
IT業界をやめてよかった3つの理由とは?迷ったときのポイントも紹介
「IT業界は自分に向いていないのでは?」と悩んでいませんか? IT業界は将来性があるため、向いていなくても続けるべきか迷ってしまうでしょう。本記事ではIT業界をやめたいと思う理由や向いている人の特徴を紹介します。記事を最後まで読めば、今後自分がIT業界で働き続けるべきか正しく判断し、納得して仕事に取り組めるようになるでしょう。
IT業界はやめない方がいい? 魅力を再チェック!
IT業界は、日本の中でも数少ない成長産業であるため、「辞めない方がいい」という声を聞くことも多いはず。
まずは、改めてIT業界で働く魅力を確認していきましょう!
1.パソコンがあればどこでも仕事ができる
IT業界の魅力の1つに、パソコンさえあればどこでも仕事ができる点にあります。
そのため多くのIT企業では、リモートワークが浸透しており、他の業界の方からうらやましいと思われることも。
IT業界を辞めてしまうと、リモートワークができなくなる可能性もあります。
2.数少ない成長産業
IT業界は、日本の全産業の中でも、数少ない成長産業です。成長産業であるにも関わらず、人手不足が深刻な状況に陥っています。
我が国の企業は、諸外国の企業に比べて全体的にデジタル人材(「CIOやCDO等のデジタル化の主導者」等)が不足している状況にある。特に、「AI・データ解析の専門家」が在籍しているとする企業は21.2%にとどまり、60%を超えている他の3カ国と比べると不足状況が深刻である(図表4-11-2-4)。パーソナルデータ及びパーソナルデータ以外の情報を活用していると回答した企業においても、「AI・データ解析の専門家」が在籍しているとする企業はそれぞれ26.8%、29.2%と他の3か国と比べて不足状況が深刻であった。
このように、IT産業は需要があっても人手不足の状態であるため、高待遇の案件が多いのも事実。
高度なスキルが求められる仕事ではありますが、未来は明るい業界であると言えますね。
3.キャリアアップしやすい
成長産業であるがゆえ、IT業界はキャリアアップしやすい環境にあります。
IT業界の中でも、エンジニアは様々なキャリアプランを描けます。転職して給料UPを目指すのはもちろん、フリーランスとして活動するなど多くの選択肢があります。
もちろん、管理職になって会社のCTO(最高技術責任者)を目指すのも一つの選択肢です。
IT業界をやめたいと思う理由
IT業界をやめたいと思う人が抱えている悩みは、主に以下の3つです。
- 労働時間が長い
- 新しいことを勉強し続ける必要がある
- 適性がないときつい
本章を参考に、自分がなぜIT業界をやめたいと考えているのか、理由を明確にしましょう。
労働時間が長い
IT業界は、他の業界と比較しても労働時間が長く「やめたい」「しんどい」と考える人も多いでしょう。
特に障害発生時や納期直前は拘束時間が長くなり、時間外労働や休日出勤が増えることもあります。
JobQにはIT業界のエンジニアの実態について以下のような声が寄せられていました。
実際には会社と部署によるとしか言いようがありませんが、全体的にはエンジニアの労働環境はここ数年で相当良くなったと思います。私のここ3年ぐらいの普段の平均残業時間は1時間以内(昼食時間抜きで7.5〜8.5時間労働)で、プロジェクトが忙しい時の1ヶ月間ぐらいだけは毎日22時まで労働する程度でした。有給は全て利用して10日程度の連休も年に何度か作れます。ただ、別の会社でエンジニアとして働いている友人にはほぼ毎日終電近くまで働いている者もおり、エンジニアの全てが楽というわけではありません。
エンジニアの労働環境は年々改善傾向にあるものの、会社やプロジェクトによっても差があるようです。
新しいことを勉強し続ける必要がある
新しい知識やスキルを身につけるために勉強が必要な点も、IT業界ならではの大変さといえます。
IT業界は成長のスピードが速いため、常にトレンドや新しい技術を学び、習得することが求められます。JobQにはIT業界の良し悪しについて、以下のような回答がありました。
IT業界の良いところ:ずっと新しいことを勉強ができて、楽しい。
IT業界の悪いところ:この業界に生き残りたいなら、ずっと新しいことを勉強しなければなりません。
IT業界は新しいことを勉強できて最先端を走れるのがメリットです。
しかし新しいものを追いかけるのが苦手な人や、IT技術に興味がない人は「やめたい」と感じてしまうかもしれません。
適性がないときつい
IT業界に限らずいえることですが、そもそも業界への適性がないと「やめたい」と感じてしまうでしょう。
JobQには、システムエンジニアに向いている人の特徴について以下のような質問が寄せられていました。
以下のうち1つでも当てはまれば向いています。どれも当てはまらなければ、「向いてない」なということになりますが、「2」は努力すればできるので、「2」をやるくせをつけましょう!
1.物事を順序だって考えられる人
2.わからないことがあったら、自分でググったりして調べる人
3.数字が好きな人(数学が好きな人)
物作りが好きなこと
論理的な思考を楽しめること
プログラムを楽しめること
システムを作るのにはトライアンドエラーを繰り返して、試行錯誤してやっと出来る物です。ここで、こんな事やりたくないと思うなら向いていないと思います。
以上のことから、パズルや謎解きみたいなトライアンドエラーが好きな方には向いているでしょう。一方で修正する作業にもどかしさを感じてしまうようであれば、IT業界から離れたいと思うかもしれません。
IT業界が向いていない人の特徴
働き続けるメリットの多いIT業界ですが、適性がなく向いていない人もいるのが事実です。IT業界が向いていない人の特徴は以下の3つです。
- コミュニケーションが苦手な人
- 受け身で仕事をしている人
- 地道な作業を苦痛に感じる人
自分がIT業界に向いていないと感じる人は、本章の内容と自分の性格を照らし合わせてみてください。
コミュニケーションが苦手な人
コミュニケーションや連携が苦手な人は、IT業界に向いていない可能性があります。IT業界で活躍するには、専門知識やスキルの高さだけでなくコミュニケーション能力も不可欠です。
ITコンサルであれば、クライアントの要望や意向を汲み取る力、ディレクターならチーム内で円滑にプロジェクトを進めるためにはコミュニケーション能力が求められます。
どれだけ高度なスキルや技術力を持っていたとしても、コミュニケーションがうまく取れない人はIT業界に向いていないかもしれません。
逆に最低限の知識しかなくても、コミュニケーション能力が高ければ、IT業界に向いているでしょう。
受け身で仕事をしている人
受け身で仕事をしがちな人は、IT業界にいると「ついていけない」と感じてしまうでしょう。
IT業界は成長スピードが速いため、自分から情報や技術をキャッチアップしていく姿勢が大切です。
受け身の姿勢でいると、周りのスピードについていけず「向いていないかも」とつらくなってしまうでしょう。
地道な作業を苦痛に感じる人
地道な作業が苦痛な人は、IT以外の業界や職種が向いている可能性があります。
SEやプログラマーは黙々と作業をする時間も多いため、集中力に自信がない人にとっては「きつい」と感じるかもしれません。
また、プログラミングはたった一文字でも間違えただけどエラーが出ることが日常茶飯事です。1日中PCと向き合うのが苦手な人や、人と話したり足を使ったりする仕事が好きな人は、転職を検討してもいいでしょう。
IT業界をやめるべきか迷ったときにやるべき3つの行動
IT業界をやめるべきか迷ったときには、以下のことを試してみてください。
- IT業界のメリットに目を向ける
- 業界内での転職も検討する
- 新しいスキルを身につける
本章を参考にしながら、自分が後悔しない道を選びましょう。
IT業界のメリットに目を向ける
やめるべきか迷ったら、IT業界のデメリットだけでなくメリットに目を向けてみてください。
IT業界は長時間労働や発展スピードの速さなど「きつい」と感じることもあるかもしれません。
しかしITの技術は日々進歩・発展を続けており、将来的な価値も高い業界です。自分がIT業界にいることで得られるメリットを考え、やめても後悔しないか考えましょう。
業界内での転職も検討する
IT業界の中で他の職種に転職できないか検討してみましょう。
IT業界には、エンジニアやプログラマーだけでなく、ヘルプデスク、営業、コンサルタント、事務などさまざまな職種が存在します。
異業界への転職は、年齢や経験の有無によってはハードルが高く、場合によっては条件面が悪くなってしまうリスクもあります。
業界内の転職なら待遇面の条件をキープできる可能性もあるため、ぜひ視野に入れておきましょう。
新しいスキルを身につける
もしIT業界をやめたい場合は、マーケティングなどIT領域以外の知識やスキルを身につけてから転職するのも選択肢です。
今の会社で働きながら別のスキルを身につけるなら「リスキリングサービス」を利用しましょう。
リスキリングに取り組むことで、自分の適性ややりたいことが見えてくる可能性もあるでしょう。
IT業界から別の業界・職種へキャリアチェンジするなら、ぜひリスキリングサービスを活用してみてください。
おすすめのリスキリングサービスとは?
スキルアップをすれば、新たなキャリアプランが描けます。しかし、現状分析をした上で、正しくスキルアップしないと、努力が無駄になってしまうこともあるんです。
そこでおすすめなのが、経済産業省が推進する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」です!
◆リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは?
- 専門家にキャリア相談できる環境を用意
- プログラミングやWebデザインの講座受講料を補助
- スキルを付けた後の転職支援
上記のようなサービスを受けようと思うと、どうしても高額な受講料がかかります。しかし、経済産業省に認可された事業者のサービスを受講すれば、最大で56万円の補助が受けられるんです。
「将来が不安」「手に職をつけたい」など、キャリアに悩みを抱えている人は、ぜひこの支援事業を活用してみてください!
おすすめのリスキリングサービス4選
実は、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に登録されているサービスは、40社以上も存在します。
どれも同じではなく、自分にあったサービスを選ばないと後悔する可能性が高くなります。今回は、スキル不足に悩む人におすすめなサービスを4つに厳選してみました!
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サービス名 | MIRAIZ |
デジタル ハリウッド |
SHE likes | SAMURAI ENGINEER |
対象年代 | 10〜50代 | 10〜60代 | 20〜30代女性 | 20〜40代 |
料金(※1) | 無料 | 128,000円〜 | 147,840円 | 104,400円〜 |
受講期間 | 無制限(※2) | 2ヶ月〜1年 | 4ヶ月 | 12〜24週間 |
オンライン受講 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
プログラミング | ◎ | × | × | ◎ |
マーケティング | ◎ | × | × | × |
Webデザイン | × | ◎ | ◎ | × |
>>公式サイト | >>公式サイト | >>公式サイト | >>公式サイト |
(※1)料金は補助金を最大限に受けた後の金額。(※2)支援事業の補助対象期限は2025年3月31日まで。
中でもおすすめなのが、転職サイトdodaなどの事業を展開するパーソルキャリアのMIRAIZです。
多くのリスキリングサービスがある中、MIRAIZは全てのサービスを無料で受けられるんです!
大手転職サイトを運営するノウハウが強み
運営会社 | パーソルキャリア |
料金 | 無料 |
受講方法 | 動画学習 |
獲得可能なスキル | マーケティング、Webエンジニアリング |
キャリアカウンセリング | ◎(年度内5回まで無料)※ |
学習サポート | ◎(年度内5回まで無料)※ |
※4月から翌年3月の中で5回まで。たとえば、2024年1月10日に相談を受けた方は、今年の3月末までに5回相談可能。
大手転職サイトdodaを運営するノウハウを活かし、転職サポートまで万全なMIRAIZ。
◆MIRAIZのおすすめポイント
- 全てのサービスが無料で受けられる
- 未経験からマーケターやWebエンジニアになりたい人におすすめ
- 最大60分のキャリア相談と学習サポートが年度内5回まで受けられる
MIRAIZでは、複数ある学習コースの動画を、自分で選択して学んでいきます。現時点では、以下の学習コースが用意されています。
- DX&AI人材育成講座入門編
- 未経験からのITエンジニア入門編
- デジタル広告&マーケティング入門
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各コース、5時間〜15時間のコンテンツを用意しており、未経験の方でも理解できるように配慮してくれています。
しかし、全くの未経験の人だと、何から手をつけていいのかわかりませんよね?
そこでMIRAIZでは、キャリアカウンセリングと学習サポートという2つの制度を用意し、キャリアカウンセラーの資格を持つ方がバックアップしてくれます。
◆キャリアカウンセリング
- 現状の仕事や人間関係の悩みを相談
- 今後のキャリアを相談
- キャリアアップに向けたスキルの棚卸しをサポート
◆学習サポート
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もちろん、どちらのサービスも無料で受けられます! ただし、キャリアカウンセリングは最大60分で年度内5回まで、学習サポートは最大30分で年度内5回までの制限があります。
また、スキルをつけた後は、大手転職サイトのdodaを運営するノウハウを活かして、万全なバックアップ体制があるのも特徴。もちろん、無理に転職を促すことはありません。
MIRAIZを受講するには、フォームに必要事項を入力するだけ。1分もあれば、誰でも簡単にリスキリングサービスを受けられますよ。
まとめ
IT業界は将来性が高い業界であるため、やめずに続けるメリットのほうが大きいといえます。
どうしても「やめたい」と感じている場合は、IT業界内で別職種へ転職する、もしくは新しいスキルを身につけてキャリアチェンジするのがおすすめです。
リスキリングサービスを利用すれば、自分の適正を見極めてから転職すべきか考えられるのがメリットです。
また、パーソルの「MIRAIZ」では、プロのアドバイザーに今後のキャリアを相談することも可能なので、ぜひ利用してみてください。
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