
これだけ読めば誰でも分かる!転職時の履歴書の書き方をご紹介
内定を勝ち取りやすくなる、転職の履歴書の書き方をご存知でしょうか。この記事では転職の際に役立つ、履歴書の書き方についてご紹介致します。また、転職の履歴書の書き方のポイントや、内定を勝ち取りやすくなる志望動機の書き方や資格の書き方などをご紹介致しますので、ぜひ参考にしてください。
履歴書の書き方のポイント3つ
履歴書にはルールがあり、ルールを知らないで履歴書を作成しても「書類選考に通りにくい」「熱意が伝わらない」など、上手く採用担当者に熱意を伝える事ができません。
この章では、履歴書を書く際に知っておきたい基本情報について紹介します。
1.丁寧な字で書く
履歴書を書く際は、文字の上手、下手ではなく丁寧に書く事を意識しましょう。また、文字が上手な方は、アピールとしても使えるので有利です。
文字に自信がない方も「文字はハッキリ丁寧に書く」事を意識しましょう。
ここでいう「丁寧に書く」とは
- 苗字と名前の間にスペースを入れる
- 「ふりがな」と平仮名で記載されている時はひらがな
- 「フリガナ」とカタカナで記載されている場合はカタカナ
- 職歴などの「卒業年」「入社年」は元号か西暦どちらかに統一する
上記のような細かい部分をしっかりと書くことで、文字に自信がない方でも「丁寧に書いている」とアピールすることが出来ます。
逆に文字が綺麗でも、上記のような細かい部分を疎かにしては、「文字は綺麗だが細かい部分に気配りが出来ない人」とマイナス印象を与えてしまいます。
2.空欄は作らない
履歴書作成時に空欄の項目を作らないのも基本です。空欄が多いと、手を抜いている印象を与え「応募意欲」を疑われてしまいます。慌てて作成して、証明写真の貼り忘れなどのうっかりミスなどがないか念入りのチェックしましょう。
また、資格欄に書く事がないから、何も書かないではなく「特にありません」など一言だけ記載するようにしましょう。
3.日付は記入日ではなく提出日を書く
よく間違う事が多い項目ですが、日付は記入日ではなく提出する日を記入しましょう。
面接時に持参する場合は、面接に行く日を記載します。
ポスト投函する場合は、投函する日を記載しましょう。
うっかりミスが非常に多い項目なので、しっかりとチェックするようにしましょう。
学歴の書き方のコツ
次に学歴の書き方のポイントやコツについて紹介します。
学歴を書く際「中学校から書くべきか」「高校入学から書くべきか」悩む方も多いと思います。学歴を記載する場合も一定のルールがあり、あまり細かく書きすぎると逆効果です。ですが、ポイントさえ押さえれば、難しくないです。
高校卒業年から書く
学歴の項目を記載する場合ほとんどが、義務教育の課程は書く必要はありません。
「高校卒業年」から記載して、学部・学科も省略せずに記載するようにしましょう。また、専攻内容と希望職種が違う場合、面接時に理由を聞かれる可能性が高いです。理由を説明できるように準備する必要があります。
正式名称で書く
学歴を書く際に「○○高校卒業」書いてしまう方もいるのではないでしょうか。
ですが、「高校」という表記は「高等学校」を省略した呼び方なので、履歴書や職務経歴書には適した書き方ではありません。学歴欄に記入する場合は「○○高等学校卒業」と正式名称で記入する必要があります。「大学院」は、卒業と書かずに修了と書くのが正解です。
細かい部分だからこそ、しっかり記入する事で「気配りが出来る人」という印象も与える事ができます。
学歴の書き方のテンプレート
説明だけではイメージも伝わりにくいので、学歴のテンプレートを用意しました。
これまで紹介した
- 義務教育課程は省略する
- 学校名は省略せずに「高等学校」など正式名称で記入する
- 大学院の場合は「卒業」ではなく「修了」と記入する
上記内容と照らし合わせて参考にしてみて下さい。
また、上記に加えて学歴を書く前に入学・卒業年を書く前に「学歴」と記入するようにして下さい。
年 | 月 | 資格・免許 |
平成17 | 12 | 普通自動車第一種免許 合格 |
平成19 | 5 | 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 合格 |
平成20 | 11 | 車両系建設機械(解体用)運転技能講習 合格 |
平成22 | 11 | 玉掛け技能講習 合格 |
職歴の書き方のコツ
職歴も学歴と同じで細かいルールがあります。
よくある疑問や悩みは
- 派遣社員としての経験がある場合「派遣先と派遣元を記入する」
- アルバイトでの勤務期間(1年以上)が長い場合、アルバイトも記入する
- 転職活動が長引いた、病気などで仕事が出来なかった場合などは記載する必要はない
- 退職理由は「一身上の都合で退職」と記入のが一般的
また職歴の最後には「現在に至る」と記入し賞罰がない場合は、右詰で「以上」と記入します。
履歴書の職歴と職務経歴書の違いを意識する
履歴書で職歴を書いたのに「なぜ職務経歴書に同じことを書く必要があるのか」と思う方もいるかもしれません。履歴書で書く職歴は「どのくらい会社で働いていたか」「どんな職種でどんな業務なのか」簡単に説明してあるものです。これだけでは、求職者がどんな事が得意で、どんな実績があるのかわかりません。
そこで職務経歴書で「どんな実績を残したか」「どんなスキルを持っているのか」履歴書で簡単に触れた部分を掘り下げて、魅力や強みをアピールするために使用されます。
アルバイトやパートも書いたほうがいいのか
章の始めで軽く紹介しましたが、アルバイトやパートを書くべきか判断するポイントは、就労期間や状況で異なります。
アルバイトやパートを書いた方が良いのは、
- アルバイトで働いた期間が1年以上の時
- 経験したアルバイトが、応募先の企業で活かせると判断できる場合
- 派遣社員、アルバイト、パートの求人に応募する場合
上記の場合は、職歴にアルバイトやパート経験を書いた方が良いです。
逆にアルバイト・パートを書く必要がない場合は
- 正社員勤務から同じ正社員に転職をする時
- 学生時代に働いていた、アルバイト経験など
上記の場合は必要ありません。
ですが、今まで正社員経験がない人は、アルバイト・パート経験を書かないといけませんが、1、2ヶ月程度のアルバイトは記入しない方が無難です。また、アルバイト経験しかない理由をしっかりと説明できるようにしておきましょう。
職歴の書き方のテンプレートを紹介
これまで紹介した
- アルバイト経験は1年以上勤めていたものだけを書く
- 正社員経験がなく、アルバイトだけを書いている場合、理由を書く
- 職歴の最後に「現在に至る」を記入する
- 賞罰がない場合は、最後は右詰で「以上」と記入する
上記の内容と照らし合わせテンプレートを参考にして下さい。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
学歴 | ||
〜中略〜 | ||
学歴 | ||
平成22 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
ホームページデザインなどを行う | ||
平成25 | 5 | 株式会社〇〇 一身上の都合により退社 |
平成25 | 6 | ソフトウェア開発 |
△△株式会社 入社(アルバイト) | ||
ソフトウェア開発 | ||
現在に至る |
資格の書き方のコツ
資格が多い人は、業務に関係ない資格も書くべきか悩むと思います。また、逆に資格がない方は、何も書く事が出来ずに悩むと考えられますが、両方とも書き方はあります。
履歴書の資格欄をどのように書くか悩んでいる方は、参考にして下さい。
仕事に関係のある資格を書こう
うっかりやってしまいがちなミスで、一番多いのは資格・免許を省略名称で書いている事が多いです。
分かりやすい例だと、車の免許ではないでしょうか。「自動車免許」や「普通自動車免許」と書いてしまう方も多いかもしれません。ですが、自動車免許の正式名称は「普通自動車第一種運転免許」です。
普段、会話で出てくる資格の名前も略称で読んでいる可能性が高いので、履歴書を書く場合は、インターネットで正式名称を確認して書く事をおすすめします。
転職に必要な応募書類の資格欄には、正式名称で書くということを意識して下さい。
資格がない時は「特になし」と記入
資格や免許を持っていない方は、一番悩む場所ではないでしょうか。ですが、資格を持っていない場合でも、資格欄に何も書かないというのは好ましくありません。
資格欄に記入することがない場合は「特になし」と正直に記入しましょう。書類選考では、資格が全てではありません。嘘を書くより正直に書くようにしましょう。
また、パソコンで履歴書を作成出来る方は、資格欄を少し小さめに作って、アピールしたい項目を少し大きくすると不自然ではありません。パソコンスキルをアピールすることが出来るので、お得です。
資格の書き方のテンプレートを紹介
資格・免許欄のテンプレートを用意しました。
- 免許・資格は正式名称で記入する
- 応募先に企業の業務に関係性がある資格のみを記入する
上記の内容を照らし合わせて参考にしてみて下さい。
テンプレートでは、建設関係の会社に履歴書を提出するためのテンプレートです。
年 |
月 |
資格・免許 |
|
平成17 |
12 |
普通自動車第一種免許 取得 |
|
平成19 |
5 |
車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 合格 |
|
平成20 |
11 |
車両系建設機械(解体用)運転技能講習 合格 |
|
平成22 |
11 |
玉掛け技能講習 合格 |
志望動機の書き方のコツ
履歴書の中でも1番力を入れるべき項目ではないでしょうか。
「なぜ他社ではなく貴社なのか」という部分をしっかりと、分かりやすく伝えるられるようにしないといけません。
採用担当者に「一緒に働いてほしい」と思ってもらうためには、応募先の企業が求めている人材を理解して、自分の過去の経験に基づいて志望動機を書く事が理想的です。そのためには、自分が「やりたい事」「仕事をするに当たって大事にしている事」を明確にしておくことが大切です。
この章では、志望動機を書く際のコツについて紹介します。
知識や経験をアピールしよう
これまでの社会人経験で、身についた知識や経験を志望動機に記入しましょう。
自分の知識や経験を活かしたいという理由は、説得力もあり「即戦力になってくれるかも」と期待されます。
ですが、企業が求めている人材や社風を事前に調べて関係性が高い知識や経験だけを書くようにしましょう。
関係性が低い部分を記入しても「本当に入社を希望しているのか」など志望度合いを疑われてしまいます。
いかせる資格や技術を書こう
業務に活かせる、資格や技術を書くと採用担当者の方も「うちの会社で活躍してくれそう」と期待を抱いてくれる可能性も高いです。また、「自己分析が出来ている」「自分の強みを理解して長所を伸ばそうとしている」など印象も良くなります。
資格や技術は、自分の強みとなる部分なので、志望動機に取り入れることで魅力的な志望動機を作成する事が可能です。
志望動機のサンプルを紹介
志望動機の例文を用意しました。
例文では、建設関係の会社に履歴書を提出するために書いています。
志望動機 |
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私は建設を通して世の中を更に便利にしたいと考えています。 |
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まとめ
履歴書の書き方について紹介しました。
転職を決めて履歴書を書く場合は、「自分が何をしたいのか」「大事にしていること」など転職の軸となる部分を明確にする必要があります。転職のブレをなくすことで、志望動機などを迷わず書く事が出来ます。
決して簡単な事ではないですが、焦らずに1つずつ完成してさせていきましょう。また、どうしても難しいという場合は、転職エージェントなどでサポートを受けると解決できるはずです。
皆さんの転職が成功することを陰ながら応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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