
【20代における貯金】実家暮らしと一人暮らしを比較して解説
皆さんは「貯金」をしていらっしゃるのでしょうか。20代であればまだまだ貯金をしなくても良いと考えている方も多いと思いますが、果たして同世代の人はどのくらい貯金しているのでしょうか。また、貯金を続けるためにはどうすれば良いのでしょうか。この記事で詳しく見ていきます。
20代の貯金について
みなさんは貯金をしていますか?どちらの場合でも将来のためにお金が欲しいのは間違いないでしょう。
そこで今回は20代の貯金について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
20代の平均貯金はいくら?
まずは20代の平均貯金を見て行きましょう。
単身世帯の20代の平均貯金は以下の通りです。(平成30年調べ)
100万未満 | 27.0% |
100~500万 | 19.7% |
500~1000万 | 3.7% |
1000万以上 | 1.7% |
平均は約5万円です。
また2人以上の既婚世帯の平均貯金は以下の通りです。
100万未満 | 13.6% |
100~500万 | 35.6% |
500~1000万 | 13.6% |
1000万以上 | 3.4% |
平均は約111万円です。
単身世帯は20代であればまだまだ貯金ができていないようです。その一方で結婚すると貯金額は増えるという結果が調査から見てわかるでしょう。
平均的見ると、20代であればまだ若くあまり貯金額には差がでないようです。
20代の貯金の目安は?
次は20代の貯金の目安について見て行きましょう。
貯金は未来のためにしておきたいという人が多いのではないでしょうか。20代であれば多くの人が結婚を意識している場合が多いようです。
結婚願望があるならば当然お金をためなければいけません。また、結婚願望がなかったとしても老後に備えて貯金は行っておくと良いでしょう。
20代であればまずは50〜400万円を目指して自分の未来のお金をためると良いようです。
20代で毎月の貯金をして賢く貯める方法
20代で毎月いくらを貯める?
毎月どのくらい貯めたら良いかというのは気になるポイントではないでしょうか。目安は給料の手取り額の10〜15%のようです。単身世帯の年間の手取り金額からの貯金金額は以下の通りです。
5%未満 | 7.40% |
5〜10%未満 | 10.50% |
10〜15%未満 | 14.70% |
15〜20%未満 | 4.00% |
20〜25%未満 | 9.10% |
25〜30%未満 | 3.40% |
30〜35%未満 | 8.80% |
35%以上 | 12.50% |
貯蓄しない | 29.70% |
一番多かったのは貯蓄しないという回答でした。
貯金しないという人は回答全体の約3割で20代の収入では貯蓄が厳しいということが分かります。また20代であれば将来のことを考えておらず貯金の習慣がないということも考えられるでしょう。
貯蓄していた人で多かった回答は10%〜15%の14.7%でした。この場合、もし毎月の手取りが20万円程度だとすると、貯金する金額は2万円程度になります。この金額を目安に貯金を行っていくと良いでしょう。
次は既婚世帯について見ていきましょう。
5%未満 | 7.50% |
5〜10%未満 | 10.00% |
10〜15%未満 | 22.50% |
15〜20%未満 | 10.00% |
20〜25%未満 | 12.50% |
25〜30%未満 | 0.00% |
30〜35%未満 | 7.50% |
35%以上 | 7.50% |
貯金しない | 15.00% |
既婚世帯の場合に1番多い回答は10〜15%の22.5%でした。貯金しない答えた人も15%と多くいましたが、全体の割合を見てみる比較的貯蓄している人が多いということがわかるでしょう。
20代ではあまりイメージしにくいとは思いますが、30代以降は本当にお金がかかるようです。毎月の給料の20%以上を貯金にできると良いでしょう。
結婚生活でのお金の使い道として、結婚や育児、マイホームの購入などが考えられます。今のうちに少しづつ貯金をする習慣を身につけておくと良いでしょう。
20代で賢くお金を貯める方法
ここでは賢くお金を貯める方法を紹介します。例として月の給料が20万円で、年に2回30万円のボーナスをもらえる会社員を見ていきましょう。貯金するのは簡単なことではないです。貯金をする上で気をつけるべきポイントを紹介していきます。
- 毎月の支出を把握するために家計簿を作成する
これは貯金の方法ではないですが非常に大切なポイントなようです。貯金ができない人は基本的に自分の支出額がわかっていない場合が多いです。
最近では電子マネー、クレジットでの支払いも増えてきたため、余計にお金をどれだけ使ったか分かりにくくなってきます。この2つは便利なのですが、使用するとお金の管理が甘くなる場合もあります。スマホのアプリなどを活用するなどして、視覚的に金額を管理することが大切です。
家計簿をきちんとつけることで、あと今月はどのくらいお金を使えるか把握することもでき、節約につながって行くでしょう。
- 貯金専用の銀行口座の作成をする
多くの人は給料の口座、生活費などを引き下ろす口座、クレジットを引き落とす口座などを同じにしているかと思います。これでは、ほしいものがあったときについついクレジット決済で物を購入したりしてしまいます。また、現金を引き出して購入する場合もあるでしょう。
しかし、貯金専用の口座を作るとその心配がなくなるのでおすすめです。毎月一定の金額を口座に入れてその時以外は絶対に使用しないようにしましょう。
また、その口座のキャッシュカードなどは自宅に置いておくことをおすすめします。給料が入金される口座には必要なお金以外入れておかないことで、使いすぎたということがなくなるでしょう。
- 定期預金をする
銀行で定期預金を口座を作るのも良いでしょう。定期預金の口座を作ることで毎月一定の金額をためて行くことが可能です。
お金は決められた日にちまで引き出せないということもできますので、貯金ができないような人にはおすすめな方法です。
- 資産運用を行ってみる
資産運用と聞くと難しいイメージが多いでしょう。しかし、資産運用はさまざまなものがあり、少額からでも可能となっているようです。
少額の運用ではローリターンがほとんどですが、お金を必要以上に使うことができなくなるというメリットもあります。資産運用も試してみても良いでしょう。
- 無駄であろう出費をやめる
一度今使っている支出を見直してみましょう。もしかしたらそこから無駄な出費が出てくるかもしれません。
少し我慢するだけで、長い目でみると大きく節約できているということもあるでしょう。
実家暮らしと一人暮らしの20代の貯金
社会人から新しく一人暮らしをする方も多いかと思います。一人暮らしは他人からの干渉がないため、自由に生活を行うことが可能です。しかしその一方で家賃や食費などの生活費をすべて自分で支払わなければなりません。
実家暮らしの場合には自由度は一人暮らしに比べてないですが、家賃や食費などが必要ないため、金銭的には楽をすることができるでしょう。貯金も多くできるはずです。
そこで実家暮らし、一人暮らしで貯金額がどう変わるか見て行きましょう。そして、どちらを選ぶか決める参考にしてみてください。
実家暮らしの20代の貯金
実家暮らしの支出から貯金額を見て行きましょう。
実家暮らしをする上では実家にお金を入れる場合が多いようです。それを踏まえた上で、毎月かかる金額は以下の通りです。
- 家に入れるお金 30,000円
- 昼食 16,000円
- 交際費 10,000円
- 通信費 7,000円
- ガソリン代 5,000円
- 服など 15,000円
合計で毎月の支出は83,000円程度という金額になりました。
年間で計算すると99万6000円支出をすることとなります。
20代前半の平均年収は258万4000円のようです。年間で実家暮らしであれば大体160万円程度は貯めることができるという計算になります。
一人暮らしの20代の貯金
次は一人暮らしの20代の貯金を見て行きましょう。
実家暮らしと比べて、追加でかかるお金は以下の通りです。
- 家賃 60,000円
- 光熱費 11,400円
- 食費 39,650円
- 日用品の費用 5000円
交際費などは実家暮らしと同じくらいの金額が予想されますので、差をつけないこととします。
その結果から毎月の支出は約15万3000円になりました。年間で見ると183万6000円支出をすることとなります。
実家暮らしと同じように平均年収は258万4000円として計算すると、年間で一人暮らしであれば大体70万円程度貯金できることが分かります。
20代実家暮らしで貯金できる人とできない人
一人暮らしよりも明らかにお金を使う機会が少ない実家暮らしですが、貯金を絶対にできるとは言い切れないようです。貯金ができる人とできない人には違いがあるはずです。詳しく見て行きましょう。
20代実家暮らしで貯金できる人
実家暮らしでお金を貯めれる多くの人は親によく甘えて、自分に厳しく、お金の知識があるという傾向にあるようです。
親の金銭状況を理解しており適度に親に甘えているようです。実家暮らしの場合一人暮らしよりも明らかにお金を使うことができます。
しかしそれに甘えず、積立貯金など会社の制度を上手く活用している傾向にあるようです。また、お金の知識つけているようです。
多くの人が、将来のこと考えて調べたりして知識を蓄えている傾向にあります。
20代実家暮らしで貯金できない人
実家暮らしであっても貯金できないという方は、親に甘え、自分にも甘いという傾向にあるようです。
貯金できる人は一定の金額を実家に入れている傾向にあります。しかし貯金できない人は気まぐれな人が多く、払わなかったり時にはお金が入ったからといって多く払ったりします。
支出の把握をしておらずお金に対する考え方も甘い傾向にあり貯金ができないようです。また、お金を自由に使えることや住む家があること、食事があることに甘えて、なんとかなるという考えに陥るというのが典型的な貯金ができない人のパターンでしょう。
まとめ
今回は20代の貯金について、平均貯蓄や貯金の目安、実家暮らしと一人暮らしの貯金について紹介していきました。
20代であっても貯金をしている人が多くいることが分かりました。20代では差はあまりないでしょう。しかし、年齢が上がっていくにつれてこの金額は大きくなっていくので注意が必要です。
貯金の目安としては手取り額の20%程度でしょう。将来のことも考えるとこの金額は妥当なようです。
実家暮らし、一人暮らしでは貯金額に大きな差が出ることが今回の記事で分かった人も多いのではないでしょうか。お金は多くあった方が将来的に有利になってきます。今一度自分の生活を見直してみて少しでも貯金額を増やせる努力をしてみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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