
内定後の面談で聞くべきことは?質問リスト・服装・お礼の仕方も解説
内定者面談とは、企業が内定者に対して行う面談のことです。内定者の入社意思を確認したり内定者の疑問点を解消したりする目的で行います。今回は内定者面談で聞くべき質問や服装、お礼メールの書き方などについて解説します。内定者面談を控えている就活生はぜひ参考にしてください。
内定者面談の目的と内容
内定者面談とは、企業が内定を出した学生に対して実施する面談のことです。内定者の入社意思を確認したり、内定者の疑問点・不安点を解消したりすることを目的に実施されます。
例えば、次のような入社前の不安がある場合、内定者面談で会社側に疑問点・不安点を相談するチャンスです。
新卒で中堅企業への内定者ですが、入社が近くになるにつれ不安が強くなります
就職活動を夏に終えた現在大学4年の者です。
就職活動では、大手SIerを中心にみていましたが、上手くいかず、従業員1000人の非上場の中堅企業のSE職に内定をいただきました。
当初は納得していたものの、入社が近くなるにつれ不安が強くなっています。(中略)
将来のことやキャリアがとにかく心配で、もう一度就職活動をやり直すべきなのか、新卒カードを今の内定先で使ってしまっていいのか、悩んでいます。
何かアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。
この時期の内定ブルーは本当に堪えますよね…。
ご質問を拝見して当時を…続きを見る
内定者面談は就活生の不安を解消する以外にも大切な目的があります。内定者面談の目的と内容について詳しく見ていきましょう。
内定式や配属面談を経て、仕事内容・カルチャー共にこれまで聞いていたこととのギャップがあまりにも大きく、内定先に入社したくない気持ちが強まっています。
既に第二新卒の求人を検索してしまっている程なのですが、このまま入社しても良いものか考えています。
個人的にはこんな気持ちで入社してもモチベーションは上がらないし、自分にとっても会社にとっても良くないような気がしていますが、
全然入社したくなかったけれど、入社した結果なんとかなっています、という方、もしくは入社したくないから就活をやり直したという方、是非アドバイスをいただけたら嬉しいです。
入社した結果なんとかなっています、という方 こちらのパターンです。
20云年前ですが、私も入社式あたりからギャップを感じ...続きを見る
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▶︎【就活生必見】内々定と内定の違いとは?時期や取り消しについて徹底解説
入社意思の確認
内定者の入社意思の確認は内定者面談のメインの内容であり目的です。
内定者との面談を通じて入社意思を確認し、承諾に一歩踏み出せない内定者がいれば不安な点をヒアリングし、相談に乗ります。
新卒採用では、企業側はあらかじめ採用目標人数を設定しているのが一般的です。そのため、内定者面談で入社意思を確認することで、内定を辞退する内定者の数を正確に掴む必要があります。
配属先の参考にする
内定後の面談では配属先の参考にするため、希望を聞かれることがあります。
総合職などで具体的な配属部署や勤務地が募集時点で決まっていない場合、内定者面談で希望部署や勤務地、入社してからやりたいことなどが聞かれ、配属先決めの参考にされるのです。
希望した配属先になるとは限りませんが、自分の希望や意思がある場合は、積極的に伝えていくとよいでしょう。
配属希望について、配属希望を出すことになっています。
内定前のエントリーシートで書いた内容と、内定後の配属希望部署は、異なっていても良いのでしょうか?
面接時のやり取り、配属希望の書類などを用いて、配属先は決まるようです。 教えて頂きたいです。
気にせずにとことん自分の主張を言いましょう。配属は、少しでも譲歩すると…続きを見る
給与・待遇の説明
内定後の面談で、入社後の詳しい待遇を説明されることも多いです。
- 給与や手当、ボーナスなどの収入に関する説明
- 厚生年金や社会保険などの説明
- 有給休暇や社内制度など福利厚生の説明
内定者面談では、具体的な給与面の説明や、年金や保険の説明、有給休暇や福利厚生などの説明を受けるのが一般的です。
選考中には聞きづらかった待遇面に関しても、内定者面談のタイミングで質問してみるとよいでしょう。
内々定者セミナーがあるのですが、そこで給与や福利厚生などについて聞いても大丈夫でしょうか?
IT企業に内定を頂いている学生です。この企業の志望度はまあまあ高いのですが、正直どこの企業に1番行きたいか決めきれません。
そのため、企業のお金の部分や悪い点を聞いて判断したいので今度行われる内々定者セミナーで聞きたいと考えています。
そのため、給与面や客先常駐など面接では聞いてはいけないとされているような質問をしても大丈夫かどうかお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
悪いところも聞いた方が納得できるなら聞いた方が良いですよ。
後でこんなはずじゃとなるくらいなら…続きを見る
内定者のフォロー
就活を終えて、いざ内定が決まったとしても、はじめての社会人、はじめての業務、新しい環境に、日々不安が大きくなってしまう内定者も少なくありません。
そうした内定者の悩みを解消するために、不安や疑問を解決できる場として内定後面談を実施します。
不安や疑問が浮かぶのは当然です。内定者面談では自身の気になることを正直に質問して、悩みを解消していきましょう。
内定辞退の回避
内定辞退を回避し、内定承諾者を確保するのも内定者面談の目的です。
企業は内定辞退率を下げるために、内定者面談での質疑応答を通して内定者の不安を解消するよう努めています。
内定が出てから入社まで半年以上の期間が空くこともあり、内定者の入社意欲が低下しないよう、複数回面談を行う企業も珍しくありません。
入社意欲を高められるよう、内定者一人ひとりと面談を行っているのです。