
【転職回数が多い場合の履歴書の書き方】見本も含めてご紹介
転職履歴書の書き方を迷い方も多いと思います。現在の日本では転職回数が多いと、次の転職先が見つけることが難しいと言われています。この記事では、転職回数が多い人の特徴や、転職回数が多い人の履歴書の書き方をご紹介致しますので、ぜひ参考にしてください。
転職回数が多い人の特徴など
転職を効率よく進めていくには、履歴書の書き方に一工夫することが大切になります。
特に転職の回数が多い人は、職務経験が多くなるので、記載する内容も膨大になります。
一方、履歴書のスペースは限られているので、書き方も気をつける必要があります。
こちらでは、転職回数の多い人の履歴書の書き方についてご紹介していきます。
転職回数が多い人の特徴
転職回数が多い人はどのような特徴があるでしょうか。
向上心の強い人は転職回数が多い傾向にあるようです。
同じ会社で長く勤めていると、自分が担当する仕事がほぼ決まってきて、ルーチン作業が増える傾向にあります。
そのまま同じ会社に所属すれば、慣れた仕事ですので居心地もいいです。
一方、転職回数が多い人は、その安定した仕事から、新たな仕事場にて自分自身を試してみようという意欲の高い人が多いです。
また、転職をする際には、通常、現在より上のポジションや給与が高くなることを条件に探す場合がほとんどです。
自分自身をステップアップさせるために転職をし、向上していこうという気持ちの強い人が多いです。
転職回数が多い人は採用されるのか
転職回数が多い人の企業側の評価ですが、日本は終身雇用の考えが強いため、人生一社という考えを持っている企業が多いのは事実です。
しかし、近年は人手不足ですし、優秀な人材を中途採用するなど、かつての日本企業の考え方とは変化が出てきています。
日本から外に目を向けると、海外では転職することは一般的ですし、転職を通じてステップアップするのは普通なので、逆に海外では転職を評価する企業が多いです。
また、転職をすることで、多種多様な企業文化を学びことが出来、一社しか経験のしていない人よりも考え方の幅が広がります。
転職回数が多いから採用されにくいということは、時代の流れとともに減ってきて、今は多様性を求め、企業側は採用を増加させていると言えるでしょう。
転職回数が多い人の履歴書の書き方
転職回数が多い人の履歴書の書き方の基本
転職回数が多い人は、履歴書に書くことが多くなりますので、書き方には工夫が必要です。
これまでに働いた会社名の記載は必要ですが、会社内のさまざまな部署を転々と仕事をした人は、全てを記載するのではなく、今回の転職先に関係のある仕事を抜粋するようにしましょう。
また、単に経歴を羅列するのではなくて、転職をすることによって、自分のステップアップがわかるように記載に工夫をしましょう。
例えば役職の書き方を工夫して、転職を進めるごとに昇進していることを面接時にアピールできるようにすることも一つのテクニックです。
また、転職回数が多いと、仕事の内容を書くスペースで履歴書が埋まってしまうと思うので、学生時代の記載は極力少なくても大丈夫です。
面接時の話題は主に仕事の内容ですので、学生時代の記載についてそれほど気にする必要はありません。
転職回数が多い人の志望動機の例文
転職回数が多い人の志望動機の例文を以下の通りご紹介しますので、参考にしてみてください。
今回、御社の営業推進部門の部長ポジションに応募させていただく〇〇と申します。
私はこれまで営業推進に関わる仕事に多くたずさわってきました。また、さまざまな業種の営業推進を経験していますので、違った角度から御社の営業推進部門を活性化できると考えています。
例えば、御社の取引先である○○商事様の営業部門も経験していますので、御社の商品をどのように卸していくことが○○商事様にとってもいいのか理解できています。取引先と自社の両社が、良好な関係になれるように仕事を常に行なうことができます。
また、営業部門の担当者、係長、課長、副部長と段階を追って経験していますので、まだ経験の浅い営業部門の担当者に、私の経験を伝承し営業ノウハウに磨きをかけてもらいたいと考えています。
転職回数が多い人の履歴書の自己PRの書き方
転職回数が多い人の履歴書の自己PRで気をつけること
転職回数が多い人が履歴書の自己PRで気をつけることは、転職が多いことを前面に出しすぎないことです。
転職が多いことを良しと考える会社もいれば、あまり好まない会社もあります。
両者に受け入れてもらえるような中立的な自己PRにするようにしましょう。
また、書く内容が多いだけに、全てを履歴書に書ききることはできません。
自分が携わった仕事の内容を羅列するのでなく、要点をまとめて、採用側企業がすぐに職歴がわかるようにしましょう。
各社への転職理由を書く人もいますが、転職理由は面接時に口頭で説明する方が望ましいです。
自己PRの部分に転職理由を記載すると、採用企業の受け取り方次第ではマイナスイメージになることもあるからです。
自己PRでアピールの仕方
転職の回数が多いということは、さまざまな会社の企業文化に触れて、一つのカラーに染まっていないことが武器になります。
また、世界では多様性が当たり前になっている時代ですので、多くの企業文化を経験していることはプラスになります。
転職が多い人は、これまでの仕事の慣例にとらわれず、常に新しい視点で物事を考えられることが自己PRになるでしょう。
また、多くの業種を学んできましたので、さまざまな角度から仕事を客観的に取り組むことができます。
一つの会社しか経験のない人は、自社のことばかりを考えがちですが、転職が多い人は、多様な職務経験からお客様や取引先はそれぞれ何を求めているのか、客観的に物事を考えられることが強みになります。
また、自己PRを書くときは、自分が関わった仕事が会社の業績にどれだけ貢献できたのか、数値を引用して説明をするようにしましょう。
会社に貢献したことを活字だけで説明するより、数値を引用する方が具体的にイメージでき、採用企業が納得しやすくなります。
転職回数が多い人の職務履歴書の見本
転職回数が多い人の職務履歴書のテンプレート
転職回数が多い人の職務履歴書にテンプレートを以下の通り作成しましたので、参考にしてみてください。
期間 | 業務内容 |
2015年6月〜現在 |
〇〇株式会社 営業推進部の部長職として、部下○○人とともに営業推進の方策、計画を立案検討。全社の売り上げ目標〇〇億円に対し、○○億円と目標の〇〇%を超える実績を収める。プロパー営業とのコミュニケーションを密に取るために定例の意見交換会を提案、この定例会を開始してから、売り上げが前年比の○%上がるようになる。 |
2010年12月~2015年5月 |
株式会社 〇〇の営業統括部の副部長として営業管理全般を把握。また〇〇特命プロジェクトの責任者となり、〇〇億円のプロジェクトを受注。特命プロジェクトは2012年より1年の期限付であったが、このプロジェクトにより会社売上を同時期比○○%増に貢献。 |
2005年4月~2010年12月 |
〇〇株式会社〇〇支店のプロパー営業部の課長職で、チーム10名の取りまとめ。 代理店営業がメインだが、自分自身も担当者と一緒に代理店に足をは運び、顧客との関係や、問題点等を共有。2007年度に○○件の新規開拓に成功し、社長賞を受賞。既存売上も毎年○-○%の売り上げ増を実現。 |
まとめ
転職回数が多い人は、一社や複数社で働いている人より、社会経験、職務経験が豊富です。
ぜひ転職回数が多いことをプラスに考えて、積極的に転職活動を進めてみましょう。
不安に感じたりする場合もありますが、そういうときは、転職のプロである転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントに登録すると、さまざまな会社情報や、転職アドバイスをしてくれます。
登録も無料ですし、一人で転職活動を進めるより心強くなります。
皆さんが、希望通りの会社に転職が成功することを祈ります。
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