
履歴書に一年未満の職歴は書かなくても良い?短期離職を質問された時の回答例をご紹介
履歴書を書く際に「一年未満の職歴は書かなくても良いのかな」「面接で短期離職について聞かれた時の答え方が分からない」と思っている方もいることでしょう。そのような方のために、履歴書に一年未満の職歴を書くべき理由や、書くポイントを解説します。また、面接で短期離職について質問された時の回答例をご紹介します。
一年未満の職歴も履歴書に書きましょう
職歴を書く際に、「一年未満の職歴を履歴書に書くのは抵抗がある」「できれば一年未満の職歴は履歴書に書きたくない」などと思う方もいることでしょう。
しかし、一年未満の職歴も履歴書に書いた方が良いと考えられます。
なぜなら、入社後に転職先が社会保険関係の手続きを行っている際に、職歴に虚偽があったことが知られてしまう可能性があるからです。
その結果、転職先からの信頼が失われることが予想されます。
履歴書の職歴の書き方は、以下の通りです。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2022 | 4 | 〇〇株式会社 入社 |
2022 | 10 | 〇〇株式会社 一身上の都合により退職 |
一年未満の職歴も履歴書に記載し、嘘がないようにしましょう。
履歴書に一年未満の職歴を書くべき理由
履歴書に一年未満の職歴を書くべき理由は、以下の2つです。
- 社会保険の加入により在籍記録が残されているから
- 職歴を空白にすると面接の際に質問されるから
それぞれ詳しく解説します。
社会保険の加入により在籍記録が残されているから
社会保険の加入により在籍記録が残されていることも、履歴書に一年未満の職歴を書くべき理由に挙げられるでしょう。
なぜなら在籍期間が短くても、正社員として勤務していた場合、社会保険に加入することになります。
そのため、転職先が雇用保険の加入履歴を見た際に、短期間勤務していた会社があったことがバレてしまいます。
その結果、入社後に短期間勤務していた会社について転職先に説明することになり、信頼を失うことになるでしょう。
職歴を空白にすると面接の際に質問されるから
職歴を空白にすると、面接の際に質問されると考えられます。
採用担当者から「空白期間は何をしていたのか」「どこかに勤務していたのか」などと質問され、説明することになるでしょう。
その結果、一年未満の職歴を隠していたことが転職先にバレてしまい、採用担当者にマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。
履歴書に一年未満の職歴を書くポイント
履歴書に一年未満の職歴を書くポイントは、以下の2つです。
- 「一身上の都合により」でOK
- 採用担当者が納得する理由があれば記載する
それぞれ詳しく解説します。
「一身上の都合により」でOK
履歴書に一年未満の職歴を書くポイントに、「一身上の都合により」と書くことが挙げられます。
面接で退職理由を聞かれるため、履歴書に詳しく書く必要はありません。
そのため在籍期間が短い職歴でも、「2022年4月 〇〇株式会社 一身上の都合により退職」とだけ記載しましょう。
採用担当者が納得する理由があれば記載する
採用担当者が納得する理由があれば記載することも、履歴書に一年未満の職歴を書くポイントだと考えられます。
例えば「親の介護が必要となったため退職しました」のような、採用担当者が納得する理由がある場合、マイナスなイメージを持たれない可能性があります。
しかし採用担当者が納得する理由がない場合は、面接の際に聞かれても困らないよう、事前に回答を決めておくと良いでしょう。
面接で短期離職を質問された時の回答例
面接で短期離職を質問された時の回答例は、以下の3つです。
- 他業種に転職したい場合
- 職場の人間関係が原因の場合
- 会社の方針と合わなかった場合
それぞれ詳しく解説します。
他業種に転職したい場合
前職では、接客業をしていました。
働く中で新人のサポートをしたときに、上司から説明するのが上手いと褒められた経験があります。
この経験から、「人をサポートする仕事」に興味を感じ、退職いたしました。
なぜ他業種に転職したいのかを詳しく説明できると、短期離職でも採用担当者を納得させられる可能性があるでしょう。
職場の人間関係が原因の場合
前職は、個人で仕事をこなしていくのが会社の方針でした。
しかし、学生時代に培ったコミュニケーションスキルを活かして働きたいと思い、チームワークを重んじている御社(履歴書の場合は貴社)で経験を積みたいと思い、退職いたしました。
今後は教育や指導にも携わり、仕事の幅を広げていきたいと思っております。
職場の人間関係が原因で短期離職した場合、そのまま伝えてしまうと、「あなたに問題があるのではないか」「また人間関係が原因で退職してしまうのではないか」と採用担当者は思うと考えられます。
そのためキャリアアップなどの、ポジティブな理由に言い換えると良いでしょう。
会社の方針と合わなかった場合
前職は、売り上げ重視の経営方針でした。
社員同士で切磋琢磨して売り上げを上げていき達成感を感じることのできる良い環境でしたが、私は心のこもった接客に価値を感じています。
会社の経営方針に共感できる場で働くことで、より良い接客ができると思ったため、退職いたしました。
短期退職理由が、会社の方針と合わなかった場合でも、嘘はつかず前向きな退職だと伝えると良いでしょう。
履歴書には本当のことを記載しましょう
本記事では、以下について紹介しました。
- 一年未満の職歴も履歴書に書きましょう
- 履歴書に一年未満の職歴を書くべき理由
- 履歴書に一年未満の職歴を書くポイント
- 面接で短期離職を質問された時の回答例
履歴書に一年未満の職歴を記載しないと、面接の際に採用担当者に説明しなければならなくなります。
そのため、履歴書には本当のことを記載し、採用担当者にマイナスなイメージを持たれないよう注意しましょう。
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