
【銀行に貯金が1000万】損しないためには?ペイオフ対策もご紹介
貯金1000万がある方で今後の運用方法に迷っている方も多いのではないでしょうか?銀行に預け入れるだけで金利が高くつくとこもあれば、低くいところもあります。またペイオフの知識なども必要になってきます。今回は貯金が1000万以上ある方への運用方法についてご紹介します。今度の運用について迷っている方がいましたら、ぜひ、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
銀行に貯金が1000万以上貯まるとどうなる?
銀行に毎月積立貯金をしている人や、まとまったお金のある人も知っておきたいことがあります。
銀行に預けていた貯金が1000万円以上になると、資産運用に関する案内が増えたり、担当者ができたりします。
通常の銀行ではなく、ゆうちょ銀行の場合は、1000万円が上限ですので、1000万円を超えた金額は別の銀行に移し替える必要があります。
定期預金から大口定期に変わる?
1000万円の貯金ができると、定期預金であっても1000万円以上の大口定期預金の金利が適用されます。大口定期預金は、銀行との交渉により金利が決まります。
スーパー定期預金の金利よりも優遇されるケースが多く、預金を使う予定がない場合は、大口定期預金に変更したほうがいいでしょう。
金利優遇に関する交渉を行う場合には、預金額の多さやこれまでの取引実績が考慮されます。 預金額が増えると、銀行との取引関係が少しずつ深くなっていきます。
固定金利か変動金利かを決めよう
大口定期預金の金利には、固定金利と変動金利があります。
最初に決めた金利が満期まで変わらないのが固定金利です。 6か月ごとに金利を見直すのが変動金利です。変動金利は、預け入れ期間が3年に制限されています。満期が3年で計6回の金利の見直しが行われます。
固定金利は年数の縛りがありません。
どちらがいいかはすぐには判断できません。固定金利は、最初からもらえる利息額が確定しています。変動金利は3年で預け替えが必要ですし、なおかつもらえる利息も変動してしまいます。
将来の景気が上向きだと予想するなら変動金利ですし、景気が停滞し金利下がる見込みなら固定金利を選ぶことになります。
銀行に1000万以上貯金すると優遇される
銀行の預金が1000万円を超えると、銀行により若干の優遇はありますが、有利な資産運用先の紹介が始まることがあります。また、今後も預金が増えるようであれば、担当者がつくことがあります。
3000万円や5000万円といった高額の預金額にならなければ、VIP待遇を受けることはないでしょう。
なお、一つの銀行で預金が1000万円を超えたら、ペイオフのリスクが高まります。ペイオフのリスクを回避する必要がありますので、資産運用や銀行の預け先の分散などを考える必要が出てきます。
ペイオフについて知っておこう
ペイオフについての正しい知識を持ちましょう。
基本は、銀行などの金融機関が倒産しても、1000万円とその利息までの預貯金が保護される制度のことです。
実際には、1000万円以上のお金が戻ってきますし、1000万円以上の預金が全て没収される・切り捨てられるわけではないことを理解しておきましょう。
銀行が破綻しても、銀行の資産が残っていれば、まずはそこから優先的に充当され、足りない預金額については、ペイオフが発動され、預金保険機構が補填してくれるからです。
ペイオフの対策をしておこう
一つの銀行で1000万円以上の預金が出来たら、それ以上の預金を普通預金や定期預金に預けるのではなく、資産運用を始めたほうがいい場合があります。
ペイオフにより、定期預金だけではなく、普通預金なども含めて同じ金融機関に1000万円以上預けていると、その金融機関が破綻したときに、1000万円以上のお金が戻ってこないこともあるからです。
そのため、別の金融機関にお金を預ける方法や国債などの安全性の高い金融商品を購入するなどの代替方法があります。
銀行預金に比べるとリスクはありますが、ローリスクの資産運用である程度のリターンが期待できます。
普通預金と当座預金に預けたときの違いについて
銀行には普通預金の他にも、当座預金という預金口座も用意されています。
普通預金口座は、自由に預け入れや払い戻しができます。元本が保証されており、ペイオフの適用対象です。利息がついたり、自動引き落としができたりします。
当座預金口座は、企業や個人事業主が業務上の資金の支払いなどに利用する預金口座です。利息がつきませんが、手形や小切手の振り出しが可能です。当座借越契約を結べば、融資を受けることができます。
当座預金開設には、銀行の厳しい審査を通過しなければなりません。また、当座預金口座は、銀行が破綻したときにも全額保護されます。
貯金1000万を超えると税金が掛かるって本当?
貯金が1000万円を超えると税金がかかるということは本当です。しかし、普通預金に預けていても半年に一度税引き後の利息が入金されているはずです。
貯金が1000万円以上になると、大口定期預金などに預けることが多くなり、金利が高くなりますので、より高い利息が得られますが、同時に税金も上がってしまうという仕組みです。
利子所得で課税されてしまう?
貯金にも税金がかかることをご説明しましたが、正確にいえば、「利子所得」に対しての税金が差し引かれています。
利子にかかる税金の税率は一律20パーセントです。20パーセントの内訳は、国税15パーセント、地方税5パーセントです。
ただし、2037年までは、税率は20.315パーセントです。上乗せ分は東日本大震災復興のためのものです。適用期間は2013年~2037年までです。
複数の銀行に分散して預ける
一つの銀行に1000万円以上の預金がある場合は、ペイオフ対策の一つとして、複数の銀行に1000万円以内の金額を分散して預金することをおすすめします。この時注意する点は、同じ銀行の複数支店を開設してはいけないということです。
使い分けとしては、同じようなメガバンクや地方銀行に預けるのではなく、地銀や信用金庫などの規模別や役割別に金融機関を分散して預けたほうがいい場合があります。
その他、ネット専業銀行などもあり、各銀行のメリットやデメリットをよく知り、利用しやすいサービスを提供している銀行をいくつか選んで預金を分散して預けるようにしましょう。
銀行の金利比較をしてみた
1000万円以上預ける場合に、定期預金の金利を比較してみましょう。
イオン銀行普通預金0.120%、オリックス銀行0.250%、ジャパンネット銀行0.020%、新生銀行0.010%、みずほ銀行0.010%です。イオン銀行の定期預金は、0.050%ですが、今現在普通預金なら最大0.120%となります。
大体が0.010%ですが、キャンペーンにより一時的に金利が高くなっている金融機関があります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
銀行に貯金が1000万円ある時の運用方法について知っておくべきことをまとめました。
ペイオフや税金の知識を知っていると、資産が増えれば、資産運用方法も変える必要があることがわかってきます。
ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。