
【学生団体で活動するメリットは?】所属する目的や進め方など紹介します
大学生になると、これまでの学生生活とは違い、活動の場は一気に広がります。所属するコミュニティも、学部の仲間であったり、サークル活動であったりとさまざまです。今回はそのなかでも学生団体について、その特徴やメリットデメリットについて紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
学生団体で活躍するメリット
上述したように、学生団体は社会貢献活動やビジネスを主な目的として活動する団体です。
それゆえ、社会人として将来的に役立つ知識や、今後の世の中を生きていくうえで必要となる考え方などを身に付けることができます。
いろいろなマネジメントを経験できる
第一のメリットとして、いろいろなマネジメントを経験できるという点が挙げられます。
学生団体の方針にもよりますが、活動内容としてはボランティアをはじめ、さまざまなジャンルのビジネスや起業家支援が多く、具体的にはインターネット上での物販や情報商材の販売、企業と提携した商品開発、店舗の運営などが挙げられます。
なかには本格的な起業を計画している学生団体もあり、非常に優秀な学生が集まっていることが多いです。
そのような団体での活動をしていく中で、構成する人員同士で円滑なコミュニケーションを取るためにも、マネジメント力が要求され、自然とマネジメントに関する能力が身についていきます。
サークル活動などと比べて活動内容が実際の企業などに近い分、マネジメント力を磨く場としてはふさわしいといえるでしょう。
お金に左右されないモチベーションアップ
学生団体は、営利目的の団体も多いですが、ボランティア活動を中心とした団体も多く存在します。
そのような団体は集団で市民の生活の役に立つといったことをモチベーションにしている場合が多く、さらに仲間と協力して活動することに喜びを見出す人もいます。
今の世の中はお金が第一に考えられがちですが、だからこそ、このようにお金に左右されない活動理念も大切にしていかなければなりません。
学生団体は、そのような理念を学び、仲間とともに成長できる非常にいい環境であるといえます。
学生団体に所属するメリットと注意点
ここまでで学生団体で経験できるメリットについて述べましたが、次は学生団体に所属することが就活などでどのように有利に働くかについて解説していきます。
また、学生団体にはさまざまなものがあり、中にはただ遊ぶだけといった団体もあります。
もちろん友人や恋人を作るということも大切なことではありますが、そのような団体では上述したメリットなどは享受しづらいといえるでしょう。
そのような、学生団体に所属する上での注意点などについても解説していきます。
学生団体に所属するメリット
学生団体に所属し、ボランティア活動や企画、起業をするという経験は実際の社会においても非常に役に立つ事であり、それは就活においても有利に働く場合が多いです。
特にマネジメント力や企画力を磨けるようなことを学生団体で経験していたり、実績があったりすると高評価を得られる場合が多いです。
将来の就職を見据えて学生団体で活動しておくことは素晴らしいことだといえるでしょう。
学生団体に所属する注意点
このように学生団体には数多くのメリットがある一方、所属する際の注意点も存在します。
そのひとつは、学生団体には先生などの明確な指導者となる存在がいないため、どうしても団体として未熟な部分があるということです。
それゆえリーダーも学生が務めることになりますが、大きな団体であるほど費やさなければならない時間や労力も大きく、負担は多くなります。
それゆえ不満や仲間同士のすれ違いも起きやすく、企業などと比べてやや不安定であるという側面があるのは否めません。
また、学生団体は学生主体の活動であるがゆえに優遇されているという面があることを忘れてはいけません。
学生団体で企業などが上手くいったからといって、そのまま独立し社会に出てもやっていけるとは限りません。
自分の能力を正しく認識し、過去の実績に惑わされずに適切な行動をとることが大切になります。
学生団体に所属する目的や進め方
学生団体の目的はさまざまですが、自分自身の成長を目的としていろいろな活動をおこなっている場合が多いです。
しかし、活動そのものに執着し過ぎて目的を見失ってしまうことも少なくありません。学生団体に所属する上では、その目的や活動の進め方をしっかりと認識しておくことが大切です。
学生団体に所属する目的
学生団体に所属する目的は、多くの場合ボランティア活動を通じた社会貢献や、イベントの企画や起業を通じた社会的スキルを身に付けることです。
この目的をしっかりと認識していないと、ただ単に無償で時間と労力を費やすことになってしまい、良い経験を積むこともできません。
学生団体は先生のような模範となる指導者がいない分、構成員それぞれが自らの学生団体に合った目的をしっかりと認識し、目的の達成を目指して活動するよう心掛けるべきでしょう。
所属した学生団体での進め方
学生団体は全員が学生で構成されるため、明確な目標をもって活動を進めなければ上手くいかないことが多いです。
そのためにも、構成員が相互に理解し合い、自分の責任をしっかりと果すことが大切です。
きちんと自分に与えられた役割を理解し、お互いにフィードバックしながら活動していくことが重要といえるでしょう。
インカレ学生団体でデメリットもある
インカレの学生団体はさまざまな大学の人と交流できるのが特徴です。
なかには専門分野の全く違う人もおり、人脈を広げるという意味では非常に有意義です。しかし、インカレの学生団体にはデメリットもありますので、最後にそのデメリットについて紹介しましょう。
インカレ学生団体のデメリットは資金調達
学生団体の資金調達方法は大きく分けて3種類あります。
ひとつめは構成員から会費として徴収する方法、ふたつめは大学に認可され、予算を貰う方法、最後に起業から協賛金として資金を受け取る方法です。
多くは会費制と大学からの予算ですが、インカレの学生団体の場合はどちらもやりづらいという難点があります。
他大学の構成員は活動への参加がどうしても少なくなってしまう以上、会費を一律にすべきか調整すべきかという問題があります。
大学から認可されようとしても、他大学の学生がその恩恵を受けるのはおかしいという意見もあり、やや認可されづらい傾向があります。
このように、インカレの学生団体は資金調達面で苦労する傾向にあります。
自分の大学の情報が少なくなる
インカレの学生団体に所属していると、自分の大学以外の大学に行くことが多くなります。
すると、必然的に自分の大学の友人たちと関わる機会も少なくなり、講義の情報などが入手しづらくなります。大学生にとって友人から得られる情報には重要なものも多いかと思います。
その点を鑑みると、情報が入手しづらくなるインカレの学生団体は、やや不利であるといえます。
まとめ
本記事では学生団体の特徴をはじめ、メリットやデメリットについて説明しました。
学生団体はさまざまな経験を積むという点で非常に良い機会となり得ると同時に、学生主体の団体であるがゆえに運営にも不安が残ります。
しかし、人生で一度の大学生生活において、学生団体に所属してみるというのは非常に有意義であるといえるので、興味がある方はぜひチャレンジしてみるとよいでしょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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