
【ディテールの意味とは】使い方を例文を交えてご紹介
ディテールとは、どのような意味なのでしょうか?よく会社やビジネスでは、ビジネス用語を交えてコミュニケーションをとります。しかしながら、ビジネス用語を把握しておかないと、齟齬が起きたりとコミュニケーションが円滑にできない可能性があります。そのため、ビジネス用語はしっかり覚えておくことをオススメします。今回はディテールの意味についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
ディテールについて
「ディテール」という言葉は、あらゆる場面で一般的に使われているカタカナ語のひとつです。「ディテールが凝っている」といった表現はよく目にすると思われます。
今回は、「ディテール」という言葉がもつさまざまな場面での意味と使い方についてご紹介していきます。
ディテールの意味
「ディテール」は、英語の「detail」からきています。Weblio英和辞典によると、「detail」には次のような意味があります。
- 細部
- 細かい面・細部の装飾
- 枝葉のこと・つまらないこと
- 分遣隊
日本語で「ディテール」と表現する場合は、一般的に「物事や状況全体の細かい部分」という意味で使われています。
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ディテールとディティールの違い
までに「ディティール」という表記の言葉を「ディテール」と同じ意味として使っていることがありますが、実際英語の「detail」の発音は「ディテール」に近く、グローバルな環境を考慮しても「ディテール」と統一して使用した方がいいでしょう。
ディテールの対義語
「ディテール」と反対の意味を持つ対義語には次のようなものがあります。
-
アウトライン
- 英語の「outline」からきている言葉で、「概要」といった
物事の大枠を指す意味をもちます。
- 英語の「outline」からきている言葉で、「概要」といった
-
サマリー
- 英語の「summary」からきている言葉で、「要旨・要約」という
全体のまとめを表しています。
- 英語の「summary」からきている言葉で、「要旨・要約」という
ファッションでのディテールの意味
「ディテール」という言葉を多用している業界のひとつがファッションです。
ここでは、ファッションにおける「ディテール」の意味と使い方について確認してみましょう。
ファッションでのディテールの意味は?
ファッションにおける「ディテール」は、「細部」という意味をベースにしています。そこから、「服やデザインの細部」を指す言葉として使われています。
服全体ではなく、基本的な部分を構成するネックライン・カラー(襟)・スリーブ(袖)といった部分のことを「ディテール」と表現します。
ファッションでのディテールの使い方と例文
「ディテール」という言葉をファッション業界で使っている具体的な例には次のようなものがあります。
- この服はディテールにこだわっている
ここでは、「服の細かい部分」という意味で使われています。デザインそのものだけではなく、その細部の仕上げにまで言及しています。
ファッションでのディテールと着こなし
ファッションにおけるディテールは、その服の第一印象には直接的には関係ないことが多いものです。
しかし、実際に着こなすとなると、その服の素材や細かいデザインなどが需要なポイントになります。
例えば、ワイシャツを選ぶ際は、第一印象に関係する全体としてのデザインだけではなく、袖口の細かいデザインや素材(ディテール)が長く快適に着こなすためには欠かすことができないということです。
ビジネスでのディテールの意味
ビジネスにおいても、「ディテール」という言葉は使用するケースがあります。
ここでは、ビジネスにおける「ディテール」の意味と使い方について確認してみましょう。
ビジネスでのディテールの意味は?
ビジネスでは、「計画や予定の詳細」を指す言葉として「ディテール」が使われています。
決して、頻繁に使われているものではありませんが、「物事の詳細部分」を表す言葉として知っておくと役立つ場面があるでしょう。
ビジネスでのディテールの使い方と例文
「ディテール」をビジネスで使用する例としては、次のような場面が考えられます。
- 今回の会議では、新企画のディテールについてご説明します。
ここでは、「新企画の詳細部分」を指す言葉として「ディテール」が使われています。
医薬品営業(MR)でのディテールとは?
ビジネスの場面で「ディテール」を一般的に使用している業界が、医薬品営業(MR)です。医薬品営業における薬品の説明行為や宣伝は、「ディテール」と呼ばれています。
直接訪問ではなく、電話やオンライン上で行う「ディテール」は「遠隔ディテール」と呼ばれ、新しいスタイルの営業方法として注目されています。
建築でのディテールの意味
建築の世界でも、「ディテール」という表現は使われます。ここでは、建築における「ディテール」について確認してみましょう。
建築でのディテールの意味は?
建築における「ディテール」は、建物全体の印象ではなく、デザインや詳細デザインといった細部を指しています。
また、インテリアや内部装飾の細部についても含んだ意味として捉えることが一般的です。
建築でのディテールの使い方と例文
実際に「ディテール」という言葉を使う例としては、
- この部屋はディテールまで設計士の細やかな想いが感じられる
というように、全体の印象ではなく、細かいデザインや設計といった細部を指して使われる言葉です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
「ディテール」の詳細を意識して知ることは、いろいろな分野についての知見を広げるために重要な作業です。
「ディテール」がもつ「全体像の中の細部」というニュアンスは、ただ「細かい部分」を指しているのではなく、あくまで「全体を構成する重要な要素のひとつひとつ」という意味で使われている、というのがポイントです。
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