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小さな会社を経営しております。プログラマーです。 スタートアップのフェーズってシードとかアーリーとかのことでしょうか。資金調達のタイミングなんかで言われますね。 人数が増えてゆく中、役割が変わるのはもちろんですが、「入ったときが何人めだったのか?」、2人の時の1人になって100人になったのと、99人の時に100人目として入るのでは、全然違いますよね。 初期に入れるなら、あまり自分の役割を既存の役割にあてはめたりしないで動かないと、どうにも回らないと思いますし、それなりに大きくなってしまうと、ガイドラインに沿ってWebサイトにページを付け足すくらいの限定された役割しかないかもしれませんよね。 限定された役割の場合はあまり深く考える余地はないので作業をするだけですが、たぶんご質問の趣旨としては「初期に入れたらデザイナーはどう動けばいいのか?」といったことかな、と思います。 経営を、市場を見てビジネスを作るアイディアマンのアントレプレナー、それを実装・実現するエンジニア、更に管理するマネージャーの三角形で考えます。もちろんデザイナーは手が動かせるのでエンジニアに近い職種ではあります。 ただ、エンジニアとデザイナーはちょっと違いまして、エンジニアの解決は動かない車をどう動かすか・・動けば終わりといった方向ですが、デザイナーの解決はその車を見た・乗った人が何を思うのか?どういう体験をするのか?というものですよね。ちょっと市場によった考え方ができるのです。 エンジニアは事前に自分が作ったものの結果、副作用としての事故・障害を引き起こさないのか?を考えるわけですが、デザイナーは事前に自分のデザインが何を体験させるのかを考えることができます。「モノトーンにしちゃうと親しみがなくなりますよね」と事前にわかるわけです。エンジニアやマネージャーはそれを「センス」だと思ってたりしますが、それは非論理的な感覚ではなく、論理的な言語です。思いつきで言ってるわけではないのですよね。 デザイナーは手を動かす部分では個々人の固有のテイストがあり、そんなに大きく変えられないと思いますが、「見る」ことの提供でいえば、別に自分のテイストは関係なく、「こういうことをすれば、人々はこう感じます」とは言えます。 ですので、エンジニアよりアントレプレナーに近い立ち位置として「それをインスタグラマーは面白いといってくれそうか?」「従業員が働いていて自分をかっこ良いと思えるのか?」といったことが話し合える人になれるのです。 デザイナーって今まではお化粧担当で最後に呼ばれることが多くて、自分の役割として残ってるのは何ですか?と聞きがちだと思うのですが、本当に初期に入れて自分の役割を決められるのでしたら、Chief Experience Officerといった方向で考えて、フェーズごとに関わる人達に最高の経験をしてもらうには・・という動きをすれば、やってることは変わっても、常に価値を提供できると思います。え?できない?他の人よりはマシですので、やるのです。
どの事業会社も導入→成長→安定→停滞のサイクルでビジネスが進みます。 ご質問のスタートアップとは導入期の事を指すと思います。このステージだと創業メンバーを中心に多く無い人数で、資金調達しながら、市場参入の為しゃかりきに働く感じでしょうか。 求められる役割が大きく変わるのは、スタートアップ(導入期)のフェーズの中でも細々あると思いますが、導入期から成長期へとステージが変わるタイミングが1番激しいんじゃないですかね? ステージごとにデザインとデザイナーに求められるロールは変わるはずなので。 導入期は数字を是が非でも得る為にキャッチャーなデザインだけど、成長期は対象者が増えてきたからコンサバになり、伴いデザイナー求められるバリューも変わるので。
デザイン経営という言葉もあるぐらいで、デザインがプロダクトだけでなく、マーケティングにも、ブランディングにも、ユーザー体験にも強い影響を与える、ということで、いまは最重要として捉えるスタートアップも多いのではないかと思います。 一言でいうと、ユーザーの目が肥えてきているんですね。ダサいものはそもそも目も向けてもらえないっていうご時世なのかなと。 なので範疇としてはかなり広いです。が、それをどの程度重要視するかは、そのチームによって隔たりがありますし、そのデザイナーが保有しているスキルや能力、経験によって充てがわれるものは変わってくると思います。