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大学院就職

大学院卒の就職事情を解説!メリットとデメリットも紹介

大学院卒の就職事情について興味がある人も多いでしょう。就職率や初任給、学部卒で就職する場合と比べた時のメリットとデメリットを解説します。大学院に進学するか就職するかで迷った場合の考え方についても解説します。

大学院卒の就職事情

大学院卒の就職事情の基本的なデータを確認します。
 

就職率

文部科学省が実施した「学校基本調査」によると、就職率は修士課程修了者で75.9%、博士課程修了者では54.8%となります。

博士課程修了者の就職率が低いのは、専門性を極め一般的な就活をしないためです。
 

新卒一年目の初任給

大学院卒の新卒一年目の初任給は24万円弱で学部卒より約3万円高くなっています。

大学院卒は学部卒と比べて、年齢が高いため同じ初任給でも高くなるのは当然でしょう。

多くの企業が募集の段階で院卒の給料を高く提示しているので、気になる人は見ることをオススメします。
 

大学院卒の割合が高い業界と業種

大学院卒の多くは理系学生です。

そのため、大学院卒を多く採用するのは機械や鉄鋼業界などのメーカーが多くなっています。

大学院で勉強した研究テーマを就職後も掘り下げて活躍することが期待されています。

大学院卒は研究職での採用も多いです。
 

文系理系の割合

大学院生の7〜8割は理系なので、文系の大学院生は少数派となります。

文系は学部卒で就職することが多いので、大学院進学者は少なくなります。

文系の大学院卒が就職で不利になったり、賃金の面で不利になるということはありません。

ただ、日本の文系大学院進学率は諸外国と比べても圧倒的に低くなっています。

 

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大学院卒で就職するメリット3選

ポイント
  • ・専門性があることをアピールできる
  • ・他の就活生より人生経験がある
  • ・新卒時の給与水準が高い

大学院卒で就職する一般的なメリットを解説します。学部で就職することと比べたメリットです。
 

専門性があることをアピールできる

大学院卒は学部卒より研究に携わった期間が長いため、専門性があることをアピールできます。

所属している研究室がその分野の最先端を行く場合、さらに強力な武器になります。

就職してからも研究分野を極めたい場合は、自分の専門性をアピールできるよう研究成果や学会発表の経験などを上手に伝えられるようになりましょう。
 

他の就活生より人生経験がある

修士課程に進学した場合、学部生は二学年下となるので人生経験があるという点で有利です。

面接やグループディスカッションなどでは社会人から評価されますが、落ち着いた対応ができる可能性が高いという利点があります。

当然、個人差がありますが同じ評価基準の場合、年長者というのはアドバンテージでしょう。
 

新卒時の給与水準が高い

大学院卒の新卒時の給与水準は学部卒と比べて高いです。

社会人としての経験があるわけではありませんが、高く評価されているというのは大学院卒の大きなメリットでしょう。

入社後は結果によって給与水準は変わるので、個人差があります。

 

関連するQ&A

大学院卒で就職するデメリット3選

ポイント
  • ・研究テーマに就職後も携われるとは限らない
  • ・働ける期間が短い
  • ・研究と就活を両立するのは大変

大学院卒で就職することにもデメリットはあります。

メリットと比べて自分にとって重要かを判断してください。
 

研究テーマに就職後も携われるとは限らない

企業の研究職でも、採算の都合で研究部門が廃止になったり、予算を削られリストラの対象になるなど、一生研究に携われる保証はありません。

研究ができなくなれば転職活動をせざるを得ませんが、研究職は他の仕事への応用が効かず苦戦するでしょう。

入社時に思い描いたように研究テーマに一生携わることができないリスクを知っておきましょう。
 

働ける期間が短い

大学院卒は学部卒と比べて働ける期間が数年短いです。

20代の若い期間を社会人として働きたい人にとってはデメリットでしょう。

学部卒で早く就職して、早くからお金を稼ぎたかったという人もいるかもしれません。
 

研究と就活を両立するのは大変

研究と就活を両立するのは大変です。

どちらも期限があり、タイトなスケジュールとなります。

就活は面接対策やウェブテスト対策など準備も多いため、想像以上に時間がかかります。

事前に準備を進めたり、研究室推薦を利用したりなど工夫しましょう。

 

関連するQ&A

大学院進学と就職で迷った場合の考え方

学部生が大学院進学と就職で迷った場合の考え方を解説します。
 

研究したいテーマがあれば大学院進学がオススメ

自分が研究したいテーマが明確に定まっている人は大学院進学がオススメです。

その後、アカデミックの道に進まず就職することになっても、修士の研究を生かした就活ができるなどメリットは大きいです。
 

興味の幅が広い場合は就職がオススメ

興味がある分野が明確に定まっていない人や、さまざまなことにチャレンジしたい人は就職するのが良いでしょう。

大学院に進学するとその分野の研究に注力しなければならず、また途中で止めることも難しいため、就活で自分の興味がある分野を選ぶのがオススメです。

就職後、やりたいことが変化した場合は転職活動すれば良いでしょう。学問の分野よりは自由度があります。

 

関連するQ&A

大学院卒で失敗する就活生の特徴と解決策

一般的にハイスペックで有利だとされる大学院卒でも就活に失敗する人の特徴を解説します。

当てはまらないように注意してください。
 

研究テーマとの関連業種にこだわりすぎる

大学院時代の研究テーマにこだわりすぎて自分の興味や強みを自己分析しない人は、選考に受かりづらいことに加え、入社後もミスマッチを起こすリスクがあります。

自分が取り組んできた研究分野も含め、就活はフラットな目線で多くの業界を見るところから始めると良いでしょう。
 

準備不足で就活をしてしまう

研究やその他の活動に追われ、就活の準備が不足するのも失敗する要因です。

就活では、エントリーシートやウェブテスト、面接練習など様々な選考に対応しなければなりません。

選考を通過するためには全てを仕上げなければならないので、十分な準備の時間を確保できないと厳しいでしょう。

早くから就活対策を進めることをオススメします。
 

推薦応募に頼り切ってしまう

研究室や教授からの推薦応募に依存してしまうのも失敗のリスクがあります。

推薦応募をもらえるか、推薦応募で確実に合格できるか、など不確定要素は多いため、依存するのは危険です。

自由応募でも合格できるように並行して準備を進めましょう。

また、ミスマッチを避けるために、推薦応募で自分が本当に行きたい企業に行けるかは事前によく調査しましょう。
 

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大学院就職のまとめ

大学院に進学した後に就活をする人は、まず自分の研究テーマを社会人になっても続けたいかをよく考えましょう。

自分の目的に合うように自由応募や推薦応募をうまく利用しましょう。

大学院に進学しようか迷っている人は、メリットとデメリットをよく比較しましょう。

 

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