【転職に失敗して後悔したら】失敗談と辞めたい時の対処法を解説

転職をする理由として、現在の会社に不満を持っていたり、どうしてもほかの会社でやりたい仕事がある、などが挙げられます。

しかし実際に新しい会社で働いてみると、理想と現実のギャップに思い悩むことも少なくないようです。

前の職場よりも仕事量が多い

勤めていた職場が忙しい業種や職種で、肉体的や精神的に負担を感じて転職したケースです。

例えばどの月も残業時間が多かったり、日ごとの業務内容が詰め込まれていてオーバーワークと感じたりといった場合です。

ところが転職してみると、事前に知らされていたものより仕事量が多かった、といったこともあり得ます。結局以前の職場よりも仕事の量が増える結果になるかもしれません。

前の職場よりも給料が安い

自身のキャリアップなどを目的に同業種や同職種へ転職をしたが、給料が低く納得できないことがあります。

仕事の分野が被っていて、ほかの社員と同等の働きができるのに、会社の給与体系的にどうしても中途採用者は低めの給料に設定されてしまう場合があります。

また、そもそも異なる業種へ転職したためにほとんど仕事をこなせず、給料もそれに見合った額しか貰えないといったケースもあるでしょう。

前の職場よりも人間関係が良くない

人間関係は働くうえで重要な要素のひとつです。

毎日決まったメンバーと何時間も仕事をするわけですから、社員間の関係は良いほうがストレスなく働けます。

しかし、職場の雰囲気は外からでは分かりづらく、就職してみないと内情が分からないといったこともしばしばです。

時間と労力をかけて転職するのですから、できるだけ後悔はしたくないですよね。

では、転職先を探す際に気を付けるべきポイントはなんでしょうか。

仕事量や待遇、就業規則はあらかじめチェックする

転職先の給与や労働時間はあらかじめ調べておきましょう。

条件が良くなかった場合に備え、内定をもらう前か、承諾する前に必ず確認するべきです。

求人票と実際の採用条件が異なるといったことも珍しくありませんので、採用担当者などに納得いくまで質問しましょう。

人間関係は実際に働いている人、取引先などから直接情報を得る

外からでは、社内の人間関係はなかなか把握できません。

業種や職種が同じ会社を希望する場合などは、取引先から情報を仕入れるのも手です。

特に営業職などは会社の内部まで出向いているわけですから、自然と人間関係まで把握できてしまうのです。

また、転職エージェントに相談する方法もあります。

今日ではあらゆる会社が転職サイトに求人を出していますし、それだけ情報が手に入りやすいとも言えます。

焦らず自分に合った職場か慎重に考える

転職先の会社のイメージが良いから、大手だからといった曖昧な理由で転職するのは後悔を生む元です。

また、今の職場から一日でも早く抜け出したくて、よく調べもせずに転職先を決めてしまうのも良くありません。

転職は人生における大きなイベントですから、準備期間を設けて自己分析や会社の情報集めに時間を割きましょう。

準備期間を設けて転職活動に励んでも、どうしても後悔してしまうこともあります。

ありがちな問題ですが、長い期間一人で抱え込んでいては仕事にも私生活にも悪影響が出ますので、できるだけ早く解決したいですね。

現在の職場を選んだ理由を思い出す

転職における後悔は会社だけの問題ではなく、自分に原因があることもあります。

自分が改善すべきことはないかを振り返り、直すべきところがあれば直しましょう。

立ち回りを変えてみることで、自然と物事がスムーズに進むこともあります。

また、自分が今の職場で働くことを決めたきっかけや目標を思い出してみてください。

向かうべきところがはっきりすれば、仕事に対する姿勢も変わると思います。

自分の将来やキャリアについて考える

もしかしたら何十年も今の職場で働き続けるわけですから、できるだけ後悔は少ないほうが良いです。

現状に不満があっても、長いスパンで考えると取るに足らないことだと思えるかもしれません。

転職した時の自分の目標を思い出し、何年後、何十年後の将来像と重ねてみてください。

やりたかった仕事で頑張っている自分や、キャリアアップした自分をイメージして前向きになれることでしょう。

職場の上司、先輩、同僚に相談する

仕事に限らず人生を自分よりも長く生きている上司や先輩、または仕事仲間である同僚に相談することで解決する悩みもあります。

親しい間柄であれば、以前の職場の人間でも連絡を取ってみるべきです。

新しい環境で生活するあなたの話を親身になって聞いてくれることでしょう。

転職先の職場で頼れる人を見つけたら、その方に相談してみてもよいでしょう。

いまの職場での立ち回りを教えてくれたり、欠点を指摘してくれたりと、自身を見直すきっかけになるかもしれません。

転職活動が成功し、いざ新しい環境で働いてみると思っていたよりも良くなかったと感じるかもしれません。

転職する前に良いイメージばかり抱いていた分、その落差にがっかりしてしまうのです。

新しい職場になじめず、やはり以前の職場のほうがよかったと感じてしまったらどう対処するべきでしょう。

出戻ることはリスクが高いことを知る

前の職場に戻ることはさまざまなリスクがあります。

まず、周囲からの評判です。

一度転職をしたのに何年もたたずに戻ってきては、忍耐力のない人間であると思われてしまうかもしれません。

同じ職場なのに、以前勤めていた時よりも働きづらいと感じてしまうことでしょう。

次に、給料が下がってしまうリスクです。以前勤めていた会社であっても、中途採用者として扱われて０からのスタートになることもあります。

時間とお金が無駄になってしまいますし、何年も務めて積み上げた実績もないものとされてしまいます。

なぜ前の会社をやめたのか思い出す

新しい職場では仕事内容を１から覚え直したり、人間関係を新たに構築し直したりといったデメリットがあります。

そういった点を踏まえても転職を決意したからには、前の会社でずっと感じていた不満や、新しい会社でこの仕事をしたいなどといった強い思いがあったことでしょう。

個人個人でバラバラの事情を抱えているとは思いますが、給料やキャリアの面から考えてもやはり転職の回数は多くないほうが良いです。

また転職する前に一度、前の会社を辞めた理由や転職を決意したきっかけを思い出してみてください。

友人や家族など他の人の意見も聞いてみる

新しい職場の環境や仕事内容などを周囲に話してみて、自分に向いているかどうかを第三者の視点から聞いてみるのも手です。

他者からの意見のなかには思ってもいなかったものもあり、はっとさせられることも少なくありません。

どうしても前の職場に戻りたくなったら、自分をよく知る人たちの意見を仰ぎ、これからどうするか改めて考えましょう。

公務員と民間企業では、営利企業と非営利企業という大きな違いがあります。

この差は業務内容や形態にも大きく影響しており、公務員から民間、または民間から公務員への転職どちらの場合も不向きな人にとっては失敗したなと感じてしまうようです。

それぞれの転職後の不満としてよく言われがちなものをいくつか紹介していきます。

公務員から民間へ転職した後悔の理由

• 職種によってはノルマが設定されており、仕事に対する焦りがある
• 成果を出すまでの道筋を個人で立て、それに沿ったスケジュールで行動する必要がある
• 興味のない分野でも積極的に取り組まなくてはならない

民間から公務員へ転職した後悔の理由

• 残業時間がそれほど減らない
• ノルマがない分、仕事内容で評価されづらい
• 大企業からの転職の場合、給料が減る場合がある

今の状況よりももっと良いところを求めて行う転職活動ですが、転職後の環境が思っていたものと違うことも多々あります。

まずは転職先の会社が本当に良い環境なのかを見極めることが大事です。それでも不満が出てきてしまったら、一度自分を見つめ直したり、周りに相談したりしてみましょう。

人生の分かれ道ともいえる重要な物事だけに、慎重に進めていきたいですね。