【転職エージェントの書類選考】通過率やコツを徹底解説

今回の記事では、転職エージェントの書類選考事情や選考に落ちる理由について詳しく説明していきます。

転職エージェント経由での書類選考の裏事情などについて知ることができたら、書類を用意する際にどのポイントに力を入れればいいかが分かりやすくなります。

転職エージェント経由での書類選考の先に進めるように、ひとつずつ確認していきましょう。

転職エージェント経由での書類選考で落ちる原因とは

• 自分のスキルや経験が企業から求めるものと一致していない
• 未経験の仕事
• ビジネスマナーができていない

企業側が中途採用で重視するのは、「経験・スキルを活かして即戦力になるか」ということです。

いかに素晴らしい経歴や資格を持っていても、企業から見て求める人物像とギャップがありすぎる場合は転職エージェント経由でも書類選考通過には至りません。

また、「未経験OK」の記載がある企業に応募した場合でも、やはり経験者のほうが優先されるため、面接まで至らない場合もあります。

さらに、書類選考の段階からビジネスマナーはチェックされ、選考の重要ポイントとなっています。

誤字脱字や空欄がないという点は最低限のマナーですが、採用担当者は書類の些細な点も見ていることを考えて書類作成に挑みましょう。

• 履歴書と職務経歴書の内容一貫性がない
• 主観的に書きすぎている
• 専門用語の羅列で理解できない
• 内容が伝わりにくい文章
• 書類の状態が悪く読みにくい（折り曲げ・消しごむで消した後等）

上記のような書類は、転職エージェント経由での書類選考でも落ちる可能性が高いです。

汚い字やくせ字も悪い印象を与えるため、自身がない方はパソコンで応募書類を作成することをおすすめします。

書類を書き終えたあとは、企業側から見てわかりやすい内容かどうか確認してから提出しましょう。

転職活動の採用は書類選考でほぼ内定なのか

「選考が通ったから内定確定では」と錯覚されるかもしれません。

ですが、書類選考を通過して面接に呼ばれた場合でも、まだ採用が決まったわけではありません。

むしろ、転職エージェント経由で書類選考が通ったら、気を引き締めて面接に臨むことが大切になります。

面接からが勝負です。なぜなら企業側は、期待をもって面接者と対面し、人物像を慎重に見極めるからです。企業の求める人物像に合わなければ、面接に進んでも落とされます。

とは言っても、転職エージェント経由で書類選考を合格した場合は、企業側も期待値が高いことは間違いありません。

貴重な業務時間を割いて面接を行うのですから、採用するつもりではあります。書類選考が通った段階で、企業から選ばれた人材であると自信をもって面接へ行きましょう。

転職エージェント経由での書類選考が通っても、採用は確定ではありません。

気を引き締めて、面接に集中することを第一に考えることが大切です。

大企業の書類選考の通過率など

転職エージェント経由での書類通過率は、20～35%ほどです。

一般的に、転職エージェント経由で転職活動をする場合は、大手企業への転職は求人数が多いため、書類通過率は高くなる傾向にあります。

また、中小企業への応募の場合は、書類選考の必要がなく、面接一発勝負の企業もあります。

もしも応募先の業種が決まっている方は、特化型の転職エージェントを利用した方が効率よく転職活動をすすめることができるでしょう。

特化型の転職エージェントの書類通過率は50％～と高めです。

それは、医療や保育、外資系専門など、自身の得意とする分野や転職意欲のある企業に応募するため、一般の転職エージェントよりも選考確率が上がるからです。

また、ハイクラスの方はスカウトサービスを利用すると、書類選考はなく、すぐに面接へ進めます。

企業の求める人物像に近ければ、面接一回で内定となります。

内定をもらえる確率とは？

転職エージェント経由での内定率は、30％ほどと言われています。

利用している転職エージェントや、応募先の企業の職種や規模によっても大きく変わるため、一概には言えませんが大体の確率は30％です。

確率が低い理由としては、転職エージェントを利用する方の多くはキャリアアップを目指すからです。こういった転職に対する挑戦意識が、内定確率が下がる要因となります。

自身のスキルに見合った企業に応募していない場合、面接までも進むことができません。

応募先企業の求めるものと自身のスキルがマッチしているかどうかの判断は、転職エージェントの担当者にゆだねられています。

自分のキャリアが応募先の企業に評価されず、満足のいく求人を紹介されない場合は、複数の転職エージェントを使い分けることをおすすめします。

転職エージェント内の社内審査について

転職エージェント内では、社内審査で書類選考が行われます。

転職エージェント経由で企業に書類選考を出す前に採用の可能性が低いと判断された方は、社内審査で落とされてしまうことが多いです。

転職エージェント内での社内審査が行われる場合、下記のような流れとなります。
 

求人企業に応募
↓
転職エージェント内で社内審査＆書類選考
↓
応募先企業で書類選考

 
大手転職エージェントでは取り扱う求人数が多いため、社内審査が行われることが多いです。

大手企業や人気企業の求人となると、募集人数を大きく超えた推薦候補者が集まることがあります。

その場合、推薦候補者全員の書類選考を行ってもらうとなると求人を出している企業側の負担が大きくなります。

そこで、企業の手間を省くために、転職エージェントでは推薦候補者の中から社内審査で合格した厳選した方のみが、面接へと進めるようになっているのです。

転職エージェントの実態

転職エージェントは、成果報酬型のビジネスとなります。

それは、転職を成立させることで企業から紹介料をもらって成り立つものです。

報酬の紹介料は、内定者の想定年収の30～35％が設定されています。つまり、転職エージェントは求人を掲載している企業との信頼関係を築くことが大切です。

そのために、社内審査をして厳選した推薦候補者を紹介することで、企業側の負担を少しでも緩和しているのです。

中小企業の書類選考の通過率とは

中小企業の書類選考は、30～50％ほどと、少し高くなりやすい傾向です。

高い理由として、中小企業転職エージェントの理由が挙げられます。

中小企業転職エージェントは、総合型や大手よりも求人数が減り応募企業も限りがあるからです。

ですが、中小企業に特化した転職エージェントであれば、転職エージェント内での社内審査はあまりなく、キャリアが高ければ面接へ進む確率が高くなります。

登録対象者を限定することで、担当者が密に対応してくれることも強みです。

自身のキャリアや強みと、企業が求める人物像が合った企業を探すためにも、直接応募より転職エージェントを使うことをおすすめします。

双方を把握できている担当者に出会うことができたら、転職活動の方が成功確率は格段に上がることでしょう。

転職エージェントを利用すると企業への書類選考が厳しくなりますか？

転職エージェントを通すと、書類の通過しません。

転職エージェントを使用すると、書類選考が厳しくなるのでしょうか。

直接応募したら、3社面接に行けました。

大企業だと大手転職エージェントが採用面接の人事役で入ってたり書類選考を担当していたりすることがあるので、応募者視点の限りではエージェントを使う方が有利だと思います。

企業担当のエージェントから社内の雰囲気なども聞けますし。

一方で、一定以上の学歴や経歴がないとエージェントだと応募させてもらえない可能性もあります。

エージェントは企業に対して提供する応募者のクオリティを高いレベルに維持したいので、その基準に学歴や経歴が見られてしまうのは致し方ないところです。

大手の転職エージェントだと登録者が多くて埋もれる

大手の転職エージェントは、あらゆる分野の求人を数多く掲載しているため、総合型サイトと呼ばれます。掲載求人が多い分、登録者も多いです。

• 業界、業種を問わない
• 幅広い求人を見てみたい
• 人気企業、大手企業に挑戦してみたい
• 今よりもいい企業に転職したい、キャリアアップをはかりたい

上記のような希望をお持ちの方は、大手の転職エージェントに登録することをおすすめします。

ただし、登録をしても満足のいくサポートが受けられない場合があることを視野に入れていてください。

転職エージェントには転職希望者に担当者がつきますが、平等にサポートが受けられるとは限りません。

やはり、スキルやキャリアがある方、そしてやる気のある方が優先的にサポートを受ける傾向にあります。

大手の転職エージェントは、登録だけするのもアリです。

そこでサービスを受けることができなくても、求人掲載だけ見て別サイトから申し込む手段もあるからです。

転職エージェントのサービスは無料ですので、気軽に登録や相談ができます。

マッチしていない求人にエントリーしている

立派な経験やスキルを持っていてアピールしても、それが企業が求めるものでなければなんの意味もありません。

転職採用は経験やスキルを重視するため、異業種や異職種の求人ばかりに応募していると内定が決まりにくいです。

応募先が適切かどうかを、転職エージェントに確認することが大切です。

また、理想を高くし過ぎることも通過率を下げてしまう要因の一つとなります。

「キャリアアップを目指して今より良い企業に」という思いで転職活動される方は多いです。

ですが、希望年収を高めに設定、残業なしの大手企業を希望する、となると転職エージェントの担当者も困ってしまいます。

あまりにも希望が高くて譲れないものばかりであれば、紹介できる求人数は限られてきてしまうため、自身の希望とは異なる求人情報を紹介されてしまう場合もあるので注意が必要です。

転職エージェントに登録する際、担当者との面談があります。

そこで、自身の希望だけを伝えるのではなく、転職先において妥協できる範囲に関しても伝えることが大切です。

経験やスキルを書類でアピールできてない

履歴書や職務経歴書で十分にアピールできていないと、書類選考の段階で落とされてしまう可能性が高いです。

• 初めて転職活動をする方（テンプレ通りの書類にならないよう注意）
• 社会人経験が浅い方（空欄だらけにならないように注意）
• 社会人経験が長い方（つめこみすぎないように注意）
• 何となく転職を考えている方（志望動機に明確な理由がないと不利）

上記に当てはまる方は、提出書類を書く際は注意が必要です。

経歴をつらつらと書いてまとまりがなかったり、記載することがなくて空欄ばかりだったりする書類は、読みにくいうえに採用には至りません。

求人企業の書類選考どころか、転職エージェント内の社内審査で落とされる可能性もでてくるでしょう。

社内審査で落とされれば、企業に書類が送られることはないため不採用となります。

転職希望者がやる気がないのは担当者に見破られますし、自身に合った企業を紹介してもらえなくなります。

転職エージェントに登録するならば、「〇月までに転職する」という目標を明確にし、それを転職エージェントの担当者に伝えましょう。

転職エージェントは成果型報酬制です。

転職希望者が採用されれば、転職エージェントに紹介料が支払われるため、担当者は転職を成功させたいという思いはあります。

転職エージェントでは、提出書類の添削をしてもらえるので、担当者にしっかり確認してもらってから企業先に応募書類を送るようにしましょう。

転職エージェント経由での書類選考は、直接応募よりも通過率が高くなる傾向があります。

この章では、転職エージェント経由で書類選考を通過するためのコツをまとめました。

紹介してきた求人の意図を汲み取る

紹介してもらった求人に応募する際、受け身の姿勢にならないようにしましょう。

• この求人を紹介してもらった理由　
• 自身のキャリアをどう活かすことができるのか　
• 企業の求める人物像について

上記を転職エージェントの担当者にしっかり確認したうえで志望動機や自己PRを書くといいでしょう。

志望動機も、「転職エージェントから紹介された」だけでは、印象が薄く誰でも書けるような志望動機になってしまいます。

紹介してもらった際は、企業研究を怠らず、企業ホームページや企業理念などをしっかり確認しましょう。

その中で、自身のキャリアが活かせる部分、企業に共感を得た部分などを志望動機に組み込むと企業側の印象に残りやすい書類になります。

特に大手企業や人気企業になると、一度の求人で何十もの書類を確認するため、ありきたりな志望動機では落とされてしまいます。

企業の目に留まるような魅力的な志望動機を書くのはやはり難しいため、転職エージェントに確認してもらいながら提出書類を準備しましょう。

複数の転職エージェントを利用する

転職エージェント経由で転職を進める際に最もおすすめの方法は、転職エージェントを複数使うことです。

正直、一つの転職エージェントで転職を進めていても、相当優秀な担当者に当たらない限り、転職を決めることは難しいです。

まずは、大手の転職エージェントに登録しましょう。

大手は、紹介を受ける企業は少ないですが、求人数や職種は数多くあります。

また、専門性の転職エージェントに登録することもおすすめします。

自身の強みである職種や資格を活かした求人であれば、紹介を受ける確率は格段にあがることでしょう。

サイトによっては、スカウトも受けることがあり、スカウトされれば書類選考はなく面接にすぐ進むことができます。

転職を成功させるためには、複数の転職エージェントに登録して比較することをおすすめします。

また、円滑に転職を進めるためには、転職エージェントの担当者との相性が何よりも大事になるでしょう。

リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は、転職希望者にマッチする求人を多く保有しています。

また、アナタに専属のキャリアアドバイザーが、転職を成功までサポートしてくれます。

複数の非公開求人を抱えているのもリクルートエージェントの特徴であるため、まずは面接をして話を聞くことから始めると良いかもしれないです。

あらゆる職種や業界への転職のチャンスが大いにあると言えるでしょう。

JobQに寄せられた転職エージェントの口コミからは、

• 求人数が質も合わせて非常に高く、ほぼ全方位をカバーできる対応力がある
• 充実した面接の対策

以上のことが伺えます。

ここで実際にリクルートエージェントを利用した方の信用できる口コミ情報を見てみましょう。

リクルートエージェントの様々な業種・職種を網羅した幅広い求人、豊富な求人数に魅力を感じている利用者が多いです。

リクルートは求人数や実績が高く総合的に評価の高い転職エージェントなので、転職に強いこだわりがない方は向いているでしょう。

続いてJobQに寄せられたリクルートに関するQAをご紹介します。

リクルートエージェントに登録するメリットやデメリットは何ですか？

転職活動をしています。

転職エージェントへの登録を検討していて、大手であるリクルートエージェントへの登録を検討しているのですが、良いことや悪いことなど様々な情報があり、リクルートエージェントの登録するメリット・デメリットを聞きたく、相談しました。

とりあえず30分くらい前に、登録はしてみたものの他のエージェントにも登録するべきかなどで悩んでいます。 

私も過去にリクルートエージェントさん経由で転職したことがあります！

担当者の方の質はとても良く、希望通りの転職をすることが出来ました。

ただ、後から聞いた話では...続きを読む

より詳しい情報が気になる方は「リクルートエージェントの評判・口コミ」をご覧ください。

リクルートエージェントの公式HP：
https://www.r-agent.com

ビズリーチ

転職サイト「ビズリーチ」は、株式会社ビズリーチが運営しているハイクラス層向けの転職エージェントです。

テレビCMで積極的に広告を行っているので知っている方も多い有名な信用できる転職エージェントといえるのではないでしょうか。

ハイクラス層向けの転職エージェントですので、求人もハイクラス層向けの内容となっています。

キャリアアップを考えている転職の際にはまず登録すべき信用できる転職エージェントといえるでしょう。

ここで実際にビズリーチを利用した方の口コミ情報を見てみましょう。
 

ビズリーチはハイクラス層の転職サポートに力を入れている転職エージェントであるため、すでに年収がある程度高く、スキルを持っている利用者の方がより多くのスカウトや厚いサポートを受けることができるので信用できる転職エージェントと言えるでしょう。

より詳しい情報が気になる方は「ビズリーチの評判・口コミ」をご覧ください。

ビズリーチの公式HP：
https://www.bizreach.jp

パソナキャリア

パソナキャリアは、女性の転職支援に強いことで有名な転職エージェントなので、信用できるでしょう。

パソナグループの創業理念「人を活かす」の精神が強く反映されており、求職者の希望に合わせたサポートが期待できます。

女性やキャリアアドバイザーにこだわりたい人なら、東京の転職で利用しない手はありません。

■ パソナキャリアの特徴

・取引企業は業界トップクラスの16,000社

■ パソナキャリアの口コミ・評判

@ten_t_eco エージェント登録して、探しながらが楽だけど、東京だと難しいか。取り敢えずリクルートエージェントなりパソナキャリアなり登録するといいよ。オススメはパソナキャリア。

— F2002は卵料理が作れない (@le_man24) July 17, 2013

より詳しい情報が気になる方は「パソナキャリアのメリット・デメリット」をご覧ください。

パソナキャリアの公式HP：
https://www.pasonacareer.jp/

doda

「doda」は、国内でトップレベルの知名度と質の高い求人が揃っている評判の高い転職エージェントなので信用できるでしょう。

たくさんの求人を紹介してくれるようですので、転職への選択肢を増やすことが可能です。

JobQに寄せられた転職エージェントの口コミからは

• 求人数が多く、幅広い選択肢
• 面接対策や職務経歴書の書き方といった実用的なアドバイス
• 担当者の当たり外れが少ない

以上のことがわかりました。

ここで実際にdodaを利用した方の口コミ情報を見てみましょう。
 

といった口コミもありました。

より詳しい情報が気になる方は「dodaの評判・口コミ」をご覧ください。

dodaの公式HP：
https://doda.jp
 

マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は20代から最も支持を受けている評判の高い転職エージェントです。

各業界の知識に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているので未経験業種への転職をお考えの人は利用すべき転職エージェントです。

また、書類添削や面接対策など、丁寧にサポートしてくれるので初めての転職でも安心して行うことができます。

マイナビエージェントの評判や口コミを詳しく知りたい人は「マイナビエージェントの評判・口コミ」をご覧ください。

JobQに寄せられた転職エージェントの口コミからは

• サポートが手厚い
• 中小企業を中心に求人数が充実
• 第二新卒に強い

以上のことが伺えました。

ここで実際にマイナビを利用した方の口コミ情報を見てみましょう。

マイナビエージェントが信用できる点は、面接や職務経歴書等を添削して頂けるサービスがあるとの事です。

1人だと難しい転職対策もサポートしてくれるため、転職者にとっては助かるサービス内容を持つ転職エージェントなので、むかつく可能性は低いでしょう。

マイナビエージェントは第二新卒向けの求人が多く、比較的若い方や経歴・実績があまりない方の利用をオススメします。

JobQに寄せられたマイナビエージェントに関するQ&Aもご紹介します。

未経験職種で転職する時のオススメの転職エージェントはどこですか？

20代でキャリアがあまりなく未経験職種への転職でオススメの転職エージェントはどこですか？

とりあえずのマイナビエージェント！
業界が決まっていないなら大手で......続きを読む

より詳しい情報が気になる方は「マイナビの評判・口コミ」をご覧ください。

マイナビエージェントの公式HP：
https://mynavi-agent.jp

この記事では、転職エージェントの書類選考について御紹介致しました。

転職エージェントの書類選考の通過率などが気になった方は、ぜひ参考にしてください。