働き方改革を掲げ、良くも悪くも残業には厳しいチェックが入る。そのため、定時過ぎに帰る社員も多い。
私の所属する部署が、親会社のシステム案件をメインに担当しており、周りには原籍が親会社の社員が多い。そのためか、コーディング経験のある社員が非常に少なく、部内の社員大半がPMを担当しているため、モノを作る上でのスキルは身に付きにくい。会社としても開発外注化を推進し、案件をコントロールできる人材育成に注力しているため、PMとしてのキャリアを高める上では良いかもしれない。
休みが取れるかは部署次第。cmjなど、グループ内向けの開発をする部署であれば、比較的自由に取れると思う。ただ、Sierメインの部署だと、結構激務になっているという話ばかり聞く。また、そういう所だと、結構な確率でプロジェクトが炎上して大変なことになる。
お客さんの環境に合わせた開発になることが多いので、場合によっては、一般的とは言えない開発知識や業務知識だけが身についてしまうこともしばしば。
30後半で年収700万。
休暇取得は全社的にうるさく言われるので、休暇取得率はかなり高い。残業も厳しく管理されているので、ワークライフバランスはかなり良い。
年初に設定した目標に対して、年末の面談で達成度を評価するよくある目標管理制度で翌年の昇級率とボーナス支給基準が決まる。相対評価のため、面談での評価が良くても部門内の他者との比較で最終評価が悪いこともあり、その点はあまり評判が良くない。
福利厚生はキヤノングループで同じだと思うが、住宅手当を含めてなにもない。組合から提供されるサービスでレンタカーが安く借りれたり、その程度。
キヤノングループであることで、ある程度の仕事のベースカーゴは確保している。ただし、日本を販売テリトリーとするキヤノンマーケティングジャパンの子会社であるがゆえ、同業他社に比べて事業のグローバル化が圧倒的に遅れているのが心配。最近建てたデータセンターが好調で、これまでなかったストックビジネスを手に入れた点はひとつの強み。
・入社理由 企業母体が大きく安定していると思ったので。また、新卒入社での教育がしっかりしていると感じたので。 ・退社理由 開発に携わる機会が少なくなり管理間接やマネジメント主体となり、技術的な面でのスキルアップが難しいと思ったので。また、扱う技術分野はレガシーな技術が多く、トレンドでもあったWeb系の技術とは無縁の職場でITエンジニアとして焦りや危機感を感じたので。