
履歴書の封筒の正しい閉じ方を解説|「〆」の意味や書き方も紹介
「履歴書を入れた封筒の閉じ方が分からない…」という方は多いのではないでしょうか。閉じ方を間違えると、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう場合もあります。そこで今回の記事では、履歴書の封筒の正しい閉じ方を詳しく解説します。「〆」の意味や書き方も併せて紹介するので、履歴書を提出する予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
郵送の場合は履歴書の封筒を閉じる必要がある
履歴書を郵送する場合は、封をして送る必要があるため、マナーを守って封筒を閉じなければなりません。
一方で、手渡しの場合は、その場ですぐ履歴書を出せるようにしておく必要があるため、封筒を閉じる作業は不要です。
このように、履歴書の提出方法によって、マナーは異なります。
郵送する場合は、切手の枚数をなるべく少なくすることもマナーの一つです。
送る書類の大きさや量もよりますが、定形外郵便を送る際は120〜140円分の切手が必要になります。
切手の枚数が多くなると、「余った切手を使ったんだな」という印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
切手の枚数が多いと、多く貼ってしまったり、金額が足りなくて返ってきたりするリスクもあります。
切手の枚数に制限はなく、多いからといって不採用になることはないです。
しかし、丁寧な印象を与えるためにも、なるべく少ない枚数で送るようにしましょう。
どの組み合わせが一番少ない枚数で済むのか分からない方は、郵便局の窓口から送るのがおすすめです。
履歴書の封筒の正しい閉じ方
履歴書の封筒の正しい閉じ方として、以下の4つが挙げられます。
- スティックのりがベスト
- 封筒の両面テープでも可能
- 封筒の水のりの場合は粘着度を確認する
- セロハンテープやホッチキスはNG
履歴書の内容も大切ですが、封筒の閉じ方が悪いと悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
下記では、閉じ方のポイントを紹介するので、しっかり押さえておきましょう。
スティックのりがベスト
履歴書を入れた封筒を閉じる時は、スティックのりがベストです。
スティックのりは、粘着性が高い上に、仕上がりも綺麗になります。
液体のりを使用することもできますが、封筒にシワができたり、のりがはみ出したりして、汚い印象を与える可能性があるため避けた方が無難です。
一口にスティックのりと言っても、様々な種類があります。
その中でも、粘着性の高いものを選ぶことがポイントです。
貼って剥がせるタイプも販売されていますが、履歴書の封筒にはおすすめできません。
コンビニや100円ショップでも粘着性の高いスティックのりは販売されているので、履歴書が完成する前に購入しておきましょう。
封筒の両面テープでも可能
あらかじめ封筒に両面テープがついている場合は、それを使っても問題ありません。
封筒についている両面テープは、見栄えが良く閉じることができます。
スティックのりの代わりに両面テープを使う場合は、封の外側ではなく内側につけるようにしましょう。
外側に貼ると剥がれてしまう可能性があります。
封筒の水のりの場合は粘着度を確認する
封筒に水のりがついている場合は、粘着度を確認する必要があります。
水のりは切手などに使用されているタイプで、水に濡らすと粘着力が出るのりです。
水がきちんとついていないと、配送の途中で封が空いてしまう可能性があるため注意しましょう。
ただし、水がつきすぎると、封筒や中の書類がふやけてしまいます。
そのため、水のりで封をする時は、スポンジに水を含ませ、少しずつ均一につけていくのがポイントです。
セロハンテープやホッチキスはNG
セロハンテープは、剥がれやすかったり、開封される可能性があったりするため、使用するのは避けましょう。
履歴書は住所や電話番号など、個人情報が数多く記載されている書類です。
個人情報を悪用されるのを防ぐためにも、粘着性の高いスティックのりを使うのが望ましいです。
また、ホッチキスは封筒内の書類を通してしまったり、他の郵便物を傷つけてしまったりする可能性があります。
しっかり封を閉じることはできますが、このような理由から使わないようにしましょう。
封筒を閉じた後に「〆」マークが必要
封筒を閉じた後、フラップの部分に「〆」マークが必要となります。
しかし、「〆」マークの意味を知らない方は意外と多いです。下記では、「〆」マークの意味と正しい書き方を紹介します。
「〆」マークを書く意味
「〆」マークは封字と呼び、「封筒に封をした」「誰にも開封されていない」という意味があります。
封字は中身が見られていないことを示すマークであるため、ビジネスシーンの重要文書などに用いられる場合が多いです。
履歴書などの応募書類も重要な書類なので、封字を書く必要があります。
その他、「本人が封をした」ことを示すため、本人確認の観点からも非常に重要です。
封字によってマナーの良さをアピールできるだけでなく、応募書類の信頼性を高めることもできます。
「〆」マークの書き方
封字として「封」「緘」などを使う場合もありますが、就活において一般的なのは「〆」のマークです。
「〆」を「×」と書き間違えてしまう方が多いので注意しましょう。
「〆」の代わりに「×」を書いても、封印したことにはなりませんし、未開封の証明にもならないです。
封字は細かいマナーですが、ビジネスでは重要なものです。
「〆」と書いたはずなのに「×」に見えてしまうこともあるため、丁寧にしっかり書くようにしましょう。
履歴書の封筒の閉じ方でよくある質問
履歴書の封筒の閉じ方でよくある質問として、下記の2つが挙げられます。
- 手渡しの場合は「〆」マークが必要?
- 封筒の閉じ方が汚い場合選考に影響する?
疑問を持ったまま履歴書を提出すると、知らないうちにマナー違反をしている可能性もあります。
手渡しの場合は「〆」マークが必要?
履歴書を手渡しする場合は、のり付けする必要はありません。
そのため、「〆」マークも不要です。
のり付けしてしまうと、採用担当者がすぐに封筒内の書類を確認できないので、開いたままの状態で提出します。
また、封筒の宛名や送付状も必要ありません。
手渡しの場合は、封筒の表面に「履歴書在中」または「応募書類在中」、裏面に自分の氏名と住所だけ記入しておきます。
封筒の閉じ方が汚い場合選考に影響する?
封筒の閉じ方が汚いと、採用担当者に「雑」「いい加減」といったマイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。
のりがはみ出てベタついていたり、封筒にシワが寄っていたりすると、それだけで不採用になることはありませんが、プラスの印象にならないことは確かです。
また、見た目の良さだけでなく、敗れていたり剥がれていたりすると、書類の信憑性も失われてしまいます。
提出書類で悪い印象を持たれないためにも、封筒を閉じる時は丁寧に行いましょう。
綺麗に封筒を閉じたい場合は、冒頭でもお伝えしたようにスティックのりや両面テープがおすすめです。
液体のりや水のりもありますが、使い慣れていないと封筒が汚くなる可能性があります。
履歴書の封筒の閉じ方にもマナーがある
今回は、履歴書の封筒の閉じ方を詳しく解説しました。
「閉じ方まで気にするの?」と思う方もいるかもしれませんが、採用担当者は意外と見ている場合が多いです。
封筒が丁寧に閉じられていて、「〆」のマークも書かれていると、「しっかりしている人」という印象を与えることができます。
反対に、のりがはみ出ていたり、封筒にシワが寄っていたりすると、「雑な人」「いい加減な人」など、悪い印象を持たれてしまう可能性が高いです。
履歴書の内容ももちろん大切ですが、細かい部分までマナーを意識することで、採用担当者に良い印象を与えられます。
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