
【社長の仕事内容とは】具体例と共に詳しくご紹介
社長とはどんな仕事をするイメージでしょうか?会社員の方などは、社長という役職は遠い存在であり、共に近くで仕事をする機会はほぼ無いと言って良いでしょう。そこで、今回は普段社長とはどのような仕事をする役職なのか具体例と共にご紹介します。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
社長の仕事内容とは?
社長は仕事中、いったい何をしているのか気になる方も多いと思います。
今回の記事では社長の仕事の内容についてご紹介していきます。
実は曖昧な社長の仕事
社長の仕事は、これと言って決まった事はありません。社長といってもその形態はさまざまあるからです。
オーナーとしてお金を出しているだけの社長もいれば、経営者としてマネジメント、リーダーシップをとっている社長、少人数ではプレイヤーとして営業や製品開発、総務経理、人事を行っている社長もいます。
その在り方は、企業それぞれですし、社長それぞれです。
多くの仕事は義務ではない
社長は、その企業における「ヒト・モノ・カネ・情報」の4大資源のインプットをいかに効率良く、最大限のアウトプットにかえる事が出来るかという事が仕事です。
ですので、ほとんどの仕事が義務ではなく、自身で考え、クリエイティブして行くことが仕事です。
唯一の義務は、株主や従業員といったステークホルダーに、以下に永続的に、大きな還元ができるかを常に考え、実践する事が仕事です。
社長がやるべき仕事とは
ステークホルダーに永続的に、大きな還元を考え、実践する上で必要な、社長のやるべき仕事をここでは紹介したいと思います。
会社全体をまとめる
「会社全体をまとめる」と言うと一言ですが、これはつまり、「ヒト・モノ・カネ・情報」の資源をまずは、会社の中にインプットする事です。
① 会社に必要な「ヒト」を雇用し、必要な能力にまで育成する事
② 会社に必要な「モノ」を揃え、購入、投資する事
③ 会社に必要な「カネ」を投入し、健全に運用する事
④ 会社に必要な「カネ」を情報を集め、会社が進むべき未来への方向性やリスク管理を行う事
①~④の実践を率先して行う事が、社長の実践すべき「会社全体をまとめる」という事になります。
会社の方向性を決める
会社の向うべき方向性を決めるのは「社長」しかできません。
向うべき方向性を考え、提案する事は、経営企画部の優秀な人材ができるかもしれませんが、その方向性に「決める」という行為は、社長にしかできません。
会社の未来、ありたい姿、理想をかかげることで、ステークホルダーとそういった「想い」を共感し、事業活動を行っていくというところに、同じベクトルで仕事をする事ができ、利益を出す事もできます。
そうする事が、ステークホルダーへの還元に繋がることであり、社長自身の使命でもあります。
そして当然、会社の業績UP、成長は、社長自身の人間としての成長と収入UPにもつながってきます。
基本的には指揮官としての役割が重要
企業には、多かれ少なかれ株主や従業員、出資者といったステークホルダーがいますので、社長には、その関わる人の数だけその人達を幸せにする使命と責任があります。
「責任の重さ」はそのまま「リーダーシップ」に繋がります。ですので、必然と指揮官をしての役割を担うことになります。
社長の仕事の具体例
ここでは、社長の仕事の具体例を紹介します。
売上やお金の流れを把握する
企業を体で例えた場合に、血液とも言えるのがお金です。
マネーフローを管理、把握しておかなければ、ここが詰まってしまった場合、たちまち企業は倒産してしまいます。
毎月売上はいくらあり、どこからいくらのお金を回収してくるのか。
逆に、いつまでにどれだけのお金を支払わないといけないのか、出て行くお金はいくらなのか。差し引いて、最終いくらのお金が会社に残るのか。
このマネーフローをしっかり管理しておくことは、経営のいろはの「い」です。
会社の資金調達・管理
会社において、ひとつの事業をはじめようとした場合は資金が必要になります。
従来であれば、事業計画と返済見込計画をたてて、それを銀行に説明し、銀行の理解納得を得た上で融資を受けます。
そして、事業運営の中でお金を返し、金利を払いながら利益を出して行くのが事業活動でした。
昨今では、銀行はなかなかお金を貸してくれないので、クラウドファンディングという資金調達方法があります。これから起そうとする事業や新商品の開発などについて、SNS等で共感・協力者を募り、出資してもらうというやり方です。
銀行との間では、お金を借りたら、利子をつけて返すという形しかありませんが、クラウドファンディングは、支援者に対してのリターンの有り方が様々あります。
そういった意味では、クラウドファンディングは支援者も協力的にSNS等で気軽に広告などもしてくれるので、お金を支援するだけでなく、その後の活動についても支援もしてくれるので、非常に画期的です。
「資金調達」には信頼を共感が必要であり、支援者・融資者への「リターン」はしっかり管理して、行う事で、また信頼を得るというプラスのスパイラルになるよう社長には、多くの人から共感を得るアイディアが必要です。
会社の代表として責任を負う立場にある
社長は会社の代表者です。
ですので、会社における問題の責任はすべて社長にあります。
何か不具合を起こし、世間に迷惑をかける様な事があれば、それが従業員が起こした事であったとしても、社長が先陣に立って謝罪する必要があります。
お金が回らなくなって、資金繰りに行き詰ったとしても、それは社長の責任です。逃げることはできません。
社長が仕事をしない会社も多い?
社長が仕事をしない会社も世の中にはたくさんあります。その理由、背景等についてここでは紹介します。
社長が仕事をしない会社は意外にある
社長が仕事をしていない会社は意外とあります。
オーナーとしての社長であれば、経営の権限をマネジメント能力の高い人材を雇用し、その人に全権を任せるというスタンスをとる事が出来るからです。
それで全く問題はありません。責任と権限をお金を払って優秀な人材に投資して、自身は遊んでいても、お金という対価を払っているという図式で成立します。
仕事を丸投げする社長
優秀な人材に丸投げする事は何も問題ありません。
それで会社が上手くまわっているのであれば素晴らしいことです。
「ステークホルダーを幸せにする使命と責任」の最低限は、社員にお給料を支払うという事です。
仕事を優秀な人材に丸投げして、会社の業績が上がり、ステークホルダーへの還元が大きくなるのであれば、何も問題ありませんし、そこに不平不満を思う必要はまったくありません。
仕事の邪魔をする社長
仕事の邪魔をする社長がいるというようなことは有り得ません。
その社長に構う事も仕事の一部です。「社長は私に無駄口ばかり話しかけてきて、仕事の邪魔をするんです」なんて思って、不満を抱えているあなたは、心の位置が間違っています。
会社としての組織でみた場合は確かに邪魔かもしれませんが、あなた自身の「個」としてみた場合、社長はあなたに給料を支払ってくれる「お客様」ととらえることもできます。
社長の思っている事をくみ取り、機嫌を取る事も仕事ですし、社長を気持ちよく働かせることも仕事です。
社長が平日にゴルフに行く理由
「社長が平日にゴルフに行く」と言って、不満に思っている方に対して、その不満を解消する説明を以下に紹介します。
社員が仕事中にゴルフに行く社長
社員が仕事中だろうが、なんだろうが、社長が社員が仕事中にゴルフを行こうが行くまいが、それが仕事と関係するかしないかに関係なく、お給料をもらっている以上、決められた時間に社長からの指示である仕事(上司やお客様からの仕事かもしれませんが、ルーツをたどれば社長の指示にあたる仕事)を行っていれば良いのです。
社長は自分が出来ない事であったり、自分のプライベートの時間を有効にしたいので、お金で人材を雇用しているので、何一つ問題ありません。
接待としての役割があることも
ゴルフは接待として、お客様とラウンドする事もあります。
お客様のお休みに合わせた日がたまたま会社の仕事の日かもしれません。全てが遊びというわけではありません。
どちらにしても、雇用されている身で、その事を不信・不満・不平に思う事に意味はありませんので、気にしない事が良いと思います。
実は仕事獲得に繋がっていたりする
異業種交流会でゴルフコンペが開催されるようなこともあります。
そういった場で知り合った方と、新たなビジネスの機会に繋がる可能性もあります。
ゴルフはその人の性格がでるスポーツです。ゴルフでの立振る舞い、態度を見て、仲良くなったり、信頼関係が生まれたり、逆に信用を無くしたりする事もあります。
半日、同じ時間を共有しますので、そこで意気投合して、新しいビジネスの仲間になる事もあります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、会社で社長がどういった仕事をしているかについて紹介しました。
社長の仕事と言っても、ベンチャー企業の社長もいれば、大企業の社長もいる中で、それぞれ仕事内容は様々です。
自身の会社の経営で世の中をもっと良くしたい、貢献したいと考えている人もいれば、仕事は人に任せて、自身の時間を有意義に過ごしたいと思っている人もいるでしょう。
社長の仕事にもっと興味のある方は、ぜひ、社長の著書などを手にとって読んでみるとより一層理解が深まるのではないでしょうか?
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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