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日本からタイ自動車業界への転職事情

多くの日本企業が進出しているタイ、2015年JETROの調査によると、進出企業は4,567社に上っています。そんなタイを古くから牽引していたのは自動車産業でした。そこで今回は数多くある自動車産業へ日本からタイへ転職活動をする方向けにご紹介していきます。

はじめに

多くの日本企業が進出しているタイ、2015年JETROの調査によると、進出企業は4,567社に上っています。

その内訳は製造業が47%でサービス業が49%になり、近年はサービス業の進出が多くなっているそうです。

タイ在留邦人数は、70,337人(2016年10月時点)でバンコク都:約51,000人とチョンブリ県:6,800人で両都県で約80%を占めています。

バンコクには多くの日本人駐在員とその家族が住んでいますが、チョンブリ県も近くに複数の工業団地があり日系企業の工場があるため、日本人コミュニティが形成されています。

日本人家族のためにバンコクには古くから日本人学校があり、生徒数は2,600名以上で世界一生徒数が多い日本人学校です。

チョンブリ県も日本人の増加に伴い9年前に日本人学校が設立され400名以上の生徒が通っています。 

そんなタイを古くからけん引してきたのが自動車産業でした。トヨタ自動車が1962年にタイトヨタを設立して、日産自動車、ホンダ、いすゞが次々にタイに進出し、タイにおける自動車産業の基盤が形成されました。

タイの自動車業界の現状

タイの自動車生産台数は、リーマンショックやタイ大洪水の試練を乗り越え年々増加して、2013年には過去最高の246万台を記録しましたが、翌年には24%減の188万台に落ち込みました。

しかし、その後2年連続で回復し2016年には194万台(世界12位)を生産し、2017年は200万台に達すると予想されています。

2016年の内訳は乗用車が81万台でピックアップトラックが113万台でした。この内、日本の自動車メーカーのタイ工場で生産した車が9割を占めています。

1位             トヨタ               31.8%          
2位 いすゞ 18.6%
3位 ホンダ 14.0%
4位 三菱 7.2%
5位 日産 5.6%
6位 マツダ 5.5%
7位 フォード 5.3%
8位 スズキ 3.0%
9位 シボレー 1.9%
10位 日野 1.7%

▲タイ国内販売台数シェア(2016年度) 

日系メーカーではスズキが一番後発で2012年3月にタイの工場が稼働しました。
日本では軽自動車でダイハツと首位争いをしていますが、タイでは軽自動車の需要がなく普通自動車や
SUVを生産しています。

タイへの転職の条件や方法

タイの会社に転職するには、まずは転職エージェントに登録することが早道で、複数のエージェントに登録することが得策です。

その理由は、エージェントで持っている求人情報が異なることと、スタンスが違うためです。

登録したらエージェントの担当者とスカイプで面談し、紹介された企業と面談する流れになります。

タイのフリーペーパーの求人コーナーから転職先を探す方法もあります。

日系企業のいろんな職種な様々な求人情報が掲載されていますので、自分で選んで応募することができます。

この他、タイに住んでいる友人知人に紹介してもらう方法もあります。私も数年前にタイで転職活動をしましたので、その時の体験を紹介します。

インドの会社を退職したので、次はタイで転職活動をしようと決めていました。

以前、1年間タイに出張してタイ人の優しさ、タイの暮らしやすさを実感したからです。

タイで働いている友人に3か所ほど私を雇ってくれそうな会社との面談をセットしてもらい10日間の予定でタイへ就活に行きました。

タイに到着すると早速、転職エージェントに出向き担当者と面談して私の希望を伝え登録しました。

その後友人がセットしてくれた会社に面談に行きました。

それ以外に、以前タイ出張で技術指導をした会社や、私が知っているメッキ会社も訪問してタイでの転職活動を終え日本に帰って回答を待つことにしました。

私が面談で伝えた条件は厳しいもので金型技術者の相場が月収10万バーツほどでしたが、手取りで13万バーツを希望しました。

帰国して1週間後、各社から回答が届き、1社から希望通りの条件で採用しますと返事をもらいました。

その会社はタイのローカル企業だったので、就労ビザは私が準備しました。

タイから招聘状や会社概要を送ってもらい、日本で卒業証明書などの書類を準備、名古屋のタイ領事館で申請手続きをして就労ビザを取得しタイに出発しました。

それから5年間タイで若手設計者を指導しました。

その間、リーマンショックで仕事が激減したりタイの大洪水がありましたが、若い技術者を育てることができ満足しています。

日本人にとって暮らしやすいタイ生活

7万人の日本人が生活しているタイは、日本人にとって暮らしやすい国です。

バンコクには日本食品を売るスーパーが4軒、日本食レストランは2015年の調査で、バンコクに1,500店以上、タイ全土で2,300店以上あり、世界中の料理もリーズナブルに食べられます。

宅配和食弁当の店もあり、タイ料理は安くて美味しく、食生活で困ることはありません。

住居はいろんなタイプがありますが、駐在員はサービスアパートに住む人が多く、家具と電化製品が備え付けです。

タイ人ばかり住むアパートで生活する日本人もいます。私の場合、住居は会社がマンションを用意してくれ光熱費は会社が負担してくれました。

通勤の車も会社が貸与してくれますがローカル企業なので自分で運転します。

日系企業の場合は運転手付きの車を貸与するケースが多いです。生活費は住居費と光熱費が不要なため、マンションで自炊して毎月2万バーツ(6万円)以下で済みました。

タイ現地採用の日本人技術者の月収は日本と比べたら低いですが、普通に暮らせば毎月10万円以上の貯金も可能です。

誘惑の多いタイなので家計簿をつけて自己管理しないと大変なことになる場合もあります。

最後に

タイの自動車業界は国内販売が伸び悩んでいますが、輸出の挽回によりここ数年は微増ながら成長しています。

タイ政府は打開策としてEV(電気)自動車振興策の策定、税制優遇措置の承認によりエコカーの拡販が期待されます。

また、ASEAN経済共同体のリーダー国を担うタイは、近隣諸国への輸出拡大をめざしており、今後もASEANの自動車産業をけん引していくと予想されます。

日本人が暮らしやすく、人が親切で微笑みの国と呼ばれるタイは魅力ある転職先の一つと言えます。

 

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