
【企業・年齢別】ボーナスの平均手取り額まとめ!給料何ヶ月分?
ボーナスがいつ支給されるかという話題で盛り上がることはあっても、「誰のボーナスがいくらだった」なんて個人的な話はしませんよね。だからこそ、自分のボーナスが高いのか安いのかがわからず、気になっている人は多いのではないでしょうか。そんな方のために、企業別、年齢別など様々な方向からボーナス額を調査してみました。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
【夏・冬のボーナス】全体の平均額は?
ほとんどの場合、ボーナスは年に2回、夏と冬に支給されます。
実は夏のボーナスと冬のボーナスで同じ金額ということは少なく、冬のボーナスのほうが少し高くなる傾向にあります。
では、気になる夏と冬のボーナス平均額を見ていきましょう。
夏のボーナス平均
多くの生命保険会社がボーナスが出そろう前はボーナス予想、ボーナスが出た後にはアンケート調査によるボーナス額の分析を出しています。
日本生命のアンケート調査によると、2018年夏のボーナス平均支給額は60万8千円。
これには公務員や一部上場企業なども含まれるため、一般的なボーナスとは少しずれがあるかもしれません。
冬のボーナスの方が高い傾向
年末は何かと物入り。忘年会や年末年始の準備、子供がいる人はクリスマスプレゼントやお年玉にと、お金が飛ぶように出て行ってしまいます。
そのため、冬のボーナスを夏よりも高めに設定している企業もあります。
ボーナスは従業員満足度のために支給しているものでもありますから、従業員に「ボーナスが多く出てありがたい」と思ってもらいやすい、冬のボーナスが高くなる傾向にあります。
ただし、大企業などは労働組合が夏のボーナスと冬のボーナスが同じくらいになるように調整しているため、その差は大きくなることはありません。
【企業編】ボーナスの平均手取り額は?
夏のボーナスの平均額60万8千円という価格は、一般企業に勤めている人にとっては「平均ってそんなに高いの?」と思わせるくらい、ちょっと高い金額ですよね。
実は企業規模が大きいほどボーナスの額は高い傾向にあり、大企業と中小企業では大きな差があるのです。
そのため、中小企業に勤めている場合にはこの「平均額」がひどく高いような気がしてしまうのです。
では、企業規模別にボーナスの平均手取り額を見ていきましょう。
大企業は平均80万前後!?
大企業のボーナスはここ数年間を見る限り、およそ80万円前後のボーナスが出ています。
「資本金10億円以上かつ従業員1000人以上の労働組合のある企業」を大企業と呼びますが、例えば住友商事や大塚商会、花王など、誰もが知っているような有名企業も含まれています。
ボーナスが高い企業ランキングでは、住友商事は2017年1月~12月の総ボーナス支給額が約469万円とトップ。
年に2回のボーナス支給としても、1回あたり200万円を超える額となりますから、このような高額なボーナスを支給する会社があるために、平均額が引き上げられているともいえます。
参照:【東洋経済 ONLINE】ボーナスの多い会社 TOP100
中小企業は平均20万前後
大企業とは言えないがそこそこの規模である中小企業の平均ボーナス支給額は20万円前後で推移しています。
およそ、給与1か月分程度と考えてよいでしょう。
なお、大阪シティー信用金庫の調査では、中小企業の中には「ボーナスを支給しない」という企業も約40%あるとされています。
大企業に勤めていない場合は、支給されただけでも良かったと思わざるを得ない状況です。
参照:【大阪シティ信用金庫】中小企業ボーナス支給状況
ここで、中小企業のボーナスに関しての質問がJobQに寄せられていますのでご紹介します。
中小企業のボーナスって大体いくらくらい支給されるのですか?
会社員です。5年間働いています。
ボーナスの支給額について質問です。中小企業のボーナスはどれくらい支給されるのでしょうか?
私の働いているところは中小企業ですがボーナスは30万ほど支給されます。
これって一般的な金額なのでしょうか?不意に疑問に思ったため質問してみました。
わかる方いましたらご回答お願い致します。
前職でボーナスは業績賞与…続きを読む
こちらの方はWebのサイト制作やシステム開発を受託で行っている会社で働いている方です。
職種によってもボーナス支給額は変化してくるようです。
他にもいくつか回答が寄せられていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【年齢編】ボーナスの平均手取り額は?
成果主義がさけばれているものの、年功序列制がまだまだ強い日本企業の給与体系。
求人情報でも「ボーナスは年2回○か月分支給」等と記載されることが多いことから、年齢によるボーナスの差は大きいと考えられます。
ここでは20台と40代のボーナス平均額と、新入社員はどのような形でボーナスを支給されているのかをご紹介します。
20代は平均30万前後!
20代の会社員と言えば、大卒22歳で入社してからそろそろ30代に近くなってきて、戦力となってくるであろう年齢です。
この年代の平均ボーナス額はおよそ1.5か月分程度の30万円ほど。
20代前半と20代後半では平均額に10万円程度の差が出る企業もありますから、一概に20代と言えども30万円前後もらえているということではないようです。
50代は平均67万前後!
50代前半は能力や経験が最も充実しているため、給与の額が一生の中で最も高くなりやすい年代と言われています。
額は大きいですが、50代の平均月額給与が45万円前後と言いますから、20代平均の場合同様およそ1.5か月分に相当します。
【番外編】新入社員のボーナス平均は?
ボーナスの査定時期は夏のボーナスが前年度の10月~3月、冬のボーナスが4月~9月頃となっています。
査定の時期に会社に在籍していなかった社員には、ボーナスを支給するための評価がありません。
ですから4月に入社した新入社員が初めて迎える夏のボーナスでは、ボーナスがない、あるいは寸志として定額を受け取るという場合が多いようです。
なお、冬のボーナスからは満額もらえることが多いようですので、楽しみにしておくとよいでしょう。
皆さんの企業では、冬のボーナスの額はいくらくらいでしょうか?
皆さまのお勤めの企業では、冬のボーナスの額はいくらですか?私が働いている会社は、手取り10万切るくらいです。大手生保会社ですが、少ないでしょうか?同業の方、特に教えて頂きたいです。
大手外資ですが、給料二ヶ月分でるっぽいです。が、…続きを読む
ボーナスは給料何ヶ月分が平均なの?
就業規則の給与に関する項目に、ボーナスは給与の○か月分と記載されていることが多いですが、一体ボーナスの額は給与の何か月分支給されるのが平均なのでしょうか。
勤めている企業規模が支給額に大きくかかわってくるボーナスですから、大手企業の場合と中小企業の場合を分けてみていきます。
大手企業は基本給の2.5ヶ月分
大手企業は労働組合がしっかりしていたり、就業規則でボーナスの割合がしっかりと決まっていることもあり、基本的に福利厚生が充実しているといわれています。
平均的にボーナスも高めの傾向があり、基本給の2.5か月分が支給されているようです。
中小企業は基本給の1ヶ月分
中小企業は給付されないという会社もあるのですが、一般的に1か月分程度が平均と言われています。
しかし、景気が良い場合や業績が上がった場合などには、経営者判断でボーナスが上乗せされたり、ボーナス時期ではない時期に特別ボーナスが出たりする可能性もあります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ボーナスは「支給しなければならない」という法律がないため、企業規模によってだけでなく、各企業間で差が激しいものです。
しかし、年に2回のボーナス支給日が、働く人たちにとって大きな楽しみであり、仕事の励みになっているのは事実です。
そして同じ会社・同じ年齢の社員であっても「実績次第」でボーナス額に差が出るので、日々の業務で成果をアピールしていきたいものですね。
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