
履歴書の退職理由の書き方|ケース別の例文や好印象のポイントを解説
履歴書の退職理由はどのように記載するといいのでしょうか。退職理由によっては、具体的に記載せず「一身上の都合」のみでいい場合もあります。本記事では、退職理由ごとに履歴書の書き方や例文をご紹介します。また、選考でマイナスになりやすい退職理由や職歴ごとの履歴書の書き方についても解説しているため、履歴書の書き方で困っている方はぜひご参考ください。
履歴書の退職理由の基本的な書き方
- ・自己都合の場合は「一身上の都合で退職」
- ・会社都合の場合は「会社都合による退職」
- ・契約期間・任期の満了は「契約期間満了につき退職」
ここではパターン別に基本的な退職理由の書き方をご紹介します。
自己都合で退職した場合は「一身上の都合により退職」
転職理由として最も多いとされるのが、自己都合の退職です。
自身の都合で退職した場合は、前職の履歴書の職歴欄には以下の通り「一身上の都合により退職」と書きましょう。
また、自己都合に該当するケースは以下でご紹介する通りです。
自己都合の退職に該当するケース
- 仕事への興味がなくなり他にやりたいことができた
- 人間関係が上手くいかなかった
- キャリアアップをしたい
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会社都合で退職した場合は「会社都合による退職」
会社の倒産や、会社内での出来事が要因となった退職の場合は「会社都合による退職」と書きましょう。
会社都合の退職の該当するケースは、以下の通りです。
会社都合の退職に該当するケース
- 会社の倒産や、1ヶ月に30人以上の大量リストラ、解雇(会社都合による解雇)
- 事業の停止(再開の見込みがない場合)
- 職場の移転により、通勤が困難になり退職
- 待遇や職種などが労働契約と明らかに違った
- 賃金の大幅減給や、未払い(賃金の額の3分の1を超える額が支払期日までに支払われなかった月が引き続き2 か月以上となった)が続いた
- 職場でいじめや嫌がらせを受けた
- 会社からの退職の要請(早期退職優遇制度等に応募した場合以外)
- 期間の定めのある労働契約が更新され3年以上引き続き雇用された
- 期間の定めのある労働契約の締結時に更新が明示されたにも関わらず、更新されなかった
参考:厚生労働省 失業手当 特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準
会社都合の退職理由を具体的に記載するときの書き方
退職理由を具体的に記載する場合は、以下のように記載するようにしましょう。
・平成30年2月 〇〇株式会社 パワハラによる耐え難い苦痛の為退職
・平成29年2月 〇〇株式会社 倒産のため退職
・平成29年2月 〇〇株式会社 事業所移転により通勤困難のため退職
退職理由は、履歴書の職歴欄に収まるようシンプルにまとめて記載するようにしてください。
また、面接でも退職理由について聞かれる可能性はあるため、しっかり説明できるよう準備しておきましょう。
契約期間や任期の満了による退職は「契約期間満了につき退職」
契約社員など契約期間があらかじめ決まっている雇用形態の場合、正社員とは退職の書き方が異なります。
任期が満了して退職した際は、退職年月とともに「契約期間満了につき退職」と記載します。
契約の期間があらかじめ決まっている、有期契約に該当する雇用形態は、以下の通りです。
該当する雇用形態
- 契約社員
- 嘱託社員
- 期間社員
- 臨時職員
※契約を自己都合で更新しなかった場合も「契約期間満了」に該当します。
その他退職理由の上手な言い回しは以下記事からご覧いただけます。