
寿退社の割合|寿退社はしないほうがいい?何年目からなら後悔しないのかを解説
寿退社の割合はどのくらいなのでしょうか。寿退社をしたいと考えていても、周りの状況がどのようなものなのか気になる方も多いでしょう。この記事では、寿退社をした人の割合を男女別に解説し、寿退社は社会人何年目からが一般的なのかも解説します。後悔しないためにも寿退社のデメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
寿退社の割合は3%以下
寿退社の割合推移
厚生労働省の雇用動向調査結果によると、平成30年に結婚が理由で前職を辞めた男性は男性全体の0.7%、女性は女性全体の2.6%でした。
一方、令和2年に結婚が理由で前職を辞めた男性は男性全体の0.4%、女性は女性全体の2.3%でした。
この結果から、寿退社する社会人は全体の3%以下を推移しているため、寿退社の割合は低いと言えるでしょう。
また同調査の結婚、出産・育児を理由とする女性年代別離職率によると、結婚による離職は平成30年、令和2年ともに25〜29歳が一番多く、それぞれ2.2%、1.7%という結果でした。
この結果から、寿退社の割合は低下傾向にあると言えるでしょう。
参照:厚生労働省の雇用動向調査
女性の寿退社の割合は少ない
厚生労働省の第7回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)によると、結婚後に「仕事あり」から「仕事なし」に変化した割合は、男性で0.2%、女性で18.1%でした。
また、結婚前後とも「仕事あり」の人のうち「正規の職員・従業員」から変化していない割合は、男性で94.7%、女性で74.5%でした。
これらの結果から、仕事をもつ女性のうち結婚後に仕事を辞めた人の割合は、正規雇用や非正規雇用にかかわらず15〜20%と言えるでしょう。
寿退社される人は、今も一定数いるのでしょうか?
20代の女性です。
先輩・同期・後輩で結婚する人が多くなってきた年代ですが、寿退社をする人を見かけることがあまりないです。
今も寿退社される方は一定数いるのでしょうか。
結婚後も安定して仕事があることを重視する人が増え、今は寿退社される方は少ないのでしょうか?
結婚するから退社するのではなく、…続きを見る
寿退社は社会人何年目からが一般的?
2年目での寿退社は早い
社会人2年目での寿退社は一般的に早いとされています。
厚生労働省の令和2年雇用動向調査結果によると、20代前半で結婚や出産・育児で退職した女性の割合は、女性全体の約2%です。
この結果から、入社2年目の寿退社は珍しいと言えるでしょう。
また、社会人2年目は基礎的なビジネスマナーは身についていても、専門知識は十分に身についていないことが多い時期です。
そのため結婚後も仕事に力を入れたい場合は、結婚後も働きやすい環境を選ぶことをおすすめします。
社会人2年目で寿退社する時のポイント
社会人2年目で寿退社する場合は、寿退社する理由を明確にすることが重要です。
社会人2年目での寿退社には、金銭面やキャリア形成に大きなリスクが伴います。
そのため明確な理由もなく、なんとなく寿退社してしまうと後に後悔してしまう可能性が高いです。
妊娠出産や子育て、転居などでどうしても退社が必要になる場合に寿退社を選ぶのも一つの考え方でしょう。
寿退社は後悔が多い?デメリットをご紹介
収入が減る
寿退社すると収入が減ってしまいます。
共働きの時と比べると世帯収入が大幅に減ってしまうため、生活レベルを維持したままでは、家計のやりくりが苦しくなってしまう可能性があります。
引越し費用や結婚指輪の費用などの結婚後に発生する支出などを見据え、ある程度貯金を蓄えてから寿退社すると良いでしょう。
自由にお金を使いにくくなる
寿退社すると自由にお金を使いにくくなる傾向にあります。
寿退社後は結婚相手の収入に頼って生活することになるため、自分の好きなものにお金をかけ辛くなることもあるでしょう。
お金の使い方について口論にならないようにするために、家庭内で将来の動向について話し合い、生活費などの内訳をしっかり決めておくことが重要です。
キャリアアップが難しくなることもある
寿退社してしまうと、キャリアアップが困難になってしまう可能性があります。
寿退社をすることで職歴にブランクが空いてしまいます。
そのため、妊娠出産や子育てが落ち着いてから再就職しようとしても、職歴のブランクにより再就職が難しくなる恐れがあるでしょう。
結婚後や出産後も働き続けたい人は、会社の休職制度がある場合はうまく活用することで、できるだけキャリアのブランクを少なくする工夫ができそうです。
社会との関係が薄れる可能性がある
寿退社すると社会との関係が薄れてしまう可能性があります。
今まで働いていた職場との関係が希薄になり家族以外とのかかわりが少なくなってしまうため、寂しさを感じてしまう人も多いでしょう。
また、専業主婦として日中やるべき家事をこなしてしまうと、暇な時間が増えてしまう可能性もあります。
社会との関係を保つために、趣味などを通して人との関係性を構築することをおすすめします。
寿退社の割合は低い!後悔のない決断をしよう!
本記事では寿退社の割合や寿退社をする上でのポイント、寿退社における注意点について解説しました。
寿退社をする男女の割合は低いですが、結婚後のライフプランの一つとして選択する人もいます。
結婚相手と十分に相談し、後悔のない決断を行いましょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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