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【売り手市場は嘘?】内定が取れない理由とは

就職活動において売り手市場という言葉を耳にすることが多いと思います。ですが、実際には中々内定が出ない方もいるようです。果たして売り手市場というのは本当なのか?そうでなかったとすればどのようにすればいいのか。今回は売り手市場の実情と今後の動向についてお伝えします。

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売り手市場は嘘?と言われる理由に迫る


「今や就職活動は売り手市場だ!」などと聞いてはいても、実感が持てないという人はたくさんいます。実は売り手市場というのは嘘だという人まで出てきて、いったい何を信じてよいか分からないという人もいるでしょう。

これから就職・転職活動を始める、あるいはすでに始めている人へ、この「現在、就活の売り手市場というのが本当かどうか」ということについて分析し検証していきます。
 

有効求人倍率と売り手市場

では有効求人倍数が高ければ売り手市場といえるでしょうか。有効求人倍数は中小企業を含めた求人数を母数とした倍率です。

名の知られていないような零細企業から、超有名といわれる誰もが入社を希望するような大企業までの求人数が含まれていますし、パートや期間限定社員の求人も含まれています。

一般的に、就活をするときに真っ先に応募するのは自分がよく知っている企業だったり、ネームバリューの高い有名企業であったりします。

実際、上場企業の正規社員求人はすべての求人の約15%ほどになります。そのため『売り手市場』といえども、「希望の企業や大企業に入るのが優しい」というものではないのです。

しかもこの有効求人倍数はハローワークでの統計ですから新卒者は統計に含まれていません。ですから新卒採用の場合には、この「有効求人倍数」という数字は全くあてにならないといえるでしょう。

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売り手市場なのに内定が取れないケース


「売り手市場なのにことごとく内定が取れない。なぜだ」というオンライン上の書き込みも見られます。売り手市場という限り、求人数は就職希望者の数を上回っているはずです。内定を取るのは簡単といえそうですが、そうではないのでしょうか?
 

売り手市場なのに転職できないケース

売り手市場なのに転職できない理由は様々ですが、大きな理由として有効求人倍数には非正規雇用が多く含まれているため、多くの人が希望している「正社員求人」が少ないことが挙げられます。

また、ハローワークに求人を出していると補助金などの優遇を受けられるため「採用するつもりがないのに求人を出している」という、いわゆる『空求人』が存在するためです。

対策としては数を打って当てるということが一番ですが、その前に不採用が続いても自信を喪失しないメンタルの強さが必要となりそうです。
 

売り手市場なのに就職できないケース

新卒で就職できないケースには「大企業・有名企業」を狙いすぎて、隠れた優良企業に気づかないケースが多いといわれています。

大企業と呼ばれる企業での有効求人倍数はおよそ0.4倍、300人以下の中小企業に限ってみると6倍以上となっています。

中小企業に応募すれば内定がもらえるのに、大企業しか受けないから内定がもらえないということが往々にしてあり得ます。ぜひ、中小企業の中に隠れている優良企業を探し当ててみてください。

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2018年の売り手市場の嘘と真実を解き明かす


2018年の就職・転職市場においては「売り手市場であった」といわれています。何度も不採用通知を受け取った人にとって、この情報は嘘だったのではと疑いたくなりますが、実は「一部の業界において売り手市場であった」ということのようです。
 

嘘じゃなかった?売り手市場だった業界・職種

2020年に迫ったオリンピックの影響で建設業では有効求人数が9倍超え、接客をする職種の多い卸売業・小売業・外食産業を含む流通業界では軒並み10倍を超えています。このような業界では完全に「売り手市場であった」といってよいでしょう。

一方金融・保険業では0.2倍と低い数値であり、志望者の10人に8人は内定を取れない可能性があります。

そのため、金融・保険業を目指していた人にとっては「2018年は売り手市場だった」という情報は嘘のように感じられたに違いありません。
 

中小企業と売り手市場との関係

2018年は300人未満企業(中小企業)では9倍を超える有効求人倍率となっており、中小企業を志望していた人にとっては「売り手市場だった」という情報は正しいようです。
 

非正規雇用と売り手市場との関係

では有効求人倍数の中に含まれる「非正規雇用」の割合はどのようだったのでしょうか。有効求人倍数が1.5倍だった時、正社員の求人倍率は0.9倍でした。つまり、全求人数の中の40%ほどは非正規雇用の求人であったといえます。

「有効求人倍率が上がった」とはいっても、雇用の不安定な非正規雇用に積極的に応募している人は理由のある人です。正規雇用を目指している人にとっては「求人が多いとは思えない」という状態になっているようです。

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人手不足なのに雇わない企業の本音に迫る


では絶えず求人を出しているにもかかわらず、多くの人が不採用となっている企業についてはどうでしょうか。人手不足のように見えますが、実はそうではないという企業もあるのです。
 

優秀な人材だけが欲しい大手企業

常に求人を出しているが採用基準が厳しく、書類審査・面接で落とされている人が出ている場合もあります。そのような企業は「優秀な人材がいれば採用したい」という場合が多く、人手不足というわけではありません。

自社の採用基準を高く維持したまま「能力的に合う人がいれば」採用したいという企業は、特に大手企業に多いといわれています。
 

採用人数が激減している業界

今後の先行きが不透明で、採用人数が激減している業界もあります。ロボット化が進んでいる製造業においては従事する人も減っており、オンラインでの商売が活発化している現在商品販売や営業職も減ってきているといいます。

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売り手市場は2020年に向けてこうなる


ここまで順調に伸び続けてきた有効求人倍数。2020年のオリンピックイヤーに向けて、現在売り手市場といえるこの状況はどのように変わっていくのでしょうか?
 

2020年までは学生優位の就職戦線?

2020年までは新卒採用についていえば、学生優位の状態が続くと予測されています。オリンピックへの準備に向けて、現在伸びている流通や建設業界での求人数は一定の推移を保って行くと考えられています。
 

2020年までに人手不足になる業界・職種

建設業ではかなりの部分で機械化されており、現在増えている求人で募集をされているのは「機械化されていない分野での活躍」が期待されている人たちです。

一朝一夕で使い物になるわけではないため、能力を持った人を採用したい建設業では引き続き人手不足が予想されています。

また小売りや飲食販売業を含む流通業界において、なかなか大卒・新卒で人が集まらないことから、人手不足が続くでしょう。

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まとめ

2019年現在、確かに売り手市場といえる状態が続いています。しかしながら狙っている業界によっては売り手市場というように思えなかったり、就職活動の仕方次第ではその恩恵にあずかることができない場合もあります。
 

「売り手市場」という言葉に変に惑わされることなく、しっかりと業界分析をしながら就職・転職活動を進めていくのが無難だといえるでしょう。

 

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