです。インターンシップの求人が多く、締め切り順に掲載されているため希望するインターンシップを逃すことなく応募できます。
また、自分の強みを知る自己分析サービスも利用可能で多くの学生が利用しています。ただし、リクナビ同様、届くメールが多すぎることやオープンオファーが多く届くというデメリットもあります。
Wantedly
Wantedlyは、ウォンテッドリー株式会社が運営するビジネスSNSです。長期インターンシップの求人が豊富にあるのが特徴です。
企業とフラットにつながれることやインターンシップのスカウトが届くこともあります。しかし、インターンシップの募集は関東が中心です。
関西やその他地方ではあまり活用できないのがデメリットです。
Infra
Infraインターンは、株式会社Legaseedが運営する長期・有給インターンシップ募集サイトです。Infraインターンでインターンシップに参加すると奨学金がもらえたり長期インターンシップに参加することで企業からスカウトがくることもあります。
しかし、地方の求人数が少ないのがデメリットです。地方でインターンシップを探している人には活用しにくいでしょう。
複数インターンへの参加で企業や業界理解が深まる
インターンシップは、希望する企業や職種が自分に合っているかの分析できる貴重な時間となります。そのため、複数の企業に参加することで企業や業界理解は深まるでしょう。
実際に、インターンシップに参加する学生は増えています。ただし、参加する場合は闇雲に複数参加するのではなく、目的を明確化し、スケジュールをしっかり組むことが重要です。
インターンシップに参加すれば、就職活動が有利なることも多いため、本記事を参考にしながら自分に合ったインターンシップに応募してみてください。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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