
【本人希望欄の書き方】転職履歴書の正しい記入方法を徹底解説
転職の際に書く履歴書の、正しい本人希望欄をご存知でしょうか。この記事では、転職の際に書く、履歴書の本人希望欄に書く内容や、本人希望欄に書いてはいけないことを解説致します。また転職の履歴書を書く際に役立つ、本人希望欄の書き方の例をご紹介致しますので、ぜひ参考にしてください。
履歴書の本人希望欄にはなにを書くのか
履歴書を作成して悩む項目の1つに「本人希望欄」があります。
名前の通り、求職者の希望を書く部分ですが、希望欄に「本当に希望するものを書けば印象悪くなりそう」などを考えて遠慮してしまう方もいると思います。
確かに本人希望欄と書いてあっても「絶対に書いてはいけない事」のも事実です。
この章では、本人希望欄に書くべきものについて紹介します。
これがないと入社できない譲れない条件
最初に書くべき内容は、勤務地や勤務時間についてです。
事情があって希望する勤務地以外では、勤務が出来ない場合に希望する勤務地を記入するとよいでしょう。
ほとんどの場合は、希望する勤務地内での業務になります。
勤務時間に希望がある場合も記入するようにしましょう。
雇用形態にもよりますが、「時短勤務可」などの求人では、希望勤務時間を考慮してくれます。
勤務時間ですが「残業は月に20時間以内」「定時希望」など残業をやりたくないという希望は控えるようにしましょう。
日本では、海外と違い「残業は当たり前」「残業してこそ仕事を覚える」など残業は、当然という考え方が根強いです。
「皆はしているのに」など悪い印象を与えることになり、やる気を疑われるので、子供迎えがあるなど特別な事情がある場合を除いて、残業時間を指定する事を書くのは控えましょう。
複数の職務の求人がある場合は希望職種を書く
会社の規模が大きくなると、同じ会社で様々な事業を展開している会社も多いです。
その場合、希望する職種は必ず書くようにしましょう。
複数の職種がある場合、面接時に聞かれる場合もありますが、履歴書などに予め書いておくと「入社意欲が高い」「やりたい事がはっきりとしている」など悪い印象は与えません。
在職中の場合は退職予定日など事務的な連絡事項を書く
在職中の場合、日中は連絡が取れない事が多いです。
電話対応が出来ない時間帯と連絡可能時間帯をしっかりと書くようにしましょう。
また、企業側も新しい社員を迎えるために準備をする事があります。
退職予定日と入社可能日などを書くようにしましょう。
本人希望欄に書くこと:正社員編
本人希望欄に書く事は雇用形態でも少し異なります。
正社員採用を希望している方は、希望勤務地や連絡可能時間などをしっかりと伝える必要があります。
この章では、正社員採用を希望している方が本人希望欄に書いた方が良い事について紹介します。
入社可能日を伝えよう
企業は新入社員が入社する場合、ディスクやパソコン、社員証など、様々な備品を準備する必要があります。
退職予定日と入社可能日を明確にしておかなければ「いつ準備をすれば良いのか」困ってしまいます。
日程を組んで早めに連絡することは、社会人としてのマナーでもあるので、「いつ辞めて」「いつからお世話になるのか」しっかり記入しましょう。
希望連絡方法と連絡先を記入しよう
在職中の方は、日中連絡がつかない事が多いです。
「○時~○時までは業務中の為、メールでの連絡だと幸いです」や「○時~○時は業務中の為電話での対応ができません。営業時間以降は対応できます。」
など、連絡可能な希望時間帯を記入する事も大切です。
また、どうしても日中に連絡を取りたい場合もあるので、電話番号やメールアドレスなどの連絡先の記入も忘れずに行って下さい。
勤務地の希望がある時はやむを得ない状況の説明も書く
勤務地を選択できる場合以外で、勤務地を希望する場合は、納得がいく理由も記入するようにしましょう。
希望勤務地の理由を伝える場合、「親の介護のため」など納得がいく理由を記入すれば問題ありませんが、「自宅から近いため」などの理由は、やる気を疑われてしまうので控えた方が良いです。
本人希望欄に書くこと:パート編
アルバイト・パートでは希望の勤務時間やシフトなども記入しておく必要があるので、自分が希望する時間帯を記入するようにしましょう。
アルバイト・パート勤務希望の方が、書いておきたい事について紹介します。
入社可能日を伝えよう
正社員の方同様、入社可能日を記入しましょう。
「いつから働けるのか」という希望日を記入する事は非常に大切です。
入社可能日が、あまりにも遠すぎる場合は、それまで転職者の席を空けておく必要があり、企業側もあまり良い顔はしません。
出来るだけ早い段階で入社ができるように、調整を行いましょう。
希望勤務地を記入しよう
こちらも正社員同様、勤務地が複数ある場合は、希望勤務地を記入するようにしましょう。
勤務地を選択できる時以外では、「なぜその勤務地でないとダメなのか」という事も伝えるようにしましょう。
希望時間帯やシフトの希望
アルバイト・パートの方は、勤務時間が数時間のみなど、短い時間で働く事が可能です。
子供を送った後の「10時~希望」「家が子供だけになってしまうので夜勤不可」など環境に応じてシフトや時間帯の希望などを伝えるようにしましょう。
必ずしも希望する時間帯で採用してくれるわけではありませんが、可能なかぎり考慮してくれるはずです。
本人希望欄には書いてはいけないことがある
これまで本人希望欄に書いておいた方が良い事を紹介しました。
次に書いてはいけない事を紹介します。
一方的に自分の都合を書くと、悪い印象を与える可能性もあります。
これから紹介される事は書かないように意識して履歴書を作成して下さい。
待遇面、特に給料に関すること
待遇面や給料に関する事は、最終面接までに話しがあるはずです。
自分から、給料や待遇面を伝えると「謙虚さが足りない人」と企業によっては非常に嫌うので注意が必要です。
こちらから給料や待遇面について、話を切り出すの控えるようにしておきましょう。
本人希望欄で給料面について書く場合は「現職の収入より絶対に下げたくない場合のみ」記入するようにしましょう。
自宅に近い支店、支社希望など自己都合の条件
希望勤務地に関する事ですが、希望勤務地を選択できる場合を除いて、勤務地を指定する場合
「自宅に近い勤務地の為」など自分の都合だけを一方的に伝えるのは好ましくありません。
希望勤務地を伝える場合、「関西エリア希望」など広めに伝える事が大切です。
また、選択できる場合を除いて、納得が出来る理由が必要になります。
本人希望欄の書き例
これまで紹介した事を元に、本人希望欄の例文を用意しました。
コツとして「転職活動では謙虚さが大切です」なので、「できません」と言い切るのではなく、判断は貴社にお任せしますという意味合いで「難しいです」「希望します」という言い回しが「謙虚な姿勢」を維持したまま希望を伝えられるのでおすすめです。
これまで紹介したことを振り返りつつ、ぜひ参考にしてみて下さい。
勤務地の希望がある場合の書き方の例
本人希望欄 |
希望勤務地:父親の介護がある為、車通勤が可能な関西エリアを希望します。 |
希望勤務時間の書き方の例
本人希望欄 |
希望勤務時間:保育園の延長保育が19時までなので、19時以降の残業は難しいです。 |
希望がない場合はの書き方の例
本人希望欄 |
貴社指定に従います。 |
最後に1つだけ注意点があり、希望欄に特に記入する事がない場合でも、空欄や「特になし」という書き方は好ましくありません。
書く事がない場合は、「弊社規定に従います」と一言だけ記入するのがマナーです。
まとめ
履歴書の本人希望欄について紹介しました。
本人希望欄で記入した内容は、面接時に掘り下げられて質問されるので、回答も準備しておきましょう。
「なぜこの希望をだしたのか」という自問自答も忘れずに行い、しっかりと納得がいく理由を用意しましょう。
転職活動では事前準備が大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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