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ガス主任技術者 難易度

ガス主任技術者資格取得の難易度は?試験の種類や勉強方法をご紹介!

みなさんはガス主任技術者という資格についてご存知ですか?ガス主任技術者とは、ガス工作物の工事・維持・運用を行う保安監督の国家資格です。では、ガス主任技術者の資格を取得することはどのくらい難しいのでしょうか?今回はガス主任技術者の概要や試験の種類、試験の難易度、試験のための勉強方法についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください!

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ガス主任技術者とは

皆さんは、ガス主任技術者という資格があることをご存知でしょうか。

恐らく、多くの皆さんにとってあまり馴染みのない資格だと思います。

この記事では、ガス主任技術者というのはどのような資格で、どのような仕事に活かすことができるのか、また、その資格について詳しく説明します。

 

ガス主任技術者はどのような資格なのか

そもそも、ガス主任技術者という資格が設けられるようになった背景を説明します。

ガス事業者は、ガス事業法第25条第1項、第65条第1項、第98条第1項の規定により、
・ガス主任技術者免状の交付を請け負っている者 であって、
・経済産業省令で定める実務の経験を有する者 のうちから、
「ガス主任技術者」を選任し、
事業者ごとにガス工作物の工事、維持および運用に関する保安の監督をさせなければならないとしています。

すなわち、ガス事業者は、ガス工作物の工事、維持および運用に関する保安をガス主任技術者に監督させる義務があるのです。

すなわち、ガス主任技術者とは、ガス工作物の工事・維持・運用を行う保安監督の国家資格です。
 

ガス主任技術者の試験種類

ガス主任技術者の試験種類は甲種、乙種および丙種の3種類に応じて規定されています。

ガス工作物の工事、維持および運用に関する保安の監督をすることのできる範囲は、これら3種類に応じて、ガス事業法施行規則の規定により次のように定められています。

○甲種ガス主任技術者免状
ガス工作物の工事、維持および運用

○乙種ガス主任技術者免状
最高使用圧力が中圧及び低圧のガス工作物の工事、維持及び運用
特定ガス工作物及び当該特定ガス工作物に係るガス工作物の工事、維持及び運用

○丙種ガス主任技術者免状
特定ガス工作物及び当該特定ガス工作物に係るガス工作物の工事、維持及び運用

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▶︎【ガス主任技術者とは】資格や仕事内容、種類などをご紹介

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ガス主任技術者の難易度


それでは、ガス主任技術者の試験の合格率と難易度はどれほどなのか、見ていきましょう。
 

ガス主任技術者の合格率はどのくらい?

まず、ガス主任技術者の合格率を、甲種・乙種・丙種それぞれ紹介します。

甲種は2013年から2018年まで各年順に、
13.2%、13.5%、12.9%、17.9%、16.2%、18.9%
となっています。

徐々に合格率が上がっていますが、いずれの年も20%を切っています。

また、乙種も同様に2013年から2018年まで各年順の合格率はそれぞれ、
16.5%、17.1%、17.5%、17.1%、16.5%、25.1%
となってます。

2018年の合格率が他の年に比べて大きく上昇していますが、平均すれば合格率は20%を切っています。

また、甲種よりは少々合格率が高いと言えます。

最後に、丙種の合格率は2013年から2018年まで各年順に、
22.5%、28.3%、26.8%、32.0%、25.0%、23.1%
となっています。

甲種、乙種に比べると平均して合格率が高いことがわかります。

さらにガス主任技術者の甲種・乙種・丙種全体のこれまでの合格率は22.2%となっています。

ガス主任技術者の難易度は高いのか、低いのか

さて、先に合格率の推移を種類別に紹介しましたが、数字から分かる通り、決して簡単な試験とは言えません。

難易度としては甲種が最も高く、丙種が最も低いと言えるでしょう。

ただし、難易度と言っても個人差がありますので、しっかり自身で対策をすれば合格することは可能でしょう。

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ガス主任技術者の勉強方法


最後に、ガス主任技術者の勉強方法を詳しく紹介します。

そもそも、ガス主任技術者の試験は、マークシート方式と論述・記述問題に分かれています。

マークシート方式の試験内容は
法令;16問全てに解答(五肢択一)
基礎:15問中10問を選択して解答(五肢択一)
ガス技術:27問中20問を選択して解答(五肢択一)
となっており、試験時間は全て合わせて2時間です。

また、論述・記述式の試験内容は
法令:必須問題
ガス技術:製造・供給・消費問題の3つから1問を選択して解答
となっています。

また、合格基準としては
・マークシート問題と論述問題の合計得点が180点以上(満点は300点)
・マークシート問題の法令科目が25点以上(満点は80点)
・マークシート問題の基礎科目が15点以上(満点は50点)
・マークシート問題のガス技術科目が30点以上(満点は100点)
・論述問題が20点以上(満点は70点)
であり、様々な足切りラインが設けられていることがわかります。

すなわち、一つでも最低合格点を下回れば不合格となるため、満遍なく勉強をする必要があります。
 

マークシートの対策方法

基本的には過去問とテキスト・参考書をバランスよく使いながら勉強するのが最も効率的です。

法令科目のマークシート問題は8割近くが過去問から出題されるため、過去問中心で勉強をしましょう。

特に法令科目は丸暗記で点数を取ることができ、総得点をあげるのに役立つため、しっかり点数を取れるようにするのが良いです。

また、基礎科目も過去問から多く出題されるため、過去問中心の勉強がおすすめです。

ただし、基礎科目は暗記系の科目だけでなく計算問題が含まれています。

計算問題は基本公式がわからないと解けないため、テキストや参考書の活用が必須です。

最後にガス技術科目は新しい問題が出題されやすく、過去問の勉強の成果を発揮しにくい科目と言えます。

難易度の順としてはテーマ別に高い方から消費問題、供給、製造となっており、製造を手厚く勉強するのが効果的です。
 

論述の対策方法

法令科目の論述試験も同様に過去問で勉強すると良いでしょう。

1.ガス主任技術者制度
2.ガス事業法における保安管理体制
3.保安規定
4.消費機器の使用に伴う事故防止
の4分野を押さえておけば文章を書くことができます。

法令科目はガス技術科目よりも文章を書きやすいため、点数を稼ぎやすいと言えます。

ガス技術者の論述は過去問にない問題が出される場合があるため、参考書やテキストを深く理解する必要もあります。

しっかり対策をしましょう。
 

通信講座や模試を受けてみよう

基本的には独学で対策が可能です。

ただし、試験に不安が残る人は通信講座を受けてみるのも良いでしょう。

また、模擬試験も用意されているため、試験前に受けて実力を試してみるのも良いかもしれません。
 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上、ガス主任技術者の資格や仕事の概要と、資格について詳しく説明しました。

今までガス主任技術者の仕事に馴染みのなかった方も、興味を持っていただけたのではないでしょうか。

資格取得を考えられている方は、勉強方法を工夫して無事合格できるよう、頑張ってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

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