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小さな会社を経営しております。 企業の採用条件に不平を言っても仕方ないです。広告から情報を削っても必要な人材でないなら採用しないだけですから、面接の手間が増えるだけです。 労働力が差別によって売れないなら、年齢の関係ない商品を売ればいいわけでして、今後起業する人も増えてくると思います。いくら起業はリスキーだといっても、何十社も面接で蹴られて1円もお金が入らないなら、何か商品を売る努力のほうがむしろ楽だという話は出てきますよね。
私は2つの会社で採用に携わってきましたが、企業側の論理ではなく「企業の論理を知った上で、この社会で生きていく一員」としての視点でかきます。 企業の採用活動はボランティアではないので、求職者のためだけになる施策はとれません。当然自社利益(効率よく欲しい人を採用する)があってこそです。これは当たり前の話ですし、この前提で自身のキャリアを考える必要があります。 年齢は企業が人を雇うにあたって重要です。特に未経験なら育てるコストがかかります。育てるコストの費用対効果は「育った後に何年働いてくれるか」で大きく変わります。10年しか還元してくれないのと、30年還元してくれるのだと全然違いますから。 中途で、しかも40,50代となるとやっぱり難しいのが現状です。エグゼクティブの場合は別ですよ。マネジメント経験や組織を作っていくという経験は希少価値が高いですし、これを欲する企業は多いです。 でもそういう経験もない40代だと「体力もない、今後の職業人生も短い、吸収力も弱い」と判断されますから、だったら未経験の20代のほうが好都合なわけです。 だから求人を出すときに年齢制限があるのも仕方の無いことと思います。もちろんその年齢の方の中にも、面接しておけばよかったと思える人はいるかもしれませんが、確率と効率の問題です。逆に言えば、面接してもらうために自分を売り込む(たとえば役員とコネを作って自分を売り込むとか)ができれば、確率の問題を飛び越えることができます。「こないだバーで知り合った○○さんという人がいるんだけど、年齢はウチの基準をオーバーしているっぽいんだけど、非常に優秀な人だから面接してみて」と言わせるなど。(実際、そういうケースには融通がきくことが多いです) これが社会主義の世の中だったら話は変わりますが、自由競争社会の中では、いかに自分の価値を高めるのか・自分の価値を知ってもらうかも自分で考える必要があると思います。企業活動、採用活動はボランティアではありませんから。 私は現在29歳で(なんだかえらそうに色々書いてしまい、申し訳ありません)、自分自身が40歳になったとき、50歳になったときに困らないようにどのようなキャリアを作っていくべきか考えているつもりです。もうすぐ2度目の転職です。 お互い道は違いますけど、今このタイミングで将来の危うさに気づけて、何か解決のために頑張ることができれば未来は絶対明るいと思っています。 日本の景気が悪くなったために世知辛い世の中になっていっていますが、そんなこと嘆いてもしょうがないですからね。