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派遣 契約期間 いつまで

【派遣の契約期間はいつまで?】決め方や一般的な長さについて

派遣の契約期間の決め方をご存知でしょうか?派遣の契約期間の最長は3年と一応決められているのですが、3年以上働ける理由をご存知でしょうか?派遣の契約期間は最短でどれくらいのなのでしょうか?短縮したい場合や契約期間内に退職するときについても解説します。

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派遣契約期間の決め方や一般的な期間は?

派遣契約の期間は、どのようにして決めるのでしょうか。

また、一般的にはどのくらいの期間なのでしょうか。
 

派遣契約の期間の決め方

これは、採用する側の都合で設定されます。

例えば、急に前任者が退職して、次の正社員を採用するまでのつなぎとして採用する場合、短い期間を設定され、そのまま更新されません。

これに対し、事業拡大途中で人員が足りていない場合の補充として採用する場合や、そもそも正社員率が低く派遣社員で支えられている会社の場合などには、長期間の設定がされ、さらに特段トラブルがなければ更新されます。
 

派遣の契約期間は何ヶ月が一般的なの?

一般的な派遣契約は、1ヶ月、3ヶ月、6カ月のどれかで設定されることがほとんどです。

1年以上の期間をまとめて契約することはほとんどありません。

一番多いのは3ヶ月になりますが、多くの場合、最初に設定された期間ごとに契約が更新されていきます。
 

派遣の契約は途中で退職できる?

派遣は、労働者を拘束するのは派遣元との間の契約なので、やむを得ない事情があれば退職することはできます。

例えば、長期の治療が必要な病気にかかった場合などです。

このとき、派遣先の上司に退職を告げるのではなく、派遣元の企業に事情を説明して相談しましょう。

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派遣の契約期間の最長は3年と決まっている?


派遣契約の期間は3年が最長という話をよく聞きますよね。それは本当なのでしょうか。
 

派遣の社員の3年ルール

結論から申し上げますと、基本的に、同じ事業所で3年を超えて働くことはできません。

平成27年の労働者派遣法の改正により、同一事業所に対する派遣期間は原則3年という期間制限が設定されました(労働者派遣法40条の2第2項)。

このルールは、平成27年10月1日以降に締結・更新された派遣契約に適用されます。
 

派遣契約期間の制限を受けない場合

もっとも、原則という以上、例外もあります。

無期雇用派遣労働者の場合(労働者派遣法40条の2第1項第1号)、60歳以上の場合(同第2号、労働者派遣法施行規則32条の5)、事業の開始、転換、拡大、縮小又は廃止のための業務であって一定期間内に完了することが予定されている業務に携わる場合(同第3号イ)、日数が限定された業務(1ヶ月の業務が通常の労働者の半分以下の日数でかつ10日以下)に携わる場合(同第3号ロ)、産休、育休、介護休業等を取得する労働者の穴埋め業務をする場合(同第4号)です。

これらに該当すれば、派遣期間の制限を適用されません。
 

派遣社員で3年以上働ける理由

上記以外で、派遣社員が同じ事業所で3年以上働いている場合がありますが、それはなぜでしょうか。

それは、派遣先が派遣先の事業所の過半数労働組合等から意見を聞いて3年を限度として延長できるからです(労働者派遣法40条の2第3項)。

ただし、この場合でも、派遣先の事業所における同一の組織単位(「~課」など)で3年を超えて働くことはできません。

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派遣の最短契約期間は何ヶ月で設定される?


では、派遣契約は最短で何ヶ月に設定されるのでしょうか。
 

派遣の契約期間は1ヶ月更新される理由

一般的には、1ヶ月・3ヶ月・6か月ごとに更新されることが多いです。

その中で、初回で1ヶ月に設定される理由は、社会保険の加入条件に該当してしまうからです。

初回で仕事が合わないと感じて退職する場合に、保険料を引かれてしまうことへの配慮ですね。
 

契約期間を1ヶ月以内で辞める方法

このように、試用期間としての意味も込めて、初回は1ヶ月とされているため、職場に合わないと感じて退職することは、派遣先企業もある程度は想定しています。

したがって、この場合には、しっかりと理由を告げて説明すれば、理解してもらえることがほとんどでしょう。

前述しましたが、辞めるときは、派遣先上司ではなく派遣元の方へまずは連絡するようにしましょう。
 

派遣の1ヶ月更新は違法になる?

まず、労働者派遣法は、日雇い派遣(短期の派遣)を禁止しているので、30日以内の契約は違法です。

しかし、31日以上であれば日雇い派遣に当たりません。

したがって、31日以上の1ヶ月更新は違法ではありません。

契約の更新を断るのはいつまで?

契約期間を満了すれば、契約を更新しなくても問題ありません。

ですが、自分の都合で次の契約更新を断る場合は、現在の契約が終わる1ヶ月前までに契約を更新しない意思を会社側に伝えるようにしましょう。

また契約更新を断る際は、派遣会社を通して会社側に伝えるのがベストです。ただ、派遣会社に契約更新を伝えることで、次に仕事を紹介してもらえなくなるのではと心配する方もいますが、契約を更新しない理由や派遣社員として続けていく意思を派遣会社に伝えれば、今後も仕事を紹介してもらえるでしょう。

契約を更新しないことは、言いにくいことかもしれませんが、トラブルを起こさないためにも、早めに伝えておくべきことだと言えるでしょう。

契約更新を断る時の注意点

契約更新を断る際は、派遣会社と派遣先会社が納得するような理由を伝えることが重要だと言えるでしょう。

契約更新をしない理由を伝えることで、引き止められることもなくスムーズに契約更新を断ることができます。

また派遣会社に契約を更新しない理由を聞かれるのは、同じような理由で次の派遣先をやめないか心配しているからです。契約を更新しない理由によっては、派遣会社から引き止められたり、更新をお願いされたりするケースもありますので、ちゃんとした理由を説明できるようにしておきましょう。

契約更新を断る理由としては以下のような理由がよく挙げられます。

  • 他の業種や職種に就いてみたい
  • スキルアップのための勉強
  • 正社員として採用された
  • 家庭事情

他にも様々な理由で契約更新を断ることは可能ですが、派遣会社に契約更新をしない理由を伝えるときは本当にこの理由で問題ないのかということを一度考えてから伝えるようにしましょう。

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派遣契約期間を短縮したい場合や転職する方法


派遣先に馴染めない、仕事が自分に合っていないなどの理由で、派遣契約期間の短縮や転職をすることはできるのでしょうか。

また、逆に派遣先から契約期間を短縮されてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
 

派遣の契約期間を短縮する方法

まず、いくら職場に合わなかったとはいえ、メールや電話で辞める旨告げて突然辞めてしまってはいけません。

このようなことをすると、一発で派遣元のブラックリストに登録され、まともに仕事を依頼されなくなります。

辞めるときはできる限り更新のタイミングで辞めるのが良いですが、どうしても契約期間を短縮してでも辞めたい場合、派遣元・派遣先に合理的な理由を伝えて円満に辞めさせてもらえるようにしましょう。
 

派遣契約期間中に転職する方法

転職する場合も、同様に、メールや電話一本で辞めるということは控えましょう。

転職先が自分に合っていないと感じたりしたら、転職後にまた派遣に戻ることも考えられるからです。

もっとも、転職先が決まっているのであれば、転職を理由に契約を破棄することはそれほど珍しいことではないので、できるだけ派遣先の希望に協力しつつ、かつ転職先に迷惑をかけない落としどころを探して、円満に転職できるようにしましょう。
 

派遣の契約期間を短縮された場合はどうする?

では、契約期間中に期間短縮を告げられたというような場合、どうすれば良いのでしょうか。

例えば、3ヶ月の派遣契約期間が設定されていた場合、派遣先の都合で1ヶ月に一方的に変えることはできません。

したがって、この期間は契約が有効ですから、3ヶ月はその派遣先で働くことができるはずです。

もし、1ヶ月で働くことを拒否されたら、3ヶ月までの間、平均賃金の6割以上の休業手当を請求できます(労働基準法26条)。

いずれにせよ、誠実に応じようとしない場合、労働基準監督署に相談することをおすすめします。

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派遣契約期間に退職することは可能?


では、どんな理由であれば契約期間中に退職することが可能なのでしょうか。
 

派遣は体調不良なら契約途中で辞めることができる?

派遣契約は、契約である以上、途中で辞めるにはやむを得ない理由がなければなりません。

したがって、体調不良であれば、職場に出勤できないほどの重度のものでなければ認められないと考えられます。

例えば、腰痛が酷くなりまともに働くことができない、精神的に追い詰められすぎて会社に行こうとすると吐き気が止まらないなどです。
 

派遣の契約期間中に妊娠したら退職できる?

では、契約期間中に妊娠した場合、それを理由に退職できるのでしょうか。

労働基準法では、最大で8週間、産後の女性を働かせてはならないという規定があります。

また、産前でも職場に迷惑をかけてしまう可能性はあります。

したがって、契約期間中であっても、やむを得ない事情として、退職することができるでしょう。
 

派遣の契約途中で辞めても損害賠償されることはない

派遣の契約期間中に辞めたとしても、基本的には損害賠償の請求をされることはありません。

もっとも、例えば、会社の命運を握る重要な業務に携わっていて、あなたがいなければその業務が成り立たないような場合で、かつ容易に適切な人員を補充できないような場合、損害賠償を請求される可能性はあります。

しかし、多くの場合、仮に理論的には請求できるような場合であっても、賠償額はたかが知れているので、実際に請求することはありません。

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派遣の契約期間まとめ

今回は、派遣の契約期間についてまとめてきました。

派遣社員は社会的には弱い立場ですが、そんな派遣社員を保護する法整備が次第に進んできています。

正しい知識を身につけて、不利な契約を結ばないように気を付けましょう。

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